グルメ・ドリンク

種がないピーマンがあるの、ご存知ですか?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る
       

5月も終わりに近づき、気温もどんどん上がってきています。 スーパーなどでも、夏野菜が並び始めてきましたね。

夏野菜と言えばピーマン

今ではハウス栽培で年中買えるピーマンですが、もともとは夏野菜の一種で、6月~9月が収穫のピークなのです。 ですので、その時期が一番お安くピーマンが売られています。

ピーマンと言えば子どもの嫌いな野菜の常連

そんな夏野菜のピーマンと言えば、子どもの嫌いな野菜の常連ということでもおなじみですよね。 確かに、苦みのあるあの味は子どもにとっては美味しくないかもしれません。

あの苦みは、ポリフェノールの一種”クエルシトリン”によるものだそうです。そのクエルシトリンに、ピーマンの青臭さが加わり、ピーマン独特の苦みが出来上がるそうです。

研究によりその苦みの元が発見されてから、そのクエルシトリンが普通のピーマンの10分の1しかないピーマン、その名も”子どもピーマン”と言う品種が開発されたそうです。ちなみに、品種名は”ピー太郎”だそうです。 子どもがいる家庭には朗報ですが、このピー太郎、近所のスーパーで見かけたことがありません・・・。残念ながらあんまり流通していないのかもしれませんね。

ピーマンを夕食に出そうとしたら

ある日、ピー太郎じゃない普通のピーマンを買いました。と言うか、普通のピーマンだと思ってピーマンを買いました。そして、 夕食の一品として出すために、カットすると

あれ?種がない!!!

種がない?!

いつもなら、ヘタ部分を切った後に種抜きをするのですが・・・。 たまたまこのピーマンだけ種が無かったのかな?と思い、もう一つカットしてみると やっぱり種がない無い!!!

やっぱり種がない!!

こんなことってある??え?たまたまが2回起こった? 4つのピーマンを切ったのですが、結果すべて種がありませんでした。

縦に切ってみました。どこにも種は見当たりません。

種のないピーマン”タネなっぴー”

気になって、早速調べてみました。

すると、見事に ”タネなしピーマン タネなっぴー” なる品種があるということがわかりました。

私が普通のスーパーで買ったピーマンは、茨城県 神栖特産 高砂ピーマンとしか書かれていませんでした。 もしや、高砂ピーマンがタネなっぴーなのかと思い、調べてみたのですが、まずからもって高砂ピーマン自体調べることができませんでした・・・。とほほ。 高砂ピーマンというピーマンはないのかな?じゃあなんでパッケージに高砂ピーマンって書いてあったんだろう??謎です。

まぁ、それはさておき、タネなっぴーです。

タネなっぴーは、横浜植木株式会社が開発、特許を取ったピーマンで、タネがないピーマンの開発は世界で初めてだったそうです。 特許を取得したのは2010年ですが、実際に種や苗が販売が開始されたのは2016年で、改良されたものが2018年4月から販売されています。改良されたものが販売されてから、まだ1年とちょっとしか経ってないんですね。 種がないので、苗で販売しています。(普通のピーマンも苗で売ってることが多いですが。)

育て方は、いわゆる普通のピーマンと同じでよさそうです。タネなっぴーの方が節間が伸びやすいそうです。(節間:葉が茎にくっつくところが節で、その節と節の間のこと。)1株で20個前後の収穫ができるそうです。

そして、子どもピーマンのように苦みが少ないのも特徴だそうです。ほぉ~。

どうして種ができない??

種がないピーマンってどうやったらできるんでしょう? 調べてみると、花粉に答えがありました。 ピーマンの花というのは、もともと両性花で、1つの花に雄しべと雌しべの両方があります。そして、花が咲くと同時に雄しべから花粉が出て、雌しべにくっつき受粉します。そのように受粉してできた実(ピーマン)には種があります。

しかし、タネなっぴーの花の雄しべには花粉がありません。たぶん、そのように品種改良したのでしょう。なので、花が咲いても受粉することがないのです。

ん???でも受粉してないのに実(ピーマン)ができるの?という疑問が湧きますよね。私もそう思いました。

ここである特性が関係してくるのです。 その特性というのが”単為結果性”です。なんだそりゃ?と思いますよね。私も思いました(笑)。

単為結果性とは、とっても簡単に言うと受粉しなくても実ができるということです。 タネなっぴーは単為結果性を利用して、受粉していない=種がないピーマンを作っているのです。 ですので、タネなっぴーの近くにピーマンやとうがらし、パプリカなど、まぁお仲間ともいえるものがあると、その花粉を受粉してしまい、タネなっぴーでも種があるピーマンができることがあるそうです。

ひと手間が無いのはとても楽

たかだか、ピーマンの種抜きですが、その手間がなくなるだけで料理の下準備がとても楽になります。 家庭以外でも、スーパーなどでお惣菜としてピーマンの肉詰めを大量に作る場合とか、種抜き作業が無いだけで効率がすごく上がるのではないでしょうか?

どんどん改良されていく野菜を楽しもう

種が無かったり、苦みが少なくなったりと、日々改良が進む野菜。その改良によって、今まで苦手だった野菜も苦手じゃなくなるようになるかもしれません。 食べられるものが増えることは、食べる楽しみも増えるという事。改良された野菜をどんどん使って、食べる楽しみを増やしたいですね。

   
スポンサードリンク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る