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控除申告書、手書きじゃないとこんなに楽!

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今年も届いた税務署からの冊子

「年末調整のしかた」などの冊子が届いた

今年も残すところ2か月。
そんな時期に、今年も届きました。「年末調整のしかた」などの冊子類が。
今からは、書類を書いたり、提出したりとあわただしい日々になりそうです。
でも、ちゃんとしないと還付が受けられないですからね。頑張りますよ。

年調ソフトを勧めるパンフレットがあったけれど

税務署から届いた封筒の中に、”「年調ソフト」で電子化しましょう”と書かれたパンフレットがあり、これ絶対便利なヤツだ!と思って、国税局のホームページから「年調ソフト」に関するYoutubeを見たのですが‥‥

まずはソフトをダウンロード→できそう
ソフトを起動させ、提出する控除申告書を選択する→できそう
自分の基本情報を入力→できそう
ID・パスワード設定→できそう
給与支払者の入力→勤務先がデータを作ってなくても、自分で打ち込めるのでできそう???

しかし、給与支払者の入力の場面で気になったのが「勤務先から取得した給与支払者情報CSVファイル」と言う言葉。
給与支払者が、この年調ソフトに対応した「給与明細」を作っていない限り、給与額や社会保険控除額って反映されないのでは??
パンフレットには、メリットとして「控除額等の自動計算」と書かれていたのですが、自動で計算するにはやはり、年調ソフトに対応した給与明細を給与支払者が作っていなければ無理ということですね。

ということで、あっさり年調ソフトを使うことは諦めました。

控除申告書、手書きするしかない?!

国税庁が推す「年調ソフト」を使わないと決めた今、控除申告書は手書きするしかない?!

ところで、皆さんは控除申告書を手書きするのって好きですか?
私は、嫌い・・・というか、苦手です。
理由は簡単

書く欄が小さすぎる!

からです。
書く欄が小さくても、そこに書く文字数が少なければいいのですが、控除申告書って細かいことを正確に書かないといけないことが多いですよね。

例えば、保険料控除申告書の”保険会社等の名称”の欄。
あっさりとした会社名ならいいのですが、保険会社ってやたら長い名前が多いですよね。
長い名前をこの小さな欄に書くって、結構面倒!
そして、隣の”保険等の種類”の欄。
こちらも、保険の種類の名称は長いものが多いし、使われている漢字の画数も多い!!!なのに、この欄の小ささ。毎回毎回書くのが大変です。

他にも、扶養控除等(異動)申告書の”16歳未満の扶養親族”の欄。
特に、氏名とフリガナを書く欄が小さい!と個人的に思っています。

国税庁のホームページから控除等申告書を手に入れよう

パソコンで入力可能な控除等申告書を手に入れよう

毎年行われていた「年末調整等説明会」が開催されないと決まった今、控除等の書類を手に入れるためには、

税務署に貰いに行く 国税庁のホームページから手に入れる

の2択です。
でも、税務署に貰いに行った場合、控除書類等は”手書き”になってしまいます。

そこで、大活躍するのが国税庁のホームページからの入手です。

国税庁のホームページのホーム画面から、”利用者別情報:源泉徴収義務者の方”をクリックし、クリック先の画面で、”年末調整に関する情報:各種申告書(扶養控除等申告書)”をクリックすると、源泉所得税関係の画面になります。
そこに、各申告書の名称が書かれているのでクリックします。
各申告書のページの最後の方に、[申請書様式・記載要領]があるので、そこからPDFファイルをダウンロードしましょう。

又は、国税庁のホームページのホーム画面にある検索ボックスに「控除申告書」と打ち込み検索をすると、検索結果が出てくるので、その中から「各種申告書・記載例(扶養控除等申告書など)|国税庁」をクリックすると、年末調整などに必要そうな申告書が一覧となって出てきます。
それらのPDFファイルをダウンロードすればOKです。

ここで、注意をしなければいけないのが、入力用と書かれたPDFファイルをダウンロードすることです。
それ以外のPDFファイルをダウンロードしても、パソコンで数値などが入力できません。

PDFファイルでの入力は簡単!

入力用のPDFファイルを手に入れれば、後は簡単です。
入力は、入力したい項目をクリックし、キーボードで打ち込めばOKです。
小さな欄に、長く文字を入れても自動的に小さくしてくれるので、特に文字の大きさを自分で変えるなどの手間も要りませんよ。

源泉徴収義務者の方(給与担当の方)は、従業員の人にこの入力用PDFファイルを電子メールで送って、記入後また電子メールで返してもらったら楽々です!修正を頼むのも、パソコン上でちょちょっと直したらいいだけなので、全部書き直しとか、訂正印を貰うなんて手間もありません。

もし、今年も紙媒体で申告書をもらった従業員の人も、手書きせずこの入力用PDFファイルで申告書を作り、プリントアウトして提出もできますよね。

源泉徴収簿も入力後PDFファイルがある

ここからは、給与担当の方のみへの話になりますが、国税庁ホームページには「源泉徴収簿」の入力用PDFファイルもあります。

源泉徴収簿も、細かい数字を書き込むところが多いですから、手書きで間違えた時の絶望感はすごいですよね。
でも、この入力用PDFファイルの源泉徴収簿だと、修正も簡単、しかもとても綺麗に作ることが出来ますよ。

入力用PDFファイルの難点

とにもかくにも事務作業を快適にしてくれる、控除申告書の入力用PDFファイルですが、今のところ一つ難点が…。

それは、「年号」や「有無」を選ぶ欄です。
「年号」や「有無」の選択は、ドロップダウンリストになっています。

ある程度大きな欄だと問題はないのですが、小さい欄だとドロップダウンリストで選んだとしても、選んだ結果が表示されないのです。
PDFの表示を拡大しても、同じでした。

ドロップダウンリストから選んでも
▼しか表示されない

もしかして、プリントアウトするときにはきちんと表示されているのかと思い、プリントイメージを確認してみても、やはりドロップダウンリストの▼が表示されているだけでした。

ここだけ、次回から改良してもらえたらな~と思うのでした。

事務作業の効率化は大歓迎

このような、面倒くさい事務作業がどんどん効率化されるのは、大歓迎です。
手書きじゃない分、とても綺麗に書類が作成できますからね。字が汚くて読めない!なんてトラブルもなくなります。

事務作業の手間が無くなれば、提出するのも苦じゃないですからね。
ドンドンと効率化を進めてほしいですね。

-事務関係, 税金

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