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旅先の駅名すぐ覚えられますか? 駅ナンバリングで不安も軽減

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すべての人にわかりやすく 駅ナンバリング

ここ数年、日本を訪れる外国人観光客の数は右肩上がりです。
昔は、ツアーでやってきて観光バスで移動が多かったように見受けますが、個人旅行も増えたのに加え、日本の治安の良さ、公共交通機関が充実していることなどから、地元の人と同じようにバスや電車で移動する人も増えています。
公共交通機関を使うと、観光バスやタクシーを使うより安く済み、地元の人たちの生活も垣間見えるので、旅をしている感覚が強くなりますが、問題は乗り換えや、慣れない交通機関できちんと目的地までたどり着けるかどうかということです。
日本人でも国内旅先の地名などはすぐに覚えられないことが多いので、日本語を母語としない外国人観光客にとって、日本の漢字で書かれた駅名をきちんと覚えるのは至難の業でしょうし、大都市の鉄道の入り組んだ路線での乗り換えは困難を極めるでしょう。

駅ナンバリングの登場

皆さんは近鉄の駅構内の駅名看板に“M64“のように、色のついた四角内に白抜きのアルファベットと数字が描かれているのを目にしたことはありませんか?
それが、「駅ナンバリング」と呼ばれる、本来の駅名とは別にアルファベットと数字で駅番号を付ける制度です。
路線名と駅名を簡略化し記号化することで、その路線や駅名に不慣れな観光客にもわかりやくなっています。
駅構内の駅名看板だけでなく、路線図などにも駅名と合わせてアルファベットと数字が書かれているので、事前に電車移動の計画を立てる時にも役立ちます。

駅ナンバリングはいつから始まったのか

実は始まりは古く、昭和の終わりごろから長崎電気軌道で使われていたのですが、2002年に行われたFIFAワールドカップ日韓が開催に合わせて、横浜市営地下鉄が使い始め、その後2004年に東京メトロと都営地下鉄が同時に使い始めたことによって全国に広がり始めました。
名古屋中京圏の鉄道は2005年の愛知万博の前に相次いで導入が始まりました。
現在では大手私鉄は全社で駅ナンバリングが使われています。

近畿日本鉄道の駅ナンバリング

では、三重県内の大手私鉄、近畿日本鉄道、いわゆる近鉄ではいつからどのように使われ始めたのでしょうか?
近鉄では、けいはんな線が開業した2006年3月27日から使われ始めました。他の路線は2015年8月15日から順次使われています。
アルファベット部分は、主要路線の難波・奈良線、京都・橿原線、大阪線、名古屋線、南大阪・吉野線にA~Fが割り当てられ、その支線にG~Pが割り当てられました。
数字部分は、原則として01から順番に割り当てられるのですが、近鉄戦の接続駅で番号を統一させるために欠番になっている番号もあります。
支線の番号部分は主要路線の接続駅の番号から順番に割り当てられています。

近鉄松阪駅はどうでしょう

では、近鉄松阪駅はどのように駅ナンバリングされているのか。
松阪駅は山田・鳥羽・志摩線系統にある駅になります。この系統のカラーはエメラルドグリーンで、アルファベットはM、駅番号は64になります。主要路線の接続駅の伊勢中川駅が駅番号61なので、伊勢中川駅から賢島に向かって番号が大きくなっていくためです。
ですので、松阪駅の駅看板にはエメラルドグリーンの四角の中に白文字でM64と書かれているのです。
例えば、近鉄に不慣れな観光客に、津から松阪までの行き方を説明する時に
「津駅からまず名古屋線に乗って伊勢中川駅に行って、そこで山田・鳥羽・志摩線に乗り換えて松阪で降りる」
と言うよりも、路線図と共に
「ブルーのE39から乗ってE61で降りて、エメラルドグリーンのM64で降りる」
と言った方が理解しやすいように思います。
降りる駅名ではなく、降りる駅の駅ナンバリング(松阪駅の場合ならM64)を覚えてさえいれば、駅看板の日本語の駅名がとっさに読めなくても、間違えずに降りることができるのです。

JR松阪駅は?

残念ながら、紀勢本線、参宮線、名松線は駅ナンバリングの対象外となっており、JR松阪駅はアルファベットも番号もありません。
超ローカル線の悲しさですね。

見知らぬ土地で迷子になるのって、とても心細いですよね。特に自国でないならなおさらです。
この駅ナンバリング制度が、観光客のみなさんにとってとても役立つのは間違いありません。
2020年の東京オリンピックまでに、鉄道だけでなく、バスにももっと浸透するといいですね。

   
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