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日本には凝った消印はないのか?
アメリカにあって日本にない?
さて、先日「アメリカの~」で、アメリカの郵便の消印が色々な趣向を凝らしているという記事を書きましたが、日本の消印はどうなのかが気になりました。
早速、消印の付いたはがきや手紙を探してみたのですが・・・、これがなかなか見つからない!
DMなどは、料金後納などで送られてくるため、消印はないし、かといって頻繁に文通をしている相手もいない。
切手を貼って手紙を出す機会が物凄く減っていることを実感しました。
なんだかんだ、やっと見つけて確認をしたのですが、シンプル~~!!


でも、ここでふと思ったのです。
色々なことに「凝る」日本人、「可愛いもの好き」の日本人が、消印に凝らないってことはないんじゃないかって。
だって、マンホールのデザインにだって凝るお国柄ですよ。凝らないわけがない!
ということで、調べてみると、あっさりありましたよ。さすが日本!(笑)
日本の特別感あふれる消印
風景印
まずは、「風景印」と呼ばれているもの。正式な名称は「風景入通信日付印」なんだそう。
アメリカの消印は、スペシャルな季節やイベントに合わせた「その時期だけ」のもののようですが、”風景印”は郵便局のある地域の特色に根差したデザインなので、通年凝った消印となっているようです。
三重県の風景印
地元、三重県にはどんな風景印があるのでしょうか?
調べた結果
- 国津郵便局
- 明和郵便局
- 古山郵便局
- 立神郵便局
- 阿児賢島郵便局
- 伊勢郵便局
- 保々郵便局
- 伊勢朝熊郵便局
- 西藤原簡易郵便局
- 白子郵便局
- 四日市郵便局
- 上野郵便局
- 津中央郵便局
- 近鉄四日市駅前郵便局
- 内城田郵便局
- 上野本町通郵便局
- 玉城郵便局
- 東外城田郵便局
こちらの郵便局に風景印があるそうです。
伊勢郵便局の風景印には、五十鈴橋や伊勢海老、白子郵便局の風景印には、鈴鹿サーキットがデザインされており、まさにその郵便局ならではです!
すべての風景印のデザインは、日本郵便のホームページで確認できますよ。
訂正:Twitterで卯饅頭様が正しい情報を書いてくださいました。
小型印
次に、「小型印」と呼ばれているものがあります。こちらの正式名称は「小型記念通信日付印」なんだそう。やっぱり長いですね。
こちらは、風景印とは違い、地域の行事が行われる期間限定の消印となります。
どんな行事のどんな消印があるのかは、日本郵便のホームページで確認できます。
特印
そして、「特印」と呼ばれているものです。正式名称は「特殊通信日付印」。
こちらは、記念切手の発行や、全国的な記念行事が行われる際のみ使われる消印となります。
記念切手の発売日や、記念行事の初日だけ「特印」が押される場合が多いんだそう!
こちらも、日本郵便のホームページでいつどんな特印があるのか確認できます。
初日印
最後に、「初日印」と呼ばれているものです。正式名称は「初日用通信日付印」。
この初日印がもらえるのは、年賀切手・シリーズ切手・グリーティング切手の発売初日のみなんだそうです。
消印にハトの印影が入っているので、「ハト印」とも呼ばれているそうで、その「ハト印」も、和文ハト印・欧文ハト印・機械ハト印・絵入りハト印の4種類に分かれているそうです。
訂正:こちらも、正しい情報はTwitterの卯饅頭様のコメントをお読みください。
消印も奥が深い!
特別な消印について、調べれば調べるほど奥の深さがわかり、はっきり言ってびっくりしています!
これらの消印のコレクターさんも大勢いらっしゃるそうですが、この奥深さだと、収集したくなる気持ちもわかりますね。
特別な消印はどうやってもらうの?
ポストに投函するのではダメ
さて、日本にも特別な消印が色々とあることが分かりました。
問題は
「どうやったら特別な消印がもらえるのか?」
ということです。
ただ単に、街中にあるポストに郵便物を投函しただけでは特別な消印は押してもらえません。
※ただし、風景印に関しては特別なポストに投函すれば大丈夫な場合もあります。
郵便局に直接行く
まず、一番わかりやすくて確実な方法としては、風景印が設置されている郵便局に直接行くという方法です。
風景印は、通年なので直接足を運ぶ機会もあるかもしれません。
これは一つ、風景印とやらを貰って来ようと、風景印が貰える一番近いであろう郵便局、明和郵便局に行ってみようかと思い調べてみたところ、
営業時間:平日9:00~17:00
となっていて、撃沈しましたが(笑)。
観光地など、土日祝日でも営業している郵便局だったら、旅行ついでに風景印が貰えるかもしれません。
訂正:Twitterで卯饅頭様が正しい情報を教えてくださいました。
「郵頼」する
お金と時間のある人なら、日本全国の風景印のある郵便局を回ったり、記念切手の発売日に、大きな郵便局に行ったりなどできるかもしれませんが、やはり直接郵便局に行くというのは、現実的でない場合が多いですよね。
そういう時は、「郵頼」をしたらOKなんです。
「郵頼」とは、郵便局に特別な消印を押してもらう依頼をし、返送してもらうサービスのことです。
これなら、日本全国どこでもいつでも大丈夫ですね。
郵頼の仕方も、日本郵便のホームページ(特印や小型印などの情報ページ内)で確認できますよ。
必ず切手が必要
消印を集めている人の中には、手紙を出さずに消印だけを貰っている方もいらっしゃるそうです。
が。
記念スタンプのように、台紙にポンと押してもらえるわけではありません。
手紙を出さなくても、最低限の切手(2020年11月現在、はがきの代金63円切手)を貼った台紙が必要となってきます。
ですので、風景印を貰いに直接郵便局に足を運ぶ場合には、必ず切手を貼った台紙を持っていくようにしてくださいね。
もちろん、自分のために持ち帰るのでなく、誰かに送るのであれば、そのままその郵便局から風景印の消印を押してもらい送ることもできますよ。
消印 俄然興味が湧いてきた
今まで知らなかった、特別な消印の存在。
調べていくと俄然興味が湧いてきましたね!
今度「郵頼」にチャレンジしてみようかと思い始めていたりします(笑)。