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HKT48指原の近視矯正手術ICLとは?レーシックとの違い

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男性関係スキャンダルでAKB48からHKT48に移籍したことで有名な指原莉乃さんが、視力矯正手術を受けました。
その手術は、今までのレーシックではなく、眼内にレンズを入れるICLという手術です。
いったいICLとは、どんなものなのでしょうか?

眼内コンタクトレンズ(ICL)は安全なの?他の近視矯正手術のレーシックとの違いは?

ICLとは?眼内コンタクトレンズ(Implantable Contact Lens)の略

ICL(眼内コンタクトレンズ)は、眼内に入れるレンズです。
ICLは、HEMA(水酸化エチルメタクリレート)とコラーゲンの共重合体素材コラマーから作られています。
このコラマーは、タンパク質などの粒子が沈着しにくいため、眼内でも汚れにくくなっています。
また、コラーゲンは生体にも含まれている物質であり、生体適合性が高い素材となっています。
コラマーは、光の乱反射を防いだり、紫外線をカットする性質もあります。

このICLを眼内に挿入することで屈折力を変えて、近視や乱視を矯正します。
このICLを眼内にいれる手術は、老人の白内障手術の一部とほぼ同じです。
ICLの手術には20年の歴史があり、安全性がほぼ確立しています。
ICL手術は、新しくでてきた実験的な治療という訳ではないです。

ICLの場合、眼の中にレンズが入るため、裸眼と同じ快適さで視力が回復します。
また、レンズに小さな穴があるレンズも開発されており、このレンズの場合、術後の眼圧上昇を抑えるためのレーザーによる虹彩切除術の必要がなくなり、従来のICLの欠点であった緑内障の発生リスクが軽減されています。

ICLとレーシックの違い

レーシックは、角膜を削る技術で、近視矯正手術として有名です。
レーシックとICLを比較するとどうでしょうか?

適応

レーシックは、角膜を削る部分が多くなる強度近視の人には向きません。
それに対して、ICLは、強度近視の人にも施行できます。
逆に、ICLは、6Dを超える強度近視眼が適応となっており、それ以下の近視の人は、一般にレーシックの方が良い適応になるようです。
年齢は、ICLが18才以上で適応と言われていますが、近視が進行中の年齢ではしないほうが良いと思います。
先に、ICLの緑内障の危険性に軽く触れましたが、緑内障を起こしやすい狭隅角、角膜と水晶体との距離が短い人などにICLは適していません。
頭部に強い衝撃を受ける人も、眼内でレンズがずれる可能性があるので、ICLは適さない可能性があります。
そのようなスポーツをする人は、LASEKなども考え、眼科医に相談すると良いかもしれません。

将来の視力の安定性

レーシックの場合、近視が戻り、見えにくくなっていく可能性があります。
それに対して、ICLの場合、視力は、将来も安定しています。

見え方

レーシックでは、光が乱反射するハローやグレアといった症状がでることがありますが、ICLは自然に見えます。

合併症やリスク

レーシックもICLも手術ですから、術後感染症などの可能性はないとは言えません。
どちらも眼にメスを入れることになりますが、レーシックは角膜に大きなフラップを作るため、ドライアイが起こりやすいと言われています。
ICLの場合は、約3㎜の切開ですみます。最初は異物感がある可能性ありますが、将来にわたってのドライアイなどのリスクは少ないと言えます。

手術時間

どちらも日帰りでできる短い時間でできる手術になります。

復元性

レーシックは、完全に削ってしまうため、元には戻せません。
それに対して、ICLは、いざとなったら取り出すことは可能です。

費用

レーシックもICLも自由診療になります。
レーシックは値段がこなれてきて、両眼で10数万円でできるのに対して、ICLは、両眼60万円程度となっています。

手入れ

コンタクトレンズと名がついてはいますが、ICLもお手入れは必要ありません。
レーシックも、もちろん、お手入れは必要ないです。

将来のリスク

レーシックは、角膜が薄くなりますので、将来、眼の手術をすることになった場合、何か起こる可能性が高くなります。
打撲などの時も心配です。
それに対して、ICLは、取り出すことができるので、将来の手術の際にも心配が少なくなります。


近視矯正手術とコンタクトレンズの違い

近視矯正手術がメジャーになったとはいえ、まだまだ、コンタクトレンズが主流です。

値段

コンタクトレンズが、1か月数千円で済むのに対して、近視矯正手術は高額になります。
ただ、若い人の場合、長年コンタクトレンズにかけるお金を考えると近視矯正手術の方が安くなるかもしれません。

危険性

手術にもリスクはありますが、コンタクトレンズにももちろんリスクはあります。
コンタクトレンズの有名なリスクとして、ドライアイ、角膜潰瘍、アレルギー性結膜炎などがあります。
長年コンタクトレンズをつけていると角膜の実質細胞が減ってきて、将来の眼の手術に影響がある可能性も否定できません。
ただ、コンタクトレンズの場合、直ぐに外すことができます。
ICLは、元に戻せるなんて宣伝してますが、手術で取り除くことになります。

お手入れ

コンタクトレンズは、お手入れが必要です。
つけたまま、長時間過ごすことができません。
長期の旅行や災害の際には、コンタクトレンズは不便ですね。
手術をすれば、どんな時も見えます。

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