自粛期間中に大ブームとなった例のゲームが気になる
名前は知っていた「どうぶつの森」
新型コロナウィルスがだんだん深刻な状況になりつつあった、2020年3月20日。
大人気のゲームシリーズの最新版がリリースされました。
そうです、Nintendo「あつまれどうぶつの森」です。
「あつまれどうぶつの森」については、別の記事でちょろっと触れてます。
その後、緊急事態宣言が出され、学校が休校になったり、会社もリモートワークや在宅勤務が多くなったこともあり、「お籠り生活」にぴったりな「あつまれどうぶつの森」は大ヒットとなりました。
かくいう私は、「どうぶつの森」という名前は知っているものの、ゲーム自体をプレイしたことはありませんでした。
CMで見かける内容が、どうぶつの森に対する知識のすべてという感じです。
が。
家族が俄然興味を持ち始めました。
ブームに乗って「どうぶつの森」デビューしたい
SNS上には、「あつまれどうぶつの森」のスクリーンショット(?)が沢山アップされ、やれリュウグウノツカイを釣ったやら、青いバラが咲いたやら、お友達が島に遊びに来たやら、物凄く楽しそうな雰囲気が伝わってきます。
それを見ていた家族が、「やってみたい」と。
確かに、ゲームの系統はほのぼのしており、時間制限もなく自分のペースででき、その上友達との交流もできるとなれば、ストレス緩和になるかな、と思いました。
旅行など、お出かけができない分の予算をこちらに回しても罰は当たらないかな~と、そんなに言うのならデビューして見たら?ということになったのです。
Nintendo Switchが手に入らない!!
いきなりの難関 Switch本体が手に入らない
じゃあ、まずNintendo Switchを買おうか、なんて気軽に言ってはみたものの・・・
え?どこもかしこもSwitch本体が売切れてる!
そうです。「あつまれどうぶつの森」をプレイするのに必要な、Nintendo Switch自体が手に入らないことに気付いたのです。
Nintendoの公式サイトでも、家電量販店の公式サイトでも、すべて「売り切れ」「入荷未定」。
もちろん、Switch自体の人気が高いのもあったのですが、新型コロナの影響で部品の調達がままならないため、生産数が限られてしまったというのも売り切れを加速させた理由でもありました。
抽選に申し込むもハズレ続き
正規販売店、正規販売代理店の「Nintendo Switch抽選販売」に申し込むも、ハズレ、ハズレ、またハズレと一向に当たる気配すらありませんでした・・・。
くじ運ないもんなぁ(涙)。
だからと言って、転売ヤーからバカ高いSwitchを買うなんて気は毛頭なかったので、地道に抽選があれば申し込む、ということを続けていました。
転機は友人からのメッセージ
そんなある日、アメリカの友人から1通のメッセージが届きました。
なんてことはない、ただ日本の状況はどうかと私を心配してくれるメッセージでした。
元気に過ごしている旨を書いた後、何気なく
「実は、Nintendo Switchを買おうとしているんだけど、全然買えない!抽選に外れまくっている」
と近況?を付け加えると、アメリカでも売り切れ続出なんだとの返事がきました。
世界中で大人気だなぁと、Nintendoの凄さに感心しきりで友人とのメッセージは終わったのです。
が。数週間後。
再び、その友人から写真付きでメッセージが送られてきました。
そこには、Nintendo Switchが写っているではありませんか!!!
その上、私の分まで手に入れてくれたと。
ひえええええ!!!なんてありがたい!!!
そんなこんなで、アメリカの友人からNintendo Switchを日本に送ってもらうことになったのです。
Nintendo Switchの国際郵便は課税される?!
Nintendo Switchは関税が課される?
さて、アメリカから国際郵便で送られてくるNintendo Switchですが、個人から個人へ送る物であっても、
関税と消費税が課されることとなります。
そうです、税金を払わないといけないんですね。
何故なら、Nintendo Switchの課税価格が1万円を超えるからです。
個人で使う物であれば、
海外小売価格×0.6
が課税金額になるそうです。ふむふむ。
税金は届いた時に支払った
いよいよ、荷物が届きました!
関税はどうやって支払うのかドキドキしていたのですが、なんと、配達をしてくれた郵便局員さんに直接支払えばOKとのことでした。
日本郵便株式会社郵便局が、私に変わって納税をしてくれるんだそうです。
実際に払った税金はこちら
まずは、こちらの国際郵便物課税通知書に書かれた、1,700円
そして、通関手数料の200円(郵便局が私の代わりに通関手続きをしてくれたのでその代金)
計1,900円でした。
Nintendo Switchの関税は結局ただ?
国際郵便物課税通知書を見てみると、
関税価格:19,053円 税率:FREE 税額:0円
となっていました。
関税価格は、友人がインボイス書いた Game console 300USDに0.6を掛けたものを日本円に換算した額だと推測できます。
(ちなみに、1USD=105.85円で計算したっぽいですね。)
しかし、関税の欄の上にある、品名の内容を見てみると
CUSTOMS DUTY FREE GOODS
と書かれています。
ん?ってことは、Nintendo Switch自体は免税品ってことなんですかね?
気になったので調べてみましたよ。財務省関税局のホームページの実行関税率表(2020年6月27日版)によると、Nintendo Switchは、第20部:雑品の第95類: がん具、遊戯用具及び運動用具並びにこれらの部分品及び附属品 に当たるようで、その類注には
1 第 9504.50 号には、次の物品を含む。
(a) ビデオゲーム用のコンソール(テレビジョン受像機、モニターその他の外部のスク リーン又は表面に画像を再生するものに限る。)
(b) ビデオスクリーンを自蔵するビデオゲーム用の機器(携帯用であるかないかを問わ ない。)
この号には、硬貨、銀行券、バンクカード、トークンその他の支払手段により作動す るビデオゲーム用のコンソール又は機器(第 9504.30 号参照)を含まない。
財務省関税局実行関税率表注類
となっていました。
そして、その税率を見てみると、「無税」と書かれていました。
消費税と地方消費税はばっちりかかる
Nintendo Switchは免税品だけれども、消費税と地方消費税はばっちりかかるらしく、それが1,700円ということみたいですね。
でも、書かれている税額 消費税:1,482円+地方消費税:394円を足すと1,876円なんですけどね・・・。176円どこに行ったんだろう??
こちらも気になったので調べてみると、100円未満は切り捨てになるようで、消費税:1,400円+地方消費税300円となったようです。
ありがとう、切り捨て!(笑)
個人輸入の税金の支払いはスムーズに終了
図らずも、Nintendo Switchを個人輸入する形になったのですが、難しそうと感じていた関税関係は、スムーズに終了しました。
もし、アメリカからNintendo Switchを個人輸入することになる人がいらっしゃるのなら、参考になれば幸いです。