梅の花が咲き始めました。もうすぐ春ですね。
でも、春には花粉が飛びます。つらい花粉症が始まるのです。
連続のくしゃみ、止まることをしらない鼻水、目玉を洗いたいくらいの目のかゆみなど春が恐ろしくなります。
花粉が飛び始める前からアレルギー薬を使うとシーズンの症状が楽になるので、そろそろ始めましょう。
空気清浄機などの対策も重要です。
ですが、花粉症を治す方法があるのです。
目次
花粉症の治療は薬だけではない。舌下免疫療法、レーザー治療、そして旅行
抗アレルギー薬・ステロイド・漢方
ケミカルメディエーター遊離抑制薬、抗ヒスタミン薬、トロンボキサンA2阻害薬、ロイコトリエンLT受容体拮抗薬、Th2サイトカイン阻害薬に加えて、ステロイドと漢方があります。
症状が始まる前からの内服や点眼が推奨されています。
意外に漢方も効くような気もしますので、試してみても良いでしょう。
内服は、眠気やだるさなどの全身の副作用の心配や肝臓などへの負担も考えたいですよね。
それに、薬を飲んだからと言って、完治できるわけではありません。
できれば、治したいということで、いろいろな方法があります。
舌下免疫療法
2014年10月に、スギ花粉症に対する治療薬として、舌下免疫療法治療薬「シダトレン」が発売されました。
アレルゲン免疫療法は、昔からあるもので、アレルゲンを含む治療薬を皮下に注射する「皮下免疫療法」もありますが、この「舌下免疫療法」の治療薬は、舌の下に投与する方法で自宅で服用できます。
「舌下免疫療法」は、注射による痛みや怖さがなく、「皮下免疫療法」よりもアナフィラキシーショックなど副作用が少ないと言われています。
「舌下免疫療法」は、スギの花粉症と診断された12歳以上の患者様が治療可能です。
ちなみに、2015年にダニの舌下免疫療法が保険適応となり、ダニのアレルギー性鼻炎にも同様の治療が可能となっています。
適応年齢が、2017年までは、12歳以上でないと適用できなかったのですが、2018年から12歳未満の子どもも適用となっています。
適用年齢に下限はないので1歳の子どもでも受けられることになりますが、錠剤であり投与法を理解しないとだめなので5歳頃までは難しいでしょう。
舌下免疫療法の方法と副作用
舌下免疫療法は、1日1回、少量から服用をはじめます。
その後、決められた一定量を数年間にわたり継続して服用します。
アナフィラキシーショックを防ぐために、初めての服用する時には、医療機関で投与されますが、次からは自宅です。
治療薬を舌の下に置き、定められた時間そのままにします。
その後は、飲み込みます。
5分間はうがいや飲食はできません。
スギ花粉が飛んでいない時期も含めて、毎日この舌の下に置く服用を繰り返します。
副作用には、口内炎や舌の下の腫れ、口の中の腫れ、のどのかゆみなどがあります。
もちろん、アナフィラキシーショックの可能性もあるので、医師の監督下に行う必要があります。
レーザー治療
鼻の粘膜にレーザーを照射し、アレルギー反応を起こすところを減らしたり、アレルギー反応を鈍くする治療方法です。
花粉症対策ですが、いびきの軽減にもなる利点があります。
鼻詰まりのひどい症状には、けっこう有効なようです。
副作用として、鼻粘膜の腫れ、鼻水、くしゃみがありますが、1週間以内におさまることが多いようです。
痛み、出血、鼻粘膜の癒着などの可能性もあるようです。
心配なのは臭いへの影響ですが、場所が違うので大丈夫とのことです。
レーザー治療の欠点
レーザー治療は、あくまでも鼻の症状を軽減する治療です。
目の症状は、まったく変わりませんので、点眼薬が必要になります。
そして、鼻も完治させるわけではなく、症状の緩和のみになります。
抗原からの回避する
花粉症を発症しないためには、花粉から逃げればよいのです。
マスクや花粉対策眼鏡などを着用すると、花粉との接触が防げます。
室内では、空気清浄機をしようする、掃除をこまめにする、室内に花粉を持ち込まないために洗濯ものを外に干さない、つるつるした服装にするなどの対策もするべきでしょう。
ただ、これでも絶対ではないです。
いっそのこと旅行にでちゃえ!!
絶対に発症しないためには、花粉から逃げればよいのです。
花粉症休暇がとれるなら、北海道や沖縄に行きましょう。
花粉はほとんど飛んでいません。
いっそのこと、優雅にハワイや世界一周旅行も良いですね!