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大人気ゲーム”どうぶつの森”の最新版 あつまれどうぶつの森が2020年3月20日に発売
任天堂の大人気ゲームシリーズ どうぶつの森
任天堂の大人気ゲームのどうぶつの森シリーズの最新作、”あつまれ どうぶつの森”が、2020年3月20日に発売されました。
この”どうぶつの森”シリーズには長い歴史があります。
最初の「どうぶつの森」が発売されたのは、2001年4月。その時はNINTENDO64向けソフトだったんですよ。
同年12月には、ニンテンドーゲームキューブ向け「どうぶつの森+」、2003年6月には、カードeリーダー+向けに「どうぶつの森e+」、2005年11月にはニンテンドーDS向けに「おいでよ、どうぶつの森」が、2008年11月には、Wii向け「街へいこうよ どうぶつの森」、2012年11月には、ニンテンドー3DS向け「とびだせ どうぶつの森」(2016年11月には「とびだせ どうぶつの森 amibo+」に名前が変更に)、2015年にはスマートフォン向けに「どうぶつの森 ポケットキャンプ」と、任天堂のゲーム機をほぼ網羅する勢いで、どうぶつの森シリーズは販売されているのです。
ちなみに、これだけ書いても、販売されたすべての”どうぶつの森”シリーズは書ききれていません(笑)。
最新作”あつまれ どうぶつの森”はどんなゲーム?
今回の”あつまれ どうぶつの森”はどんなゲームなのでしょう?
”あつまれ どうぶつの森”の舞台は、無人島。
そこに、主人公である自分が降り立ち、家を作ったり、野菜や花を育てたり、釣りをしたり、昆虫採集をしたり、友達を呼んだりして生活をしていくゲームです。
友達以外にも、どうぶつの仲間が島に来てくれたりもします。
時間も、現実の時間と同じ流れで、季節も現実の季節と同じ流れです。(季節は、住む島の位置によって変わります。北半球を選ぶと日本と同じ季節の流れですが、南半球を選ぶとオーストラリアと同じ季節の流れになります。)
はっきりとしたゴールはなく、自分の好きなように楽しめるのんびりした癒し系のゲームです。
癒し系ゲーム”あつまれ どうぶつの森”にどんな抗議が?
ゲームに対して抗議があるというのは聞いたことあるけれど
ホラー系のゲームや、戦闘系のゲームに保護者からの抗議がある、というのは聞いたことはあります。
しかし、前述した通り”あつまれ どうぶつの森”は、至って平和な癒し系ゲームなのです。
一体どんな抗議が来たのでしょうか?
抗議をしたのはPETA
”あつまれ どうぶつの森”に抗議をしてきたのは、アメリカに本部のある動物保護団体People for the Ethical Treatment of Animal(日本語に訳すると「動物の倫理的扱いを求める人々の会」)、通称PETAです。
この団体、実は結構ゲーム界では有名な団体なのです。
何故なら、過去にも任天堂のゲームに対して、ちょっと「ん?」と思う抗議をしたことがあるからです。
どのような抗議をしてきたか、ちょっと見ていきましょう。
2011年 マリオのタヌキスーツに抗議事件
抗議されたゲームは「スーパーマリオ3Dランド」。
このゲーム内で、キャラクターのマリオはタヌキスーツと呼ばれる、タヌキの着ぐるみを着ているのですが、このPETAは
タヌキを殺してその皮を着ている!けしからん!!
と抗議をしました。
・・・・・まさかの、タヌキスーツが動物の狸の生皮との主張。
そんなこと思いつきもしなかったけど・・・。
2012年 ポケモンの扱いが不当だ!抗議事件
翌年、抗議されたゲームは「ポケットモンスターブラック2・ホワイト2」です。
PETAから見ると、ポケモンは
- 人間の娯楽のためや、動物実験のために扱われている
- モンスターボールに入れられるのは、サーカスの象が鎖につながれて貨物に入れられてるのと一緒
なのだそう。
そ、そうかな???私的には、ポケモンとトレーナー(人間)とは絆があると思うんだけど・・・・。
では、”あつまれ どうぶつの森”に対しての抗議はどんなものだったのでしょう。
”あつまれ どうぶつの森”は、ヴィーガンと動物保護の精神に反する!との抗議
今回、PETAは”あつまれ どうぶつの森”に対して
PETA’s Vegan Guide to ‘Animal Crossing’
PETAのあつまれどうぶつの森に対するヴィーガンガイド
という、遊び方ガイドのようなものを発表しました。
ヴィーガンとは、以前記事でも書いたことがありますが、完全菜食主義者のことです。つまり、動物由来の物は一切食べない、身に着けないという人の事です。
このヴィーガンガイドによると、”あつまれ どうぶつの森”で
- 昆虫採集はするべきではない
- 釣りをするべきでない/潮干狩りをするべきでない
- 捕まえた昆虫や魚を博物館に寄贈するべきではない
- 犬小屋をつくるべきではない
- タヌキチ(どうぶつの森にでてくるタヌキのキャラクター)がローンを課すのを責めるべきではない
と言っています。
なんか、最後のタヌキチの件は・・・どうなの?(笑)
PETAによると、タヌキは現実世界で毛皮のために殺されることが多いのだから、”あつまれ どうぶつの森”の世界ではやさしくしてあげるべき、なんだそうです。
注)”あつまれ どうぶつの森”では、最初の資金?はタヌキチから借ります。そして、それを返していかなければいけないのです。
逆に
- 島ではフルーツだけを食べよう
- 自分の島にはanimal-friendly(動物に対して優しい)な名前を付けよう
- ゲーム内の自分のパスポートに #EndSpeciesism(種差別を終わらせよう) や、 #Adopt, don’t shop(買わずに養子を迎えて:ペットをペットショップで買わずに保護犬や保護猫をもらい受けようとの意味)や、#Go vegan(ヴィーガンになろう)といったフレーズを入れよう
- 自分の島でしてはいけないことを掲示しよう
- たき火をしよう
- 星の下で音楽を奏でよう
- 隠されたビーチを見つけよう
このようなことをして遊ぶことを推奨しています。
なんだかんだ、”あつまれ どうぶつの森”で遊ぶこと自体はOKみたいですね(笑)。
遊び方に気を付けろ!との抗議な感じです。
実際、このガイドが書かれているサイトには、物凄い沢山の”あつまれ どうぶつの森”のゲームのスクリーンショットが載っているのです。
めっちゃゲームを楽しんで、やり込んでいる感満載(笑)。
ゲームに対する抗議はちょっと「?」かな
ゲームをする人にとって、このPETAの抗議は今や「ネタ」扱いになっていますが、彼らは至って真剣に抗議しているのです。
確かに、PETAの訴えることは、現実世界で起こっていることに対してならわかりますが・・・・なぜゲームに対してなんでしょうね?
ゲームと現実世界は違うんだけどなぁ、と思うわけです。
”あつまれ どうぶつの森”は、とても平和なゲームですし、遊び方も人それぞれ。
自分の主義主張を押し付けるのではなく、ヴィーガンの人は、ヴィーガンの人なりに、そうでない人は、そうでない人なりに遊べばみんな幸せなんじゃないかな~。