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「ぬるぽ」「ガッ」のお約束が20周年を迎えた
今は見かけないようで見かける「ぬるぽ」「ガッ」の流れ
掲示板に「ぬるぽ」と書き込んだら、次に書き込んだ人が「ガッ」をする。
今このお約束の流れがわかる人は、どのくらいいるのでしょうか?
なんと、この「ぬるぽ」「ガッ」のお約束の流れが、2022年6月20日で20周年を迎えたそうです。
2002年6月20日、当時の「2ちゃんねる」と呼ばれるネット掲示板に、
「NullPointerExceptionを『ぬるぽ』と呼ぶスレ」
が立ち、なぜかそこから「ぬるぽ」「ガッ」のお約束の流れが始まりました。
このお約束の流れには、アスキーアートがつくことが基本でした。(たまに文字だけのこともありましたが。)
アスキーアートとはなに?と思わる方もいらっしゃるかもしれませんね。
アスキーアートとは、ASCII文字コードに含まれている記号や文字でイラストなどを表現することです。
(*^-^*)や( ノД`)シクシク…なども、アスキーアートの一部ですね。
なので、このお約束の流れだと
Λ_Λ
( ・∀・)<ぬるぽ
と、打ち込むと
Λ_Λ \\
( ・∀・) | | ガッ
と ) | |
Y /ノ 人
/ ) < >_Λ∩
_/し’ //. V`Д´)/
(_フ彡 /
と、レスが付くわけです。
この「ぬるぽ」「ガッ」のアスキーアートは、多岐に渡り、上に描いた以外にもたくさんのバージョンがあります。
ちなみに、大元の「NullPointerException」は、プログラマーさんの間では知られた単語なのだそうですよ。
私は、「ぬるぽ」から先に覚えたクチですけれど。
「くぁwせdrftgyふじこl」も何気に19周年
くぁwせdrftgyふじこl
何を書いてるんだ?と思われると思いますが、こちらも2ちゃんねる全盛期の決まり文句(?)なんです。
「くぁwせdrftgyふじこl」は、びっくりした時や悲鳴を上げたい時、混乱した時を表すために使うモノです。
なんて読むかは全くわからないのですが、後ろのひらがな3文字を取って「ふじこ」と呼ばれていました。
この意味不明な文字の羅列「くぁwせdrftgyふじこl」も、なんと2022年5月17日で、19周年を迎えていたのです。
こう考えると、「ぬるぽ」「ガッ」とほぼ同時期に流行っていたんですね。
ちなみに、「くぁwせdrftgyふじこl」文字列を覚えるのは難しいですよね。
でも、日本語キーボード(ローマ字変換)のQの行とAの行を交互に打ち込んでいくと…
q→a→w→s→e→d→r→f→t→g→y→h→u→j→i→k→o→l
となりますよね。
qaで「くぁ」、seで「せ」、huで「ふ」、jiで「じ」、koで「こ」が、ひらがな変換されて
くぁwせdrftgyふじこl
となるわけです。
これで、あなたも今から「ふじこ」を簡単に打ち込むことができますね。
まぁ、打ち込む機会があればぜひこのコツ(?)を使ってみてください。
「(←なぜか変換できない)」も19周年だった
そして、今もたまに見かける「(←なぜか変換できない)」。
こちらは、なんと21周年で「ぬるぽ」「ガッ」より長い歴史がありました。
こちらも発祥は2ちゃんねる。初登場は2003年11月30日。
とある人が、冗談か本当に知らなかったのかはわかりませんが、
雰囲気(ふんいき)
と漢字変換がしたかったのですが
ふいんき
と打ち込んでしまい、読みが違うため雰囲気の漢字に変換できませんでした。
しかし、書き込んだ方はめげません。「ふいんき」とそのまま打ち込み、その後ろに
ふいんき(←なぜか変換できない)
と付け加えたのです。
これが、2ちゃんねるユーザーの心にヒットしたらしく、読みに近い響きで変換できない言葉、例えば
たいくかん(体育館:たいいくかん)
げいいん(原因:げんいん)
れーぞうこ(冷蔵庫:れいぞうこ)
などをわざと打ち込み、そのあとに「たいくかん(←なぜか変換できない)」という感じで、(←なぜか変換できない)を付け加えボケるというお約束があったのです。
今も、たまーに「ふいんき(←なぜか変換できない)」という書き込みを、コメント欄などで見かけますが、「”ふいんき”ではなく、”ふんいき”ですよ」という丁寧な訂正コメントが付く方が多いです。
なにせ、21周年ですからね。当時を知らない人からしたら「(←なぜか変換できない)」が、所謂お約束だなんてわかりませんもんね。
私にとっては、「ぬるぽ」「ガッ」も、「くぁwせdrftgyふじこl」も、「(←なぜか変換できない)」も、とってもなじみ深いネットのお約束なんですが、もう20年も前のことなんですね…。
あ~、自分も年を取ったなぁ。