今の子供たちは、虫歯が少ないそうです。
虫歯になりにくいお菓子なんかもでたり、歯ブラシや歯磨き粉が改良されたりも理由です。
でも、それ以上に、親の教育が大きいのではないでしょうか。
目次
虫歯は、人から人に、親から子にうつる感染症だった
虫歯も歯周病も菌による感染症なのです。
その原因がなければ、虫歯にも歯周病にもなりません。
昔の子育て
昔の子育てでは、親の箸を使って食べ物を与えることなど日常茶飯事でした。
それどころか、離乳食の時期に親が噛み砕いたものを子どもに与えるなんてこともあったようです。
現在の育児書
最近は、育児雑誌などにも「口移しはダメ」と書かれるようになりました。
虫歯が、感染症であると世間でも認識されてきているようです。
逆に、虫歯があると、虐待を疑われかねない状況になっている今日です。
虫歯菌はどこから来るのか?
虫歯菌は、2歳くらいの子供には、虫歯や歯周病の元となる細菌は口の中に定着していないと考えられています。
では、どこから虫歯菌がくるかというと、子供の周りの人から移ります。
キスをしたり、親が使った箸で食べ物を与えたり、同じコップを使ったりするとうつります。
硬いものを噛んで与えるなんて、もってのほかということになります。
虫歯菌がうつるのを避ける方法は?
虫歯菌が子供にうつってしまうのを避けるには、大人の唾液が付着したものを子供の口の中に入れないことが大切です。
・同じ箸を使わない
・同じコップを使わない
・大皿料理は、子供のを最初に取り分ける
・熱いものを冷ますときに、口でフーフーしない
・キスをしない
・子供が親の口を触ったら、子供の手をふく
など、唾液が入りそうなことはしないことです。
大人の口の中を清潔に
子供に唾液がつかないようにするのも大切ですが、まわりの大人の虫歯菌や歯周病菌を減らしておくのも重要です。
つまり、口腔ケアが重要です。
電動歯ブラシ
まず、歯ブラシですが、電動歯ブラシを使うとかなり違います。
数百円の安いのはダメです。試したところ、普通のと変わりませんでした。
何万円もする高級なのを使ったことはないですが、4千円くらいで売っているのでも、めちゃめちゃきれいになります。
現在、フィリップスのイージークリーンを使用していますが、歯がつるつるになります。
でも、注意が必要です。普通の歯磨き粉を使うと、歯が削れてしまいます。
これを同僚が教えてくれるまで知らずに使っていて、そういえば、ちょっと歯がしみるかもって思ってました。
歯磨き粉を使いたいときは、絶対に電動歯ブラシ専用にした方が良いです。
下のなら、殺菌もできて、一石二鳥かもしれません。
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歯磨き粉
電動歯ブラシなんて高いから嫌だという場合は、歯磨き粉を殺菌作用があるものを使うと良いと思います。
GUM(ガム)が有名ですよね。私は、個人的には味が嫌いですが…
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マウスウォッシュ
歯を磨いた後、マウスウォッシュで、菌にとどめをさしておくのが良いかと思います。
リステリンやデンタルGUMが有名ですよね。
でも、私は、夜用になってますが、「モンダミンのナイトクリア」を使っています。
リステリンやデンタルGUMとかと違い刺激感が少ないので、物足りない人もいるかもしれません。
でも、私的には、刺激が少ないモンダミンが好きです。
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甘いものが危険な理由は?
甘いものを食べると虫歯になるよと言われていますよね。
基本的には、菌がないと虫歯にはならないのです。
しかし、菌は、糖分を利用して虫歯を起こします。
糖分を摂ると、口内にいる虫歯菌がそれを分解し、酸をつくりだします。
この酸が歯を溶かすのです。
ですが、子供にとっては、成長のためにも、精神的な安定のためにも糖分が必要です。
糖分をとった後は、しっかり口腔ケアをしたいものです。
コーラが危険な理由
コーラは、歯に悪いから駄目といわれることがあります。
コーラに含まれる糖分も駄目かもしれませんが、実はそれだけではないのです。
コーラは酸性なので、歯を溶かすのです。
酸蝕歯と言います。
コーラだけでなく、果物、オレンジジュース、酢の物、スポーツドリンクなどでも起こります。
もっとも、食べるな、飲むな、という話ではないです。
食べたなら、水などで流すなどすると良いです。
また、食後すぐに歯磨きをしないことで、歯を守れます。
虫歯菌とは?
虫歯菌には、いくつか種類があります。
有名なのが、「ミュータンス菌」です。
ミュータンス菌は、糖を分解して、グルカンという糊のようなネバネバをつくります。
このグルカンが、歯の表面に張りつき、そこに菌がくっつき、細菌の塊である「プラーク(歯垢)」をつくります。
そして、プラークの中で、ミュータンス菌は、糖を分解して、酸をつくり出して、歯を溶かしてしまうのです。