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4月25日は世界マラリアデー2018~日本のマラリア歴史、症状など

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マラリア
       

世界マラリヤデーとは?

4月25日は、世界マラリヤデーです。
この世界マラリアデーは、WHO(世界保健機関)が2007年に制定しました。
この日には、マラリア制圧に取り組む団体が、世界中でイベントでを行います。

現代でも、マラリアで100万人レベルでの死者が出ています。
日本では、あまり身近な病ではないですが、この日だけでも、マラリアについて考えてみることにしませんか?
マラリア撲滅の日がきますように!

マラリアとは?

マラリア原虫の種類

マラリアの病原体は、Plasmodium 属の原虫です。
ヒトに感染して臨床的に問題となるのは、熱帯熱マラリア原虫(P. falciparum)、三日熱マラリア原虫(P. vivax)、卵形マラリア原虫(P. ovale)、四日熱マラリア原虫(P. malariae)の4種とされています。
正確には、マカク属のサルで感染が問題となっていたP. knowlesiも、ヒトへの集団感染がわかっています。

マラリア原虫の感染は蚊による

マラリアは、ハマダラカに吸血されることによって感染します。
蚊は、吸血するときに唾液を注入するのですが、その際、唾液腺にいるマラリア原虫が体内に侵入するのです。
吸血は、産卵のためですので、メスだけが吸血します。

ハマダラカは、そのハネに斑点がある蚊で、実は、日本にも生息しています。
また、尾部をあげ、倒立した姿勢でとまるという特徴があります。

マラリア原虫は赤血球に移動

血中に入ったマラリア原虫(スポロゾイト)は、まず肝細胞で増殖し、数千個のメロゾイトになった段階で肝細胞を破壊して血中に放出されます。
その後、このマラリア原虫(メロゾイト)は、赤血球に侵入します。

鎌状赤血球症とマラリア

鎌状赤血球症では、常染色体不完全優性遺伝で、赤血球の形状が鎌状になり、酸素運搬機能が低下することによって貧血が起こります。
主として、アフリカなどで見られます。
この鎌状赤血球症は、貧血という意味では不利ですが、マラリアに対して耐性があるため、アフリカでは、生存競争で有利になるため、アフリカに多いと言われています。

世界の感染者

WHOの推計では、全世界で年間に2億人以上がマラリアに感染すると言われています。
そして、100万人もが命を失っていると推測されています。

日本の感染者

日本での流行はありません。
しかし、50人程度の感染者が、毎年、報告されています。
旅行先で感染して、帰国してから発症する人が増えています。

また、旅行中に感染し、亡くなった人もいます。
旅行ブロガーで有名だったタビロック夫妻だったは、アフリカから南米のラパスに移動した後で、熱帯熱マラリアを発症し、亡くなっています。
ラパスは、4000メートルを超える高地にある都市ですので、高山病と間違えていたとブログから推測されています。

マラリアの症状

感染後、10日程経過してから、発熱(38.0℃以上)、倦怠感といった風邪のような症状がでます。
この間に移動してしまうと、帰国後や他の都市で発症すると、マラリアでなく、疲れや風邪と診断されてしまうことがあるので注意が必要です。

三日熱マラリアなど名前にもなっていますが、発熱には周期性があります。
マラリア原虫の種類によって、48時間毎か72時間毎の発熱になりますが、熱帯熱マラリアでは、常に熱があることが多いようです。

三日熱マラリア、四日熱マラリア、卵形マラリアは経過が良好で、命にかかわる状態にはなりません。
しかし、熱帯熱マラリアは、腎臓や脳の障害など重症化することがあります。
早期に治療をはじめないと、死亡の可能性があります。

マラリアの治療

流行地、マラリアのタイプ、重症度によって治療が異なってきます。
日本国内で販売されている抗マラリア薬は、スルファドキシン/ピリメタシン、メフロキン、塩酸キニーネ、アトバコン/プログラニル塩酸塩の4種類だそうです。

マラリア流行地では、最近、アーテメター/ルメファントリン合剤の使用機会が増えているそうです。
ただ、欧米でも使われ始めたそうですが、日本ではまだ認可されていないようです。
欧米ではキニーネ経口薬とドキシサイクリン、あるいはクリンダマイシンとの併用も行われているようです。

最も危険な熱帯熱マラリアでは、クロロキン耐性に加えて、スルファドキシン/ピリメタミン合剤も耐性が進行しつつあります。このような多剤耐性マラリア原虫が世界各地で報告されています。

ちょっと感動したのが、「中国で2000年も前に開発されていたアルテミシニンという生薬が、現在の多剤耐性マラリアに有効であり、副作用もほとんどない」という報告です。
2000年も前って!すごくないですか?

日本のマラリアの歴史

マラリアは、ハマダラカが生息できる地域ではどこでも発生する可能性があります。
寒いロシアやカナダでも流行した時代があるようです。

日本にも、マラリアが全国的に見られました。
第二次世界大戦後には、戦地から戻ってきた人にもみられ、一時は40万人程度の感染者がいたと報告されています。
ただ、日本では1961年にマラリアが撲滅されています。

マラリアの予防

マラリアにはワクチンがありません。
全世界で、現在開発中とのことですが、まだまだ実用化されていないようです。

予防内服もありますが、副作用との兼ね合いで、どうするかは、旅行期間や危険性のある地域に入るかどうかを考慮し、個人の判断になります。

このため、予防のためには、蚊に刺されないようにすることが重要となります。

ハマダラカは、夜間に吸血する習性がありますので、日没後は外出せずに室内に留まれば、感染のリスクは大幅に軽減されます。
室内に蚊が侵入しないように、殺虫剤や蚊取り線香などを使用することも必要です。

屋外で蚊に刺されないようにするためには、肌を露出しない服装をするのが大切です。
できれば、白など明るい色の服が蚊に刺されないと言われています。

また、DEETを含む虫よけスプレーを使用しましょう。
昔は、日本の製品は、DEETの成分が少なくて役に立たなかったのですが、現在では濃度の高いのも売っています。

航空機内に持ち込むのには、可燃性ガスのスプレーはダメですが、プッシュ式の下の製品がとても便利です。
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