テレ朝のモーニングショーでロイテリ菌がピックアップされていました。
他にも、ホンマでっかTVで口臭予防に効果的な菌として、このロイテリ菌が紹介されたことがあります。
菌活という言葉まであるようで、腸内フローラを整えるためにロイテリ菌を摂取してみてはどうでしょうか?
ロイテリ菌とは?
ヒトの母乳由来の乳酸菌です。善玉菌として知られ、ロイテリン(Reuterin)やロイテサイクリン(Reutericyclin)という抗菌物質を産生する作用もあるようです。
正式名称は、ラクトバチルス・ロイテリ菌 (Lactobacillus reuteri) であり、L. reuteri、L.ロイテリ菌と書かれていることもあります。
ヒト以外にも、他の哺乳類や鳥類の消化管に生息しており、グラム陽性の乳酸桿菌になります。
ロイテリンとは?効能など
ロイテリ菌が産生するロイテリンは、有害なグラム陰性菌、グラム陽性菌、酵母、カビ、原生動物の成長を阻害すると報告されています。
このロイテリンでの実験では、腸管出血性大腸菌O157やリステリア菌を殺すこともできるようです。
有益な腸内細菌を殺さずに有害な生物の成長を阻害するのに十分な量のロイテリンを分泌することができるので、腸内フローラを保ったまま腸への侵入者を排除することができると言われています。
ロイテリ菌の効果
夜泣きの時間を減らす
下痢、便秘
口臭予防(虫歯菌、歯周病菌の発育抑制)
ピロリ菌の発育抑制で胃がんの予防
アレルギー対策発症の予防
などの効果が報告されています。
ロイテリ菌の副作用
ロイテリ菌の摂取に関しては、基本的には、幼児から老人、妊婦まで、適切な量での摂取に関しては、高い安全性が認められているようです。
乳酸菌は、取りすぎても、便から排出されるだけなので、基本的には摂取しすぎによる害はないと言われています。
ただし、菌と同時に摂取するヨーグルトなどを大量に摂取すれば、当然、糖尿病や虫歯などの可能性もでてきます。
また、乳製品に含まれていることが多いため、乳製品アレルギーの人は注意が必要です。重症の乳製品アレルギーの場合、アナフィラキシーショックや蕁麻疹などの可能性もあります。
大量に摂取すると、症状として、他の乳酸菌と同じように、お腹が張る、おならが増える、お腹がゴロゴロなる、腹痛、下痢、軟便などがでることもあります。
ロイテリ菌はどこで買えるの?
オハヨー乳業株式会社から、ロイテリ菌のヨーグルトがでています。以前は、チチヤスからでていたそうですが、現在はないようです。
オハヨーからのは、下のサプリと同じロゴで、ロイテリと大きく書いてあるので間違えることないでしょう。
ただし、テレビ(テレ朝モーニングショー)で放送した直後なので、しばらくは手に入れるのは不可能でしょう。見かけたら即買いです。
もちろん、サプリメントもあります。楽天やアマゾンなどのネット通販でも買えますが、どんどん売り切れになっているようです。残っているのは高いか、届くまでに時間がかかるかもしれません。
だいたい、値段は一日100円程度です。
子供用の液体もありますので、お子様にも良いかもしれません。
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ロイテリ菌と同じような乳酸菌
歯周病を防ぐ乳酸菌として、L8020菌もホンマでっかTVで放送されました。
正式には、ラクトバチルス・ラムノーザスKO3株(Lactobacillus rhamnosusKO3)と言います。
広島大学歯学部の教授で歯学博士の二川浩樹先生によって発見された菌だそうです。
う蝕(虫歯)のない人から、虫歯の原因となるミュータンス菌の抑制効果があるL8020菌を探し出したそうです。
虫歯菌(ミュータンス菌)の減少効果、歯周病菌(ジンジバリス菌)の減少効果、カンジダバイオフィルムの抑制効果が知られており、虫歯・歯周病の予防になるようです。
歯磨き後に食べると虫歯予防になるようです。
マウスウォッシュ、歯磨き粉、子供用のタブレットなどの商品があります。ヨーグルトも発売されています。
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