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世界情勢に伴い「プーティン」が改名!

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カナダの心意気を感じる 名物料理の改名

カナダ ケベック州の名物料理と言えば?

世界各国、どこの国にも「名物料理」は存在します。
旅行した時には、その地の名物料理を食べたいと思う人も多いでしょう。

カナダにも、有名な名物料理があります。
日本での知名度はわかりませんが、アメリカ北部やカナダで
「名物料理が食べたい」
というと、必ず名前が出てくるほどのものです。

その料理は「プーティン」です。

カナダ料理 プーティンとは?

プーティンとは、フライドポテトの上に、チーズカードをふりかけ、それにグレイビーソースをかけたものです。
高級料理ではなく、みんなが気軽に食べられるファストフードの一種です。
カナダのマクドナルドや、ケンタッキー・フライド・チキンなどでも売られている、本当にポピュラーな料理(?)です。

カナダ名物 プーティン

発祥はケベック州ですが、その中で二つの町が「我こそプーティンの発祥の地!」と争っているようです。
プーティンは、1950年代の後半に生まれたといわれているので、めちゃくちゃ長い歴史があるというと、そうでもないのかも(笑)。

実際に食べたことがあるのですが、まさにフライドポテトにチーズとグレイビーソースをかけた味でした(笑)。
個人的には、フライドポテトはカリッとしている方が好きなので、グレイビーソースがかかっているのは、ちょっと、うん…。

例の人の名前と似ているばかりに…

しかし、2022年になり、まさかの問題が持ち上がってきたのです。
それは、「プーティン」という名前の響き。

プーティン、そう、今や世界中から非難されているかの国の大統領と発音が似ているんですよ。

食べ物のほうの綴りは、フランス語でPoutine、例の人は、アルファベット綴りでPutinと、違うものの発音は非常に似ているのです。
例の人が行っていることは、まったくもってよい行いでは無いので、「プーティン」と聞くとどうしてもいやなイメージが付きまとってしまいます。

そこで、ケベック州の”Le Roy Jucep”というレストランは、「プーティン」の名前を変更することにしたのです!
変更された名前は「“la frite fromage sauce” — the fry cheese gravy」。
フライドポテトチーズグレイビー、もう物凄くわかりやす名前ですよね。

また、カナダの他のレストランでは、「プティーン」に「ウラジミール」名付けていました。
ウラジミールとは、例の人のファーストネームで、2012年にロシアの大統領に再び就いた時にその商品名を付けたとのこと。
プーティンだけでもダメな感じなのに、この理由で名付けられた「ウラジミール」は案の定苦情が殺到したそうです。
そこで、商品の名前を例の方の名前「ウラジミール」から「ヴォロデミル」に変えることに。
このヴォロデミルという名前は、ウクライナ大統領のゼレンスキー氏のファーストネームなのです。商品の名前を変えることによって、ウクライナの支持を表明したのです。

ここで、ちょっと気になるのことが。
実は「ヴォロデミル」はウクライナ語読みの「ウラジミール」なのです。つまり一緒の名前ということなんです。
でも、「ロシア語読みではない」ことに意味があるのでしょうね。

改名は一時的な措置

いくら「プーティン」が例の人の名前に似ているからと言って、有名なカナダ料理の名前を消すわけではないようです。
フライドポテトチーズグレイビーは、あくまでも一時的な名前で、今の情勢が落ち着いたら再び「プーティン」に戻す可能性が高いそうです。

カナダ以外の国でも改名が続々と

チキンからドリンクまで改名の波が!

ウクライナ情勢に伴う改名は、カナダ以外の国々でも行われています。

イギリスでは、スーパーマーケット名で売られている鶏肉「チキンキエフ(Chicken Kievs)」が、「Chicken Kyiv」に変わっています。
Kievはロシア語の綴りと発音に従った形で、Kyivはウクライナ語の綴りと発音に従っているのだそう。
最近、キエフではなくキーウと書いてあるニュース記事がありますが、これもこの理由からなのです。

イスラエルのテルアビブにあった「プーチン」というパブは、ただの「パブ」に改名しました。

そして、世界中のバーで「モスコミュール」が消えつつあるそうです。
モスコミュールを英語で書くと、Moscow Mulesで、モスクワという単語が入っているのです。
ウクライナを支持するバーなどでは、Kyiv Mule(キーウ ミュール)やUN Mule(UN=国連 ミュール)に名前を変えているのだそうです。

気兼ねなく名前が使える日が早く来ますように

今のウクライナ情勢を見ると、やはりロシアに関するものに対しては拒否反応が起こるのは仕方がないと思いますが、ロシアのすべてが悪いわけではありません。
状況が平和的に落ち着き、またロシアに関する名前が気兼ねなく使える日が早く来ることを願うばかりです。

-世界

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