目次
ハーネスと言えば
やっぱり犬用ハーネスが思い浮かぶ
「ハーネス」という言葉を聞いて、真っ先に思い浮かべる物は「犬用のハーネス」という方が多いのではないでしょうか?
私は犬を飼っているので、余計に真っ先に思い浮かべてしまいますね。
ハーネスは犬用だけではない
ハーネスという言葉自体は、ひも状のものを指しているので、ハーネス=犬用という訳ではありません。元々は馬具に対して使っていた言葉でもありますしね。
最近では、猫とお散歩するときに使うハーネスや、フェレットとお散歩するとに使うハーネスなど、色々なハーネスが売られています。
でも、ハーネスを使うのは動物に対してだけではありません。
人間の子ども用のハーネスもあります。
子ども用ハーネスどう思う?
テレビ番組で子ども用ハーネスが取り上げられる
先日、朝のテレビ番組で子ども用のハーネスが取り上げられたそうです。
残念ながら、私はその番組を見ていなかったのですが、その番組をきっかけにTwitterのトレンドになるなど、とても話題になったそうです。
子ども用ハーネスに対する意見も様々で、賛成派反対派入り乱れての意見交換があったんだそう。
子ども用ハーネスの歴史は結構長い
子ども用ハーネスは、日本ではまだそんなになじみのないものですが、実はとても長い歴史があるんだそう。
なんと、18世紀に描かれたルイ14世の家族絵にも登場するんだそうです。絵画の英語タイトルは「Louis XIV and his family」で、確かに白いドレスを着た小さな女の子の後ろに立つ、黒いドレスの女性が金色の紐を手に持っているんですよね。金色の紐が、「子ども用ハーネス」なんでしょう。
約300年前からヨーロッパでは「子ども用ハーネス」が使われていたんですね。びっくり!
子ども用ハーネスは見た目も色々
中世ヨーロッパの子ども用ハーネスは、THE紐という感じでしたが、今では色々な見た目の子ども用ハーネスが販売されています。
子ども用ハーネスと打ち込み、検索をかけてみるとよくわかりますよ。
車のシートベルトの様にシンプルなものから、親子の手首同士をつなぐものや、ハチやテントウムシなどの可愛らしいバックパックに長い紐が付いているものまで、多種多様です。
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子ども用ハーネス、賛成?反対?
私個人の意見としては、子ども用ハーネスは大賛成です。
迷子にならないように、という本来の目的で使うのは当たり前ですが、駐車場や道路での飛び出し防止にもなるので、子どもの安全に物凄く貢献してくれるからです。
親2人に子ども2人で出かけるのであれば、子どもに目が行き届きますが、親1人に子ども2人で出かけ、かつ親が荷物を持っていたりなんかしたら、常に2人の子どもの手を繋いで離さないなんて不可能でしょうし、急に子どもが駆けだした場合、すぐに追いかけて捕まえるというのも無理ですよね。
そんな時、子ども用ハーネスをしていれば、事故やけがを防ぐことができますからね。
反対派の人の意見を見てみると
「子どもがペットみたいに繋がれているのがどうかと」「子供がかわいそう」
や
「親が目を離さなければいいだけだから、ハーネスは要らない」
というものがありました。
でも、断然「見た目」の否定的意見が多かったように思います。
確かに、ペットを繋ぐハーネスと姿かたちは似てますけど、それで子どもが安全なのであれば、見た目は気にしなくてもいいのでは?と思ってしまいます。
子ども用ハーネス 我が家の場合
じゃあ、我が家で子ども用ハーネスを使っているのかというと、実は使っていません(笑)。
なぜかというと、我が子、お出かけした時は親とぺったりくっついて、手を振りほどいて駆け出して行ったりしないからです。
なので、必要はないと思い買っていません。
ハーネスは、子どもの性格や行動で要る要らないを決めていいんじゃないかな~。
他の国の子ども用ハーネス事情は?
日本人は、「他の人の目」を気にする傾向があるので、子ども用ハーネスが賛否両論になっているのかも?と思ったので、海外の友人に「子ども用ハーネス事情」を尋ねてみました。
サンプル数も少ないですし、友人たちの個人的意見ということでご了承ください。
アメリカの場合
アメリカの友人に聞いたところ、 大きなショッピングモールや、動物園、遊園地など 人が多い広い場所では子ども用ハーネスをしている家族を見かける、とのことでした。
子ども用ハーネスの目的は、「迷子防止」のみで、「飛び出し防止」などの安全対策に使う感覚はないようです。
考えてみれば、誘拐件数が日本より桁違いに多い国ですから、迷子=誘拐という恐怖があるのかもしれませんね。
「子ども用ハーネスをどう思うか」と聞いてみたところ、私の友人たちは全員賛成派でした。
しかし、アメリカでも「子どもがペットの様に見える!」と反対する人も少なからずいるそうですが、「子どもがかわいそう」という意見は聞いたことないそうです。
反対に、子ども用ハーネスをしている子は「行儀が悪い」と思われることもあるそうです。
公共の場所で、親から離れて遊んだりするのは「しつけされてない」と取られるのだそう。面白いですよね。
子どもが親の言うことを毎回聞いてくれたら、そんな楽なことはないんだけどな~(笑)。
フィリピンの場合
次に、フィリピンの友人に聞いたところ、「子ども用ハーネス」を見かけたのは2~3回くらいだとのことです。
フィリピンでは、全くメジャーじゃないようです。
フィリピンも、日本と比べると治安が…なので、子ども用ハーネスで常に子供が親のそばに居るのはいい事だとおもう、と友人は言っていました。フィリピンの友人も、子ども用ハーネス賛成派の様です。
あと、フィリピンで子ども用ハーネスは「迷子防止」「飛び出し防止」以外に、子どもの歩行訓練にも使われているようです。
確かに、足元のおぼつかない歩き始めたばかりの子どもにとっては、子ども用ハーネスは安全綱にもなりますよね。
子どもの安全が一番!
賛成派、反対派、いろんな意見があると思いますが、親が子供の安全のために子ども用ハーネスを使うのであれば、他の人はそれについてあーだこーだ言うのはどうかと思います。
子どもが怖い目に遭わず、安全に過ごせるのであれば、それが親にとっても子にとっても一番なんではないでしょうか。