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マケドニアはダメ!ギリシャが国名に反対。 

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マケドニアはダメ! まさかの国名にダメ出し

自国の名前を他国が「使ってはダメ」と言われたらどうしますか?
きっと驚きや困惑で大混乱ですよね。
なんと、そんな出来事がヨーロッパで起こっているのです。
問題が起こっているのは、ギリシャの北に位置するマケドニアです。
「マケドニア」という国名をめぐり、27年間も争っているというから驚きです。

マケドニアとは

マケドニアは正式にはマケドニア共和国と言います。
東ヨーロッパのバルカン半島に位置し、北はセルビアとコソボ、東はブルガリア、南はギリシャ、西はアルバニアに囲まれた内陸国です。
元々ユーゴスラビア連邦だったのですが、1991年に独立を果たしました。その独立時に、憲法上の国名を「マケドニア共和国」と名乗り、そのまま現在に至っています。

どこの国が「マケドニア」の国名使用を反対しているのか

どこの国が「マケドニア」の国名使用を反対しているのかというと、ギリシャです。
ギリシャは「本来マケドニアはギリシャである」と主張しているのです。
元々マケドニアという名称は、古代マケドニア王国や、マケドニア地方という歴史的、そして地理的に使われていました。
実際、マケドニアと呼ばれる地方のうち、ギリシャ領はその5割を占めており、マケドニア共和国領は4割にも満たない上、アレクサンダー大王の古代マケドニア王国当時の主要な都市もほぼギリシャ領にあるため、ギリシャにとっては「マケドニアと言う名称は自分たちのもの」という意識があるみたいです。
そして、「マケドニア共和国」が「マケドニア」と言う名称を使うのは領土要求の野心があると解釈されているそうです。
その上、マケドニア共和国の国旗が、“ヴェルギナの星”を使った古代マケドニア王国の国旗に似ていることや、マケドニア共和国憲法に“周辺国に住むマケドニア人の権利を擁護する”といった内政干渉ともとれる条項があるため、ますますギリシャの反発を招いてしまいました。

ギリシャの反発を招いた結果

なんと、ギリシャはマケドニア共和国に経済制裁をしました。1991年当時は、ユーゴスラビア紛争があり、セルビアの経済も低迷し、その上、東西冷戦が終わったことでアルバニアやブルガリアの経済も大変混乱していました。そんな中でのギリシャからの経済制裁は、マケドニア共和国に大ダメージを与えました。
ギリシャからの経済制裁を解いてもらうため、マケドニア共和国は暫定的な呼称を変え、国旗も“ヴェルギナの星”とは無関係のものにし、領土要求の野心がないと明確に示す憲法にし、1995年にやっと経済制裁を解いてもらうことに成功しました。
しかし、ギリシャの反発は収まりませんでした。
2008年にマケドニア共和国がNATOに加盟を申し入れた際、同時に加盟を申し入れたクロアチアとアルバニアは加盟が承認されたのですが、マケドニア共和国はギリシャが反対したため加入が認められませんでした。
もちろん、このギリシャの行動にマケドニア共和国国民は怒り、お互いの国民感情は悪化をたどりました。

このまま泥沼化かと思いきや

しかし、2017年解決の糸口が見えてきました。マケドニア共和国で新しく発足したゾラン・サエフ政権が強硬姿勢を軟化させたのです。
それにより、ギリシャ側も態度を軟化させ、長年続いたこの問題を解決しようと言う流れができました。
翌年の2018年2月には、ゾラン・サエフ首相が新しい国名案
・北マケドニア共和国
・上マケドニア共和国
・ヴァルダル・マケドニア共和国
・マケドニア・スコピエ共和国
4つを挙げました
そして、ついに2018年6月12日に国名を「北マケドニア共和国」にすることでギリシャとの合意に達したのです。

長年の国名論争に終止符が・・・打たれるはずだったのに
長い争いにやっと終止符が打たれるという喜ばしい合意の翌日、なんと、マケドニア共和国のイワノフ大統領が「憲法違反であり、有害な合意だ」とギリシャとの合意を拒否する方針を明らかにしたのです。
これにより、国名変更に早くも暗雲が立ち込めてしまいました。

いつの時代も、それこそアレクサンダー大王の時代から現代にいたるまで、国家間、民族間の問題は絶えないものですね。
この国名論争が平和的に解決されるように願うしかなさそうです。

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