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そうでなくちゃ! マイナ保険証で費用負担軽減 ※追記あり

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実はマイナ保険証を使うと損していた?!

2021年10月から本格運用が始まったマイナ保険証だけれども

マイナンバーカードと保険証の紐づけ。今、政府が一生懸命推していますよね。
紐づけすれば、マイナポイントが7,500円分ゲットできるなどなど、色々手を尽くしていますよね。

しかし、今現在マイナ保険証を使うと、従来の保険証を使った時よりちょっとお高くなるのはご存知でしたか?

従来の保険証とマイナ保険証では診療報酬の額が違う

保険適用診療の料金というのは、診療報酬の点数で決まっています。
1点は10円となり、診療報酬の点数が10点なら100円となるわけです。
そして、保険適用なので患者様が支払う料金は100円の3割、30円となるわけです。

そして、2022年4月以降、マイナ保険証を使って受診した場合、従来の保険証と比べて

初診で7点(70円)
再診で4点(40円)

が、上乗せされているのです。
なので、自己負担額が初診で21円、再診で12円高くなっているのです。

これは、厚生労働省が、2022年4月の診療報酬改定で「電子的保健医療情報活用加算」を新設したから生じた負担増なのです。
厚労省としては、マイナ保険証が利用できる医療機関の利益(?)が増えるようにと思ったのでしょうが、 患者にとっては全く持って逆効果。
マイナ保険証を使ったら、料金が高くなるなら、誰がマイナ保険証を使うというんでしょうかね??

医療機関等のマイナ保険証読み取り機の普及率は、19%(2022年5月15日時点)と依然低く、マイナ保険証を使うことができる医療機関を見つけることも大変な状況です。

2022年4月に、従来の保険証が使われた回数と、マイナ保険証が使われた回数を比較すると

従来の保険証使用回数:約3400万回
マイナ保険証使用回数:約20万回

となっており、約17倍の差があります。

マイナ保険証を使える医療機関を見つけ、やっとマイナ保険証を使ってみたら負担が多かったなんて、マイナンバーカードと保険証をわざわざ紐づけした意味が一切ありませんよね。

マイナ保険証を使った時の負担額が見直されることに

診療報酬加算を見直すことに

せっかくマイナ保険証を作ったのに、負担額が増えるなんて何事!という多くの不満が届いたのか、厚生労働省は、2022年8月10日に開催される中央社会保険医療協議会 (厚生労働省の諮問機関)で、マイナ保険証を使った時の加算を見直すことになったようです。

そこでは、マイナ保険証の診療報酬加算を下げるのに加えて、従来の保険証を使った場合、診療報酬を加算するということも話し合われるのだそう。
しかし、それが一体いくら引き下げになるのかはまだわからない状況です。
10日以降には、どうなるか方向性が分かってくるのではないかと思います。

読み取り機の普及も課題

ちなみに、政府としては2023年3月までに、すべての医療機関でマイナ保険証読み取り機の導入を目指しているようです。

しかし、マイナ保険証の読み取り機を申し込んだのは、全医療機関の57.9%(2022年5月15日現在)と6割を切っています。
申込みはしたけれど、実際使えるまではしていないという医療機関がたくさんあるようです。

我が松阪こた堂接骨院も、保険診療可能の接骨院です。
ということは、マイナ保険証の読み取り機をきちんと設置しないといけないのかな?
さてさて、今からきちんと調査を始めて、準備を進めなくてはいけませんね。

2022年10月から変更決定! 2022/08/14追記

マイナ保険証使用時の負担額変更が決定

2022年8月10日に行われた協議会で、マイナ保険証を使った時の負担額の変更が決まったようです。

2022年10月より

マイナ保険証
初診で20円(負担額6円)
再診の加算はなし

従来の保険証
初診で40円(負担額12円)

となるようです。
従来の保険証は、現在初診で30円(負担額9円)ですので、3円程負担額が増えることになります。

接骨院では今まで通り?

この、マイナ保険証利用の場合の診療報酬点数の適用は医科歯科のみのようで、保険適用がある接骨院では、今まで通りとなるようです。
実際、厚生労働省から何の通知も来ていませんし…。
もし、変更があればまたお知らせします。

-医療行政, 接骨院会計

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