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本日4月25日、高血圧治療ガイドライン2019発売
先日、高血圧の記事を書きましたが、本日が新ガイドラインの発売日です。
皆さん、もう買いましたか!!ぜひ一家に一冊です…って普通の家には必要ありませんよね。
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さて、注目していた高血圧の基準はどうなったのでしょうか?
基準が変わったからと言って、自分が変わるわけではないですが、健康の基準が変わるように思えてしまい注目していました。
結論から書くと、とりあえず高血圧の基準は変わりませんでした。
ただ、今までは基準を超えたら高血圧で治療というイメージだったのですが、その考え方が違う!って指摘された感じに思えるガイドラインでした。
つまり、健康と病気の線引きをするのではなく、少し血圧が高くなり始めたら低くなるように注意しようという考え方になるようなガイドラインということです。
新ガイドラインの血圧の基準
新ガイドラインでは血圧レベルを4段階に分けています。
まず、高血圧を140/90mmHgと定義しています。
その下の130-139/80-89mmHgは「高値血圧」という名前になりました。以前は正常高値血圧だったのですが正常という言葉がはずれたため、高血圧ではないけど高いというニュアンスが伝わりやすくなったと思います。
そして、正常高値血圧は、120-129/80mmHg未満 になっています。収縮期血圧が120でも血圧が高い感じがするので、ちょっと健康に注意しようかなというきがしますよね。
そして、最後に正常血圧は、120/80mmHg未満と定義されています。
高血圧の治療目標
高血圧の治療の目標である降圧目標は75歳未満では、130/80mmHg未満となっています。
この血圧は、診察室血圧です。家庭での血圧は125/75mmHg未満が目標となります。
75歳以上では140/90mmHg未満が降圧目標となります。家庭では、135/85mmHg未満が目標になります。
もちろん、新ガイドラインでは脳血管障害、糖尿病、慢性腎臓病などの場合の降圧目標にも触れられており、必ずしも年齢だけで目標が変わるわけではありません。
実際の治療方針
「高値血圧」への治療と降圧目標
75歳未満で人間ドックなどで高値血圧(130-139/80-89mmHg)を言われたらどうなるかが気になるところです。
基本的には、生活習慣をなおすことで130/80mmHg未満を目指すことになります。ただし、高リスクの場合、1か月たっても改善が認められない場合は、薬物治療も考えることになるそうです。
「高血圧」への治療の導入
また、高血圧を言われた場合でも、まずは生活習慣への計画的な介入を行うようで、いきなりの薬物治療をすすめているわけではないようです。
75歳以上では140/90mmHg未満が降圧目標となると書きましたが、他の疾患があるなどで130/80mmHg未満への降圧が望ましい場合は、忍容性があれば、個々の判断で降圧目標が変わる場合もあります。
忍容性とは?
また、「忍容性」が出てきたので、前の記事を参考までに載せときます。
「正常高値血圧」への治療と降圧目標
では、正常高値血圧(120-129/80mmHg未満)は、どうなるのでしょうか?
ここが健康診断や人間ドックでひっかかりやすいところですね。特に以前は正常と言われていた所なので、いきなり病気のように思えてしまい気になるところです。
この血圧では、基本的に生活習慣の修正をおこないます。薬物治療をすることはないようです。
家庭で血圧を測ろう
白衣高血圧があるので家庭の血圧測定が重要
自分の血圧を知ってますか?電気屋さんのデモ機、公共施設、ジムなどに血圧計は置いてあります。見かけたら、たまには測るようにしておいた方が良いかもしれません。
というのは、白衣高血圧と言って、お医者さんに行くと血圧が上がる人がいるのです。自分の平常の血圧を知っていると、お医者さんで血圧が高くても、いつもは…って言い訳できますしね。
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家庭用の血圧計はそんなに高くありません。まあ、正確性も高くないのかもしれませんが…
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血圧に不安がある方は、毎日測るようにしておいた方が良いかもしれませんね。