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祝日の日付と名前は色々変わっているのです。
日本の祝日は何日あるかわかりますか?
さて、いきなりですが問題です。
日本の祝日は、年間何日あるでしょうか?
パッとわかりましたか?
1月は元旦、成人の日・・・と指折り数えた人もいるかと思います。
正解は16日です。
この数字は振り替え休日は含まない、「祝日」の日数です。(2019年10月現在)
では、祝日の日付と名前を言えますか?
元旦は1月1日、これは簡単ですよね。
では、成人の日は?
1月15日!と答えた人、ずばり私と同年代の40代ですね?(笑)もしくは、年上の方ですね。
そう、昔は成人の日は1月15日だったのです。
しかし、祝日と週末の土日を繋げて3連休を増やそうという、いわゆる「ハッピーマンデー制度」が2000年に突然登場し、成人の日は1月の第二月曜日と変わってしまいました。
建国記念の日は、2月11日。
春分の日は、年によって違いますが大体3月20日か21日が多いですね。
では、4月29日は?
はい、天皇誕生日!と答えたあなた。やはり同年代ですね(笑)。
4月29日は昭和時代は天皇誕生日でした。
しかし、2007年からは昭和の日という祝日になりました。1989年から2006年までは、また別の名前だったんですよ。覚えてますか?
その名前は、また後で説明しますね。
憲法記念日は、5月3日。
ではゴールデンウイーク真っ最中である、翌日5月4日はなんという祝日かパッと言えますか?
5月4日は、みどりの日です。
みどりの日が5月4日?と引っかかった人。そうです、みどりの日は元々は別の日付だったのです。
みどりの日は元々4月29日でした。昭和から平成に年号が変わった時、昭和天皇の誕生日であった4月29日は、「みどりの日」という祝日になったのです。
昭和天皇は自然をとても愛していたということもあって、みどりの日と名付けられたのですが、なぜか突然「昭和」という時代を風化させたくないという理由で「昭和の日」へと名称変更になったのです。
そして、急にお役御免となった「みどりの日」の名称が、飛び石連休をなくそうということでゴールデンウイークのど真ん中、5月4日の祝日となったわけです。
子どもの日は、5月5日。
では、海の日はいつでしょう?
7月20日!と答えたあなた・・・(以下略)。
海の日は1996年からできた祝日です。最初は7月20日と決まっていたのですが、先にも言った「ハッピーマンデー制度」で、2003年から7月の第三月曜日となりました。
では次の祝日は何でしょうか?
答えは、8月11日の山の日です。
山の日って、あまり聞き馴染みのない祝日ですよね。
それもそのはず、山の日は2016年からできた、一番新しい祝日なのです。
山の日ができたことにより、8月に祝日ができました。
お次の祝日は、敬老の日です。
こちらも、昔は9月15日と決まっていたものなのですが・・・・2003年の「ハッピーマンデー制度」で、9月の第三月曜日となりました。
秋分の日は、春分の日と同じく年によって違いますが、大体9月23日か24日が多いですね。
10月に入って、最初の祝日は体育の日です。
体育の日と言えば10月10日!だったのですが、やはり「ハッピーマンデー制度」により、2000年から10月の第二月曜日となりました。
11月には祝日は2日あります。
11月3日の文化の日と、11月23日の勤労感謝の日です。
2019年は天皇誕生日がない?!
上に書いた祝日は、15日しかありません。
そう、天皇誕生日を書いていないのです。
忘れたわけではありません。
何故なら今年は祝日としての天皇誕生日が無いからです。
2018年の天皇誕生日は、12月23日でした。これは、明仁上皇の誕生日です。
しかし、今年は5月1日に新しい天皇が即位されたため、今上天皇の誕生日が新しい天皇誕生日となるわけです。
今上天皇の誕生日は2月23日ですので、即位された時点で2019年の誕生日は過ぎており、逆に明仁上皇は天皇を退位されたため明仁上皇の誕生日は天皇誕生日では無くなってしまった訳です。
2020年からは、2月23日が天皇誕生日として祝日となるので安心?してくださいね。
2019年しかない祝日もあります
天皇誕生日の祝日が無い2019年ですが、逆に2019年にしかない祝日もあるのです。
まずは、もう過ぎ去ってしまいましたが5月1日。
そうです、今上天皇の即位の日です。これは今年のみ祝日扱いとなりました。
そして、10月22日。
こちらは、即位礼正殿の儀が行われる日で、こちらも今年のみ祝日扱いになります。
2020年の祝日はイレギュラー続出
2020年から体育の日が無くなります
そうなんです、「体育の日」という祝日は2019年で最後だったんです。
みなさんは最後の体育の日と思って10月14日を過ごしましたか?
私は最後だとは思わず、特に何の感慨もなく過ごしてしまいました(笑)。
え?じゃあ2020年からは祝日が1日減るの?と思ったあなた。心配ご無用です。
2020年から体育の日は「スポーツの日」と名前が変わるだけです。
名前が変わるだけとは、ちょっと語弊がありますね。祝日の意義も変わるそうです。
体育の日の意義は、”スポーツに親しみ、健康な心身をつちかう”だったのですが、スポーツの日の意義は、”スポーツを楽しみ、他者を尊重する精神を培うとともに、健康で活力ある社会の実現を願う”となり、意義が・・・・・そんなに変わってない?!
いや、なぜ体育の日じゃいけなかったのか??ちょっと不明ですね。
オリンピックが祝日に与える影響は大きい
2019年も色々とスペシャルな祝日がありましたが、2020年はイレギュラーな日付になる祝日が色々あります。
その理由は、ずばり東京オリンピックがあるからです。
東京オリンピックのために、「国民の祝日に関する法律」の特例が設けられたくらいですから!
では、どんな特例ができたのでしょう?
2020年の祝日の特例
その特例とは
2020年に限り海の日は7月23日に、スポーツの日は7月24日に、山の日は8月10日になる
というものです。
2020年の東京オリンピックの開会式は7月24日金曜日に、そして、閉会式は8月9日日曜日に開催されます。
開会式や閉会式の前後に合わせて祝日を増やそうということなのでしょう。
2021年には、例年通りの日付に戻るそうです。
これ以上変わられたら覚えきれないかも・・・
長い間親しんだ名前や日付の祝日が、コロッと変わってしまったら馴染むまでに時間がかかってしまいます。
来年から始まる「スポーツの日」も、きっと自然と「体育の日」って言っちゃうんだろうなと思います(笑)。
祝日が増えるのは嬉しいけれど・・・・覚えるまでには時間がかかりそうです。