医療&施術

【腰痛】腰椎椎間板ヘルニアと加齢変性坐骨神経痛を考える

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椎間板ヘルニア
       

椎間板ヘルニアってどんな病気?

「ヘルニアで腰が痛い。」「いやー腰がヘルニアでさ。」
よく耳にするフレーズだと思います。

ヘルニアって何だろう

ヘルニアは、臓器などが「脱出・突出」した状態を表します。
体内のいろいろな部位で起こるのですが、一般にヘルニアと言えば『椎間板ヘルニア』を指して言われることが多いです。
他にも、鼠経ヘルニア、脳ヘルニアなどがありますが、医者やその患者でもない限り、あまり身近ではないかもしれません。
脱腸(だっちょう)もヘルニアの一つなのですが、普通は、「ヘルニアでさ」と会話の中ででてきたら、腰のイメージではないでしょうか。
もしかすると、こういう仕事をしているので、そう思うだけかもしれませんが。

椎間板ヘルニアってどんな病気なの?

1857年 Virchowが、腰痛、坐骨神経痛の原因が椎間板にあると考え、これをVirchow’s tumorと呼びました。
1916年 Elsbergが、臨床上、硬膜外腫瘍の一種と考え『chondramata』と名付けました。
1933年 Mixter とBarrによって、椎間板髄核の脱出『herniation』であることを証明しました。
症状は、主に腰痛坐骨神経痛があげられます。

坐骨神経痛とは?

坐骨神経痛とは、「症状」の表現であり、病名ではありません。
椎間板ヘルニアなどで坐骨神経が圧迫されることによって生じる「神経痛」が坐骨神経痛になります。
痛みのほかにも、しびれなども感じる場合があります。

坐骨神経痛の症状を感じる代表的な部位は、おしり、太ももの裏・すね・ふくらはぎがあります。
また、症状がひどい場合は、脚の痺れが徐々に下まで伸びていき、脚の指先まで痺れる場合もあります。
一部分だけに痛みやしびれを強く感じる場合もあります。

ひどい場合には、痛みのため歩行が困難になり、足に力が入らなくなります。
そのため、足の太さが左右で変わるので、接骨院や整形外科では足の太さも検査項目の一つとなっています。

どんな事が起こっているの?

背骨は何個かの骨が積み重なってできています。
丁度缶詰の缶を積み上げて、その間にクッションが挟まっているような構造です。
このクッションが椎間板になります。

椎間板は、丈夫な繊維質の軟骨の中に髄核が入っています。
乱暴に言えば『あんぱん』です。
加齢などの要因によって、外側の弾力が無くなって、中身の餡が飛び出してきます。

ヘルニアの方向によって、後方ヘルニア、後側方ヘルニア、側方ヘルニア、前方ヘルニアなどに区分されます。
その中でも、後方ヘルニアが最も多く、部位では腰椎の4番5番間。5番仙骨間が多いです。
20~30代の男性に多いのですが、若年層にもまれにみられます。

このとびだした餡(髄核)が、脊柱管の中の神経を圧迫して、痛みやしびれが起こります。

ヘルニアがある=痛い ではない。

ウェイトリフティングをされている方が検査された際、ヘルニアや、椎骨の変性がかなりみられた事がありました。
しかし、彼には腰痛も坐骨神経痛の訴えもなかったのです

椎間板は年齢とともに変性していく

年齢とともに、椎間板の変性は徐々に進んでいきます。
どんな偉い人もお金持ちも平等です。
整形外科のえらい教授でも同じです。
加齢を止める事はできません。

年齢とともに、椎間板の変性により、坐骨神経痛がでやすくなります。

ただ、上手に付き合っていくことはできますので、ヘルニアの方も日々の生活の中での注意事項を守り、再発しないようにしっかり予防してくださいね。

   
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