目指せ!マイナンバーカードの普及
みなさん、マイナンバーカード持っていますか?
マイナンバー制度が始まって、かれこれ4年ほど経ちます。
マイナンバー制度というのは、住民票がある人個人個人に12桁の番号が通知されるというものです。
しかし、通知された=マイナンバーカードを持っているというわけではありません。
マイナンバーカードは申請しないと取得はできないのです。
ただ、12桁の番号が書かれた紙は”通知カード”で、マイナンバーカードではないのです。
マイナンバーカードの申請の仕方
マイナンバーカードの申請は、4つの方法があります。
1 郵便で申請
通知カードと一緒に送られてくる個人番号カード交付申請書に必要事項を記入して顔写真を貼り、交付申請書の送付用封筒に入れて郵送します。
個人番号カード交付申請書と交付申請書の送付用封筒は、マイナンバーカード総合サイトからダウンロードできます。
2 パソコンで申請
まずは、デジカメやスマホなどで顔写真を撮ります。
その写真をパソコンに保存します。
次に、交付申請用のサイトにアクセスし、指示に従いながら入力し、パソコンに保存した顔写真を添付して送信します。
3 スマートフォンで申請
通知カードと一緒に送られてきた交付申請書のQRコードを読み込み、申請用のサイトにアクセスします。
申請用のサイトの指示に従って顔写真を登録し(あらかじめ写真を撮らなくても、操作の途中で撮影することもできます)、必要事項を記入していき、送信します。
4 まちなか証明写真機で申請
まちなか証明写真機とは、あの証明写真を撮るブースの事です。ショッピングモールなどにあるアレです。
証明写真機のタッチパネルから「個人番号カード申請」を選び、お金を入れた後、通知カードと一緒に送られてきた交付申請書のQRコードを証明写真機のバーコードリーダーにかざします。
写真機の案内に従って、必要事項を入力して、最後に顔写真を撮影して送信します。
マイナンバーカード申請時の注意点
申請の4方法を説明しましたが、スマートフォンとまちなか証明写真機で申請する場合は、交付申請書のQRコードが必要となってきます。
ですので、通知カードと一緒に届いた交付申請書は捨てないようにしなければいけません。
って、すでに無いっていう人も多いかと思います・・・。その場合は郵送かパソコンで申請してくださいね。
マイナンバーカード申請から受け取りまで
マイナンバーカードを申請してから、約1か月後にマイナンバーカードが届くかと思いきや、届きません(笑)。
まず届くのが交付通知書というはがきです。
その交付通知書のはがきと、マイナンバーの通知カード、そして免許証などの身分証明書を持って、交付通知はがきに書いてある受け取り場所に取りに行かなければいけません。
そして、やっと、やーーーーっとマイナンバーカードが手に入ると言うわけです。
面倒くささが祟ってかマイナンバーカードの普及率は13.9%
ここまで読んでいて思いませんでしたか?め、面倒くさい・・・・って。
もうね、自分で書いていても思いますもん、面倒くさいって(笑)。
「結局、12桁の番号がわかればそれでいいんでしょ、じゃあ通知カードでいいや」って思っちゃいますよね。
そして、実際マイナンバーカードを使う機会が無いっていうのも、マイナンバーカードを作らない人が多くなる一因ではないでしょうか?
マイナンバーが必要なのって、銀行口座を開設するときとか、年末調整の書類を出すときくらいしか思いつきませんもんね。
で、その結果が2019年8月末のマイナンバーカード普及率13.9%という数字な訳です。
2022年度には1億枚以上の普及を目指す?!
しかし!なんと政府は強気です。
2019年8月末現在のマイナンバーカード普及率13.9%、枚数にして約1772万枚を、2020年7月末までには3000万~4000万枚、そして2022年度には1億枚以上普及させる!と目標にしているのです。
え?無理じゃない?なんて素直な言葉が口を突いて出てきますが(笑)、どうも政府的には本気なようです。
マイナンバーカード普及のために政府が考えていること5つ
もちろん、政府も普及啓発だけで普及するなんて甘く考えてはいません。
マイナンバーカードを作りたくなるような、色々な策を打ち出してきています。
1. マイナンバーカードの健康保険証利用
これはこのブログでも以前に書いたことがあるのですが(こちら)、厚生労働省によると、2021年(令和3年)3月から本格的に運用を開始するようです。
2. マイナンバーカードのお薬手帳利用
こちらは、2021年(令和3年)10月から始まるようです。
薬剤費の節約につなげるためなのだそう。
3. マイナンバーカードのハローワーク活用
2019年度より、マイナンバーカードを持っている人は、雇用保険の求職者給付の申請時に、写真の添付が不要となります。
また、教育訓練給付金は、マイナンバーカード認証で電子申請ができるようになります。
2023年(令和4年)以降には、マイナンバーカードをハローワークカードとして使えるようになります。
4. マイナンバーカードの納税手続き活用
2020年(令和2年)10月から、年末調整や確定申告に必要な書類、例えば収入関係の情報や、保険料控除証明書、医療費情報、住宅ローン残高証明書などが一括で手に入り、自動的に申告書に入力することができます。(e-Taxを利用している場合)
5. マイナンバーカードでポイント還元
2020年9月以降に、マイナンバーカードを持っている人に対して25%のポイント還元が行われる予定です。
こちらはまだ本格的に決定となったわけではありませんが、マイナンバーカードを持っている人が、一定額を一括前払いして的キャッシュレス決済をした場合、最高5,000円分のポイントが返ってくるというものです。
その名も「マイナポイント」と言うそうです。
他にもいろいろな構想があるようです
これら5つの他にも、色々とマイナンバーカードを活用する構想があるようですが、今のところ開始の時期がはっきりしていて、大勢の人に影響があるのが上記の5つでした。
マイナンバーの活用はいいと思うけれど
制度が始まってしまっているマイナンバーを活用するのは、制度が無駄になるよりはずっといいと思います。
が。
なんだろう、ポイント還元だけ毛色が違うような(笑)。
マイナンバーは、よほどのことが無い限り一生同じ番号を使っていくことになるとっても重要なモノです。現に、マイナンバーの通知にもそう書いてありますし。
健康保険や税金に関しては、国の制度なのでマイナンバーを大いに活用するのはわかるのですが、毎日の買い物にまでマイナンバー!?とちょっとびっくりしたわけです。
セキュリティ対策が大変そう
マイナンバーが大事なものだけに、マイナンバーカードを作ってもずっと持ち歩くとか、毎回レジで提示するとか心配ですよね。
マイナポイントの場合は、キャッシュレス決済の口座に紐づければOKで、支払うたびにマイナンバーカードを見せたりする必要はないそうですが、保険証として利用する場合、やはり病院までマイナンバーカードを持っていくことになりそうですよね。
紛失や盗難に遭った場合や、情報が漏れないようにするセキュリティ対策がしっかりしているとわからないと、なかなか使おうという気にはならないのではないかもしれません。
まぁ、そこら辺のことは政府がしっかり対策してくれる・・・・と信じたいですね。
マイナンバーカード、作る?作らない?
さて、これからマイナンバーカードを作る人は増えるのでしょうか?
どうなるか見守りたいですね。