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アメリカでは歴史的背景も一因 泳げる・泳げない理由 

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疑問に思った事ありませんか?

短距離走でも、バスケットボールでもサッカーでも沢山の黒人さんが活躍し、スポーツの凄さを世の人々に見せてくれています。
この様にスポーツ界で沢山の輝かしい成績を収めてきている黒人さんは多いのに、こと水泳においてはあまり黒人さんが活躍しているイメージがないのではないでしょうか?
確かに、世界的に活躍する黒人の水泳選手は少ないのです。

黒人さんは水泳が苦手?

そのため、黒人さんは水泳が苦手なのでは?とイメージしがちですが、実はそれはただの思い込みなのです。
きちんと水泳の指導を受ければ身体能力的に恵まれている黒人さんが水泳での活躍は期待できるのでしょうが、黒人さんが水泳を習うことに腰が引けてしまうのだそうです。

歴史的背景が与える影響

黒人さんにとって、かつてプールというのはとても「人種差別的な場所」であったため、プールに行くこと自体に不安を感じている人も多いのだそうです。
米自由人権協会によると、かつてプールでは有色人種に対する排斥の歴史があり、有色人種が不衛生だと言う誤った思い込みから、有色人種の人が暴力を受けるということもあったそうです。
もちろん今はそういうひどいことは行われていないと信じたいですが・・・。
そんな負のイメージがあるため、黒人さんがプールに近づかないというのは納得できます。
実際、米水泳財団の2017年の研究によると、アフリカ系アメリカ人の子どもの64%、ヒスパニックの子どもの45%が「ほとんど・もしくは全く泳げない」という結果がでており、また、溺死は14歳未満の子どもの不慮の事故死の原因第二位であるとも発表されました。
その上、米疾病対策センターによると、黒人の子どもたちが溺死する率は、白人の子どもの3倍近くにも上ることがわかりました。

立ち上がった競泳金メダリスト選手

アメリカの競泳金メダリストのカレン・ジョーンズさんは、この状況を変えるために立ち上がりました。
他のオリンピック選手が開くワークショップとは違い、カレンさんは
「今も全米で1日に約10人が溺死している。でも、簡単な対策がある。それは水泳のレッスンだ」
「オリンピック選手を育てようと言うのではない。もちろんそういうことが起きる可能性がないとは言えないが。大切なのは泳ぎ方を学ぶこと、そして水のそばで安全に過ごせることだ」
という信念のもと、黒人の子どもたちに水泳を教えることを始めました。
そして、「黒人は水泳をしない」という世間の思い込みをなくしていきたいと考えているそうです。
近い将来、黒人の凄い水泳選手が活躍することになるかもしれませんね。

日本で「体育で水泳」を習うようになった理由

この話からも分かるように、アメリカの公立学校では、日本のように体育の時間に水泳を習うということはありません。
ですので、水泳はスイミングスクールに通って習うものという認識なのです。
では、なぜ日本は学校の授業で水泳を習うようになったのでしょうか。
実は、とても悲しい出来事がきっかけとなっていたのです。
1955年、修学旅行生を乗せた「紫雲丸」が大型貨物船と衝突し、100人以上の生徒が命を落とすという痛ましい事故が起きました。
この事故をきっかけに、「泳げる」ことの重要性が注目され、学校の授業で水泳を教えるようになったそうです。
実は、公立学校で泳ぎ方を教えてもらえるというのはとても恵まれたことなのかもしれません。

   
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