「人は懸賞だけで生きていけるか?」をテーマに、1998年にテレビで放映された「電波少年的懸賞生活」、その中で活躍したなすびさんが、2017年エベレスト登頂に成功しています。
彼のインタビュー記事を見かけました。
「懸賞生活をもう一回やってください」と言われたら、「エベレストに100回登ります」と答えるそうです。
当時は「腱鞘」炎になるほど、「懸賞」を応募していたそうです。
電波少年的懸賞生活
なすびさんは、日本テレビ系列のバラエティー番組『進ぬ!電波少年』のコーナー「運だけが頼りの企画」でくじ引きを当てオーディション合格。
そして、「電波少年的懸賞生活」のチャレンジャーとなった。
「人は懸賞だけで生活をしていけるか」がテーマのため、アパートの一室に監禁され、服まで没収され、全裸の状態からスタート。
その後、ゼリー飲料や米が当たり、何とか生きていっていた。
調理機材もなかったため、ボールペンなどを使い、調理していた。
途中、厳しいときは、ドックフードを食べていた時期もある。
目標の100万円をクリアした後、第二弾として、韓国でも同様の企画があった。
はがきの枚数
書いたはがきの枚数は、6万枚から7万枚、金額にして300万を超える金額です。
一日200枚は書いていたため、腱鞘炎になるくらいだったそうです。
腱鞘炎
腱鞘炎は、腱をとりまいている腱鞘の炎症です。
症状として、患部の痛みと腫れがあり、患部の動かしにくくなります。
腱自体の炎症である腱炎を合併することが多いそうです。
腱鞘炎の原因
頻度的が多いのは、前腕や手の腱鞘炎であり、指や手首などの特定の関節を使い続けることによって起こると言われています。
また、関節炎やけがなどから生じることもあります。
職業的には、コンピューターのキーボードを使うプログラマーなど、ピアニストや打楽器奏者などの演奏家、漫画家や作家などの筆記具を使う仕事などに従事する者が多いそうです。
ただ、最近では、ゲーム機器による腱鞘炎も注目されています。
任天堂のWiiが流行ったときは、「ウィー腱鞘炎」などと名前が付けられたくらいです。
ポケモンgoでも、腱鞘炎が起こると言われてますので、ゲームのやりすぎは注意が必要です。
無理はせずに、適度に休息をとるようにしたいものです。
腱鞘炎の診断
患部の腱周囲の腫れを認め、患部の関節、筋肉や腱を動かすことにより、痛みが生じるかどうかなどで診断をつけます。局所の圧痛がある場合もあります。
先の原因にも書いたような職業や生活スタイルも診断の参考にする必要があります。
腱鞘炎の治療
患部の安静が必要になります。
ピアニストなど職業的に厳しい人もいますが、ここで無理をしてしまうと、腱鞘を広げるような手術が必要になることもあるので、辛抱が必要です。
また、内服やシップなど外用薬を使用する場合もあります。
腱鞘の中にステロイドを注射する場合もあります。