松阪市観光

松阪市の松坂城址は石垣が美しく有名!日本の名城100選

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松阪市の観光の目玉といえば、松阪牛ですね。
でも、それだけではもったいないです。松阪市には、日本の名城100選にも選ばれている松坂城があります。
城の中でも古い時代の石垣が大変美しく、マニアの中では、日本一ではと言われています。
危険なところもあり、小さな子供が遊ぶ要素はないのですが、市民の憩いの場で、朝夕には散歩している人も多いです。
今回は、そんな松坂城についてです。

名城100選にも選ばれた松坂城址は、美しい石垣が残り、桜や藤の名所としても知られている

松坂城は蒲生氏郷によって建城

松坂城は、蒲生氏郷によって、天正16年(1588年)に築城されました。
四五百森(よいほのもり)と呼ばれる高台にあり、現在は、公園として市民の憩いの場となっています。

建てられた当時は、3層の天守閣と金ノ間・月見・太鼓等の櫓(やぐら)がそびえたつ堅固な城だったといわれています。

天保元年(1831年)の台風で、天守は倒壊してしまったと伝えられいます。
また、二ノ丸には、寛政6年(1794年)に着工された徳川御殿がありました。
しかし、この御殿も、明治10年(1877年)に焼失しています。

残念ながら、現在残っている城に関係している建築物はありません。
しかし、美しい石垣が残っているため、日本の名城100選に選ばれています。
特に、天守跡や本丸跡周辺で見られる野面積みが有名だそうです。
大阪城などの計算された切り取ったような石垣とは異なり、自然の石に近い大きさの異なる石が組み合わさった石垣は一見の価値があります。

また、桜と藤の名所としても知られています。
桜のシーズンには、ライトアップされたソメイヨシノやヤマザクラ約300本が、城跡の石垣にやわらかいピンク色に美しく浮かび上がります。

お花見に松阪市観光に来てはどうでしょうか?

現在、城跡には、本居宣長記念館、歴史民俗資料館、武家長屋の御城番屋敷などがあります。子供の歴史の勉強にも良いかもしれませんね。

松阪市役所前の道路が松坂城址の大手門に続くメインストリート

松阪市役所前から城址に続く道が、かつての大手門へと続く城下の大通りとなります。

下の写真は、市役所前から松坂城址を撮っています。

公園の景観整備でかなりの木が切られて、また、今年(2018年)5月に、城址の入り口に生えていた黒松の大木が倒れてしまった為、道からお城の石垣が良く見えるようになりました。
立派ですよね。

表門を入って登っていくと大きな石碑があり道が左右に分かれます。

この写真でもわかるように、石垣は、小さな自然の石が積まれているのがわかると思います。石垣については、後述します。


右に進むと今でも水が出る井戸跡があり、その先には、かつての図書館の建物を利用した松阪市立歴史民俗資料館があります。

松阪市歴史民俗資料館

現在の松阪市歴史民俗資料館の建物は、昔は、飯南郡図書館として造られた建物が利用されています。

1910年(明治43年)11月に、大正天皇(当時は皇太子)が、松坂城址(松阪公園)にいらっしゃったことを記念して、図書館の建設が計画されました。
1911年(明治44年)に、松坂城址(松阪公園)の北西に有った竹林が整地され、図書館建設が着工されました。
翌1912年(明治45年)に、本館・倉庫・新聞雑誌縦覧所などの建物からなる飯南郡図書館が開館しました。

そして、その図書館が、1978年(昭和53年)から「松阪市歴史民俗資料館」に改装され、現在に至っています。
ちなみに、図書館は、松坂城址横にある「社会教育センター」内へ移り、さらに、現在の川井町の位置に移動しています。

1997年(平成9年)9月には、松阪市立歴史民俗資料館(旧飯南郡図書館)本館、松阪市立歴史民俗資料館(旧飯南郡図書館)倉庫として、国の登録有形文化財となっています。

写真で見てもわかりますが、建物的にもなかなか見ごたえのある歴史的な建築だと思います。

資料館の展示資料は、伊勢白粉(射和軽粉)と松阪木綿といった伝統工芸に関する展示が核となっています。
小説家・梶井基次郎に関する資料や松坂城関係資料も多数展示、保有されています。
資料のほとんどは、市民からの寄贈品、借用品でなっているそうです。

内容的には、小中学生くらいだと面白くないかもしれませんが、昔の生活の雰囲気は味わえるのでないでしょうか。
うまく利用すれば、夏休みの自由研究になるかもしれませんね。

開館時間は、

4月1日~9月30日は、9:00~16:30
10月1日~3月31日は、9:00~16:00

となっています。
入館料は、大人100円。小中学生50円。
休館日は、毎週月曜日(祝日の場合は翌日)祝日の翌日。年末年始(12月29日~1月3日)となっています。

本居宣長記念館

歴史民俗資料館から、左に登っていくと本丸(下段)になります。

歴史民俗資料館の横をぬけて北西の奥へ進むとオブジェなどが置かれた小さな広場があります。
桜の木が植えられているのですが、花見のシーズン以外にはあまり人が通らない場所です。
藤見櫓、きたい丸の石垣を下から観ながら、森の中を抜けて南側にある本居宣長記念館まで抜けることができます。
同じ階層にある隠居丸は、特別史跡本居宣長旧宅(有料)で、通り抜けることができません。

本居宣長記念館は、江戸時代の国学者本居宣長にまつわる資料を展示しています。
子孫の家に伝わった資料や、宣長の養子本居大平の子孫の家に伝わった資料などを所蔵し、国の重要文化財や、三重県の有形文化財に指定されている資料も多数あります。

本居宣長が、12歳から72歳で亡くなるまで暮らし、2階の書斎を鈴屋(すずのや)と名づけた、本居宣長旧宅も魚町から松坂城址に移築されています。
本居宣長旧宅では、宣長が医療活動を行った「店の間」や講釈や歌会に使用した「奥の間」など一部が公開されており見学が可能です。

「鈴屋」は保存のため立ち入ることはできません。

開館時間は、9:00~16:30
入館料は、大人400円、大学生等300円、小学校4年生から高校生が200円となっています。
休館日は、毎週月曜日(祝日の場合は翌日)となっています。

本居宣長記念館は、お城の南側、本居神社の近くにも登り口があり、駐車場もそこにあります。
また、松坂城址内の二の丸から直接、本居宣長旧宅の敷地に入れる出入口もあります。

二の丸跡地

表門を登って大きな石碑の分かれ道を左に進むと、二の丸跡に出ます。
二の丸跡には、売店とトイレ、藤棚、ステージ、本居宣長旧宅への門が有ります。
また、城跡の東側、御城番屋敷の前にある裏門から城址に登っても二の丸跡に入れます。

二の丸跡の藤棚

この紫藤は、愛知県海部郡鍋田村字森津にあり当時二百余年経たのを、市内中町脇田藤助翁が明治二十三年に株分け市に寄贈されたものである。
通算樹齢約三百数十年を数え藤棚面積三四六平方メートル(一〇五坪)主幹周囲は五メートル開花期は四月下旬紫色花房が一メートルあまり花の香り高く松阪の名木として市民に親しまれています。(昭和五十三年記)松阪市

かつて心無い何者かに幹を切られてしまったこともありましたが、現在は100坪を超える藤棚一杯にみっちりと枝を張り巡らせています。

南東側の石垣からは、御城番屋敷や伊勢方面の街並みを望むことができます。

本丸下段・きたい丸~天守台

枡形と呼ばれる入り組んだ通路を登り次の階層へ向かいます。枡形は防御に秀でた城の形状で松坂城址には『4連続枡形』と呼ばれる天守閣まで続く4個の連続した枡形が作られています。

松坂城の東側には銀杏の木も多く秋には銀杏が大量に落ちて、少し臭いです。

本丸下段には売店とトイレ、遠見櫓、月見櫓等が有ります。北東の市役所や松阪駅方向の景色が伊勢湾まで見渡せます。この階層は本丸上段を回り込むように北側から半周取り囲むようになっています。きたい丸には松阪梅林が有ります。
また角櫓跡からは、お城の北側の街並みと西側に並ぶ山並みを望むことができます。
案内看板のある位置からは、樹木の影になって堀坂山は見えません。
天気が良ければ、青山高原の風車が見えます。

もう1階層登ると本丸上段が有ります。
こちらには空井戸跡が有ります。
有事の際には南側の神社へ抜ける脱出路が有ったと言われていますが、真偽の程は判りません。
地元の人達には有名な話なのですが、案内等には載っていませんので、ただの都市伝説なのかも?

この階層にも櫓跡がありますが、木々に遮られてあまり眺めはよくありません

そして最上段、天守跡です。桜の木が何本も生えています。

松坂城は築城の際、石垣を作る為にいたるところから石が集められました。
天守跡には巨大な石棺の蓋が使われています。
この他にも松坂城跡には合計3個所石棺の蓋が有ります。

残っているのは石垣のみだが、石垣に価値が…

松坂城址はお城の石垣のみが残存しているのですが、歴史的にも価値のある数々の特徴が有ります。
中でも石垣は、蒲生氏郷が石垣工事の為に近江から穴太衆(あのうしゅう)と呼ばれる石垣専門の職人を呼び寄せたと伝えられています。

松坂城築城当初の石垣は「野面積み」と呼ばれる工法が使われ、江戸時代に石垣修復が行われた際に積み直された石垣は「打込みハギ」「算木積み」と呼ばれる工法が使われています。
この時代の異なる石垣の作りを同じ城の中で見ることができます。
野面積み
天守跡や本丸跡周辺で見られます。
自然石を組み合わせて、積み上げられています。石と石の間に隙間があるため水はけが良く、堅固なのが特徴です。
打ち込みハギ
二ノ丸、隠居丸周辺で見られます。
石の表面をノミで荒削りに加工して形を整えてから積み上げる工法で、石と石の間の隙間も小さな石で埋めるのが特徴です。
算木積み
石垣の隅に使われる工法で、長方形の石材を長短交互に積み上げます。
天守台の石垣は自然石を見事に組み合わせて積んであるのに対し、二ノ丸の石垣は加工され整えられた切り石が使用されています。

公園内の設備など

トイレ
松阪市駐車場、松坂城址裏門、二の丸跡、本丸下段にあります。

売店、自動販売機
園内に売店が2カ所有ります。
表門前にコンビニエンスストア、自動販売機が有ります。

周辺の飲食店等

松坂城址周囲の飲食店

すずてん
月明かりの屋根
本居庵
おまつ料理店

松阪公園へのアクセス

松阪公園の住所は 三重県松阪市殿町1539

松阪駅から鈴の音バス左回り、松阪市役所or松阪市民病院下車
松阪駅から三重交通バス 松阪中央病院又は、藤ノ木台、阿坂・小野行き、松阪市役所or松阪市民病院下車

伊勢自動車道松阪ICより車で15分
駐車場は公園北側に松阪市駐車場(無料)が有ります。

史跡としての価値に拘り過ぎている気も…

私が子供の頃には、蒸気機関車(現在は中部大運動公園に移動)や大きな恐竜のオブジェがあり、二ノ丸はクマやライオン、サル、鳥等のいるミニ動物園のようになっていたのですが、現在は史跡を前面に押し出し、子供が楽しめる公園の要素は無くなってしまいました。
石垣に柵等は無く、小さなお子様は目を離さないように十分な注意が必用です。

   
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