幼少時から知育玩具を与えることで天才が育成可能?
2017年に引退するまで最高齢現役、その他にも最高齢勝利、最高齢対局、現役勤続年数、通算対局数など将棋界における数々の記録を保持している加藤一二三九段。
その一二三九段が62年間もの間保持していた14歳7か月での史上最年少棋士の記録を、2016年に藤井聡太(現七段)が塗り替え、史上初の中学生棋士となりました。
その後も加藤一二三九段が保持していた最年少記録を次々に更新している藤井聡太七段。
希代の天才にあやかろうと、藤井聡太七段が幼少時に使っていたとされる知育玩具がマスコミに紹介されると、一時欠品になる程の人気商品となりました。
知育玩具って何?普通の玩具と違うの??
知育玩具とは、知識を増やす為の教材的な要素だけでなく、自分で考え表現する事などを通じて知能全般の発達を促進することを目的とした玩具です。
子供は元々何でも玩具にしてしまいますが、アイデア次第で遊び方の幅が大きく広がるような工夫がされています。
大人が遊んでも、なかなか面白いものも有ります。
藤井聡太七段が3歳頃から遊んでいたとマスコミに紹介され話題になった積み木「キュボロCuboro」
藤井聡太七段はcuboro standardを2セット組み合わせて使っていたそうです。
この「キュボロCuboro」とは、スイスのキュボロ社が開発した知育玩具です。
キュボロ社が最初に発想を得たのは、1979年だったそうですが、実際に市場に発表されたのは1985年だったそうです。
日本に輸入されたのは、2004年からでした。藤井総太七段の年齢から考えると、日本に輸入され始めてすぐに手に入れていたことになります。
親御さんの先見の明には驚かされますね。
しかし、キュボロには少し問題が。それはキュボロはちょっと値段がお高め…ということです。
藤井総太七段が遊んでいたというスタンダードで、約3万円ほどになるのです。
ということで、今回当家にやってきたのは、『VARIS(ヴァリス) キャッスルラビリンス』
|
こちらのVARIS社は、ラトビアで1988年に創業された木製のおもちゃのみを製造販売している会社です。
キャッスルラビリンスのような知育玩具の他にも、木製のミニチュアハウスや、木製のお城などのおもちゃを販売しています。
そんなVARIS社のおもちゃの一つ、キャッスルラビリンスは、溝が切って有ったり、穴が開いていたり、スロープになっていたり等、形状の異なる木製積木とビー玉のセットです。
積木のように積むことはもちろん、色々組み合わせてビー玉を転がすコースを作ることができます。
また、積木の入っている箱にも穴があいており、こちらも積木と組み合わせることでコースの一部とすることも可能です。
早速(大人が)コースを作って、2歳児にビー玉を手渡すと、木を転がるガラスのビー玉の音も良かったのか、物凄い食いつきようです。
積木が少し軽いのか、曲がり角のパーツなどは、ビー玉が通るとずれてしまうことがありましたが、それが原因で遊べないと言うほどの問題ではありませんでした。子供の力だけで綺麗にビー玉が転がるコースを作るとなると、もう少し手先が器用にならないと難しそうですが、成長にともなってできることも増えていきますので、飽きずに長期間遊べそうです。
面白さは万国共通。シンプルなモノの方が長く使えそう。
今回ネットなどで知育玩具を見ていると、キュボロ社やヴァリス社のものの他にも、同じような商品が何種類もありました。
生産されている国もワールドワイドで、どこの国の子供にも共通して『面白い』と感じられる玩具なのだと感心します。実際大人が使ってみても面白いです。
商品によっては、ビー玉の転がる速度がゆっくりであったり、音の鳴るパーツがオプションで用意されているなど見ているだけでも楽しいですよ。
すでにある積木と組み合わせることで、単品で使うよりも大きなコースができるなど、どんどん遊びの規模が広がります。
この様なおもちゃで遊ぶことで、自然と3次元での構成力や、倫理的な考え方、自分独自のコースをを考え作る創造力や、物を完成させるために必要な集中力などを身に着けることができるのは、親にとってはありがたいことです。
子どもが楽しみながらできるということが一番の魅力だと感じました。