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ヴィーガン、ペスカタリアン、リキッダリアン、ブレサリアンを知ってますか?
世の中にはいろいろな主義の人がいますよね。
食べ物に関しても、最近ではいろいろな主義を持った人がいますよね。
私の友人にもヴィーガンとペスカタリアンはいますが、正直、絶対にマネはできないです。
もっとも私のヴィーガンの友人はちょっといい加減で、インドカレーなら大丈夫と連れて行ったら、なんと「チーズカレー」を頼みました!
曰く、にっこり笑って「バケーション中なのでヴィーガンは休憩」って・・・
今回は、そんな菜食主義者たちについてです。
ベジタリアンの進化系のペスカタリアンとヴィーガン
食べ物の主義でよく知られているのが、ベジタリアン(菜食主義者)ではないでしょうか。ベジタリアンは基本的に野菜を食べるのですが、卵はOKとか、乳製品はOKだとか細かい分類があるみたいです。どのタイプのベジタリアンになるのかは自分で決めるようです。
ベジタリアンより少し食べるものの範囲が広がるのが、ペスカタリアンと呼ばれる人です。ペスカタリアンの人は、肉類は食べないのですが、魚介類・乳製品・野菜はOKです。
逆にベジタリアンより食べるものの範囲が狭まるのが、ヴィーガン(純粋菜食主義者)と呼ばれる人です。
ヴィーガンの人は、卵も乳製品も、動物由来のものはすべてNGです。なので、豆腐の燻製や味噌漬けをチーズの代わりとしたり、プルーンピューレをバターの代わりにしたりしています。
チーズやバターの味は好きだけど、原材料が好きじゃないということなんでしょうね。味が好きなら素直にそのものを食べればいいのにと雑食の私は思うのですが・・・。
肉も魚も乳製品も野菜も好きな私は、ヴィーガンの人の食生活にびっくりしたものですが、それよりもびっくりする食生活を貫く人がいたのです。
リキッダリアンは液体だけで固形物をとらない
リキッダリアンとは、名前から想像は付くと思いますが、液体しか摂取しない人のことです。
ジュースや豆乳、時にはアルコールという人もいるそうです。
まぁ、でも、野菜スムージーなどを飲んでいると考えると、固形じゃないだけでベジタリアンの進化系と考えてもいいのかもしれませんね。
リキッダリアンの人は卵などを含む流動食もOKなのかどうかはわかりませんが(周りにリキッダリアンの人がいないのでわからないのです)、とにかく固形物は取らない食生活を送るようです。
確かに、ジュースなどをたくさ飲むと、糖分も取れるし、水分でおなかもタポタポになりおなか一杯になったような気になりますが、トイレに行ったらあっという間におなかがすくのでは?と思ってしまいます。
リキッダリアンの人たちは、そんな感覚じゃなく液体=しっかりした食事なんでしょうね。
生きていけるのか?光合成をする人間?ブレサリアンは何も食べない飲まない
リキッダリアンでも、かなりびっくりだったのですが、上には上があるものです。
なんと、飲んだり食べたりせず、呼吸だけで生きる主義(?)の人がいるのです。
そういう人たちはブレサリアンと呼ばれています。(飲み物を飲む人もいますが、水やお茶など栄養のない水分のみを取るそうです。)
何も飲んだり食べないで生きていけるの?と思いますよね。私もそう思うのですが、実際世界中には10人ほどいらっしゃるそうです。
インドのブララド・ジャニさんは、1940年から一切何も口にしていないそうです。
彼は、ヒンズー教の苦行者のサドゥだったそうですが、苦行のために飲食を一切しなかったわけではなさそうです。
ご本人曰く、11歳の時にカリ、ラクシュミー、サラスワティーの3女神が姿を現し、ジャニさんの唇に指先を当てて「もう食べることに憂う必要はありません」と告げられて以来、飲食をしなくても大丈夫になったのだとか。
そして、何よりすごいのがジャニさんが本当に飲食せずに生きているのか2回も実験が行われたということです。
1度目は2003年、インドのスターリング病院で10日間、2度目は2010年インド国防相主導で15日間、監視実験が行われました。
そして、どちらの実験でもジャニさんは飲食しなかったそうです。その上、実験の間トイレにすら行かなかったのです。
もちろん、監視されている間は色々な医療的な観察も行われていたのですが、1度目の実験に立ち会った、放射線科のサンジャイ・メータ医師曰く
”膀胱で尿の造影は認められたが、それは再び膀胱で吸収されてしまった”
とのこと。
まあ、自分の膀胱で尿を吸収できるのなら、トイレに行く必要はなくなるのはわかりますが・・・・。体内の水分を体外に出さずに循環させることによって、何も飲まなくてもよい体になったんでしょうかね??
2度目の実験立ち会った神経学者のサディール・シャー博士は、
”ジャニさんの体で何が起こっているのかはわからない。でも、もしかしたら日光がエネルギー源なのかもしれない”
という仮説を述べたといいます。
その仮説を裏付けるかのような、ブレサリアンの人が、これまたインドに存在していたのです。
その人物とは、ヒラ・ラタン・マネクさんです。
この方は自ら太陽からエネルギーを得ているから空腹を感じない、とはっきり言ってたそうです。
マネクさんも、数度監視実験をされており、1995年~1996年には211日間を水だけで過ごし、2000年~2001年には411日間、そして2001年にアメリカのNASAに招かれ、その科学者の前でも130日間断食をしたそうです。
しかし、その後マネクさんが飲食していることが発覚し、完全なるブレサリアンとは言えなくなったそうですが、それでも監視実験中は本当に何も食べなかったのですから普通の人間よりはブレサリアンに近いのでしょう。
(ちなみに、ものを食べてしまった理由は、天候不良が長く続いたため、太陽エネルギーが十分に吸収できなかったからだそうです。)
ブレサリアンは特殊な腸内細菌をもつ人なのか?光合成?
ブレサリアンの人が、なぜ飲食せずに生きられるのか、その理由はまだはっきりとはわかっていません。
一説には、腸内細菌(もしくは微生物)が関係しているとも言われていますが、それも科学的に証明されたわけではありません。
光合成をする説もありますが、体が緑なのかな・・・・
ヴィーガンや、リキッダリアンは自分の意志でなれる気がしますが、個人的にブレサリアンはまた別な気がしてなりません。
実際、ブレサリアンになることを目指していたスイスの女性が2011年に餓死したという事件も起こりました。
ブレサリアンになるには、持って生まれた特殊な体質がなければ無理なのでは?と思ってしまいます。
何を食べるかは自由だと思います。
無理やり流行に乗るのではなく、自分がおいしく、幸せに食べられるものを食べ、健康でいるのが一番ですよね。