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小麦粉粘土は危険かも~パン作りで小麦アレルギー発症!
パンをこねるときに鼻がぐしゅぐしゅしたら、一人前のパン屋
鼻がぐしゅぐしゅしてきたら、一人前。
小麦アレルギーで同僚がやめた。
パン屋の話です。
パン屋に勤めていると、いつも間にか小麦アレルギーを発症するという報告がたくさんあります。
実際に、私もパン作りに凝った時期があって、上達するにつれて、手がかゆくなって、結局やめました。
後に、アレルギー検査をしたら、見事に「小麦」がでていました。
石鹸を使った人が小麦アレルギー出現
「あきらめないでぇー」
真矢みきさんが、テレビCMをしていたので「茶のしずく石鹸」を覚えている人も多いと思います。
この2005年から2010年に販売された石鹸により、400人を超える人に小麦アレルギーがでました。
製品に含まれていた小麦加水分解物により、小麦アレルギーを発症したのです。
残留農薬説
パン屋がなるアレルギーは、小麦ではないという意見もあります。
ある小麦ならアレルギー反応があるけど、ある小麦なら大丈夫だから、原因は、おそらく残留農薬ではないかという説です。
ポストハーベストは収穫してから、振りかける農薬です。
こういった農薬が原因の一つではないかとも言われています。
アレルギーに関係するIgEは皮膚からのアレルゲンが関連
アレルギーに関係しているIgE抗体は、口からよりも、皮膚からのアレルゲンの侵入が関連しているとの報告があります。
小麦粘土は危険かも
子供が使う粘土は、口の中に入れても良いものをと、最近、小麦粉粘土が使われています。
口の中に入れても良いくらい安全と思って使っていますが、パン屋の例のように小麦粘土を使っているうちにアレルギーを発症しないという保証はありません。
もちろん、小麦粉粘土を小麦アレルギーを持っている子供は使うべきではないです。
蕁麻疹や、激しい場合には、アナフィラキシーショックを起こすかもしれません。
保育園や幼稚園では、小麦アレルギーの子供がお友達にいる場合は、従来の紙粘土を使用するなど配慮があるようです。
しかし、少量でも発症する場合があるので、他のお友達が使うかもしれない部屋で使うのは危険性があるので、大勢が集まる保育園や幼稚園では、使わないほうが良いのになとも思います。
それに、こぼれた小麦粉はダニの餌になってしまう可能性があります。
また、期限切れの小麦粉ならともかく、地球環境や飢餓問題と合わせて、小麦を粘土として使用するのはどうかなという問題もあります。
子供は食品で遊んでいるとは思わないですが、食品を玩具として消費しているのは間違いなく、食料自給率の低いわが国でやってよいのかなとも思います。
そして、小麦は有機物であり、きちんと管理しないと、細菌やカビの温床となる可能性があります。
これらのアレルギーの可能性もあり、場合により、食中毒を起こすことを考えると、やっぱり小麦粘土って微妙かもしれません。
ただ、やっぱり、なんでも口に入れる小さな子供は、小麦粉粘土は安全かもしれませんね。
現在では、小麦アレルギーがなければ、小麦粉粘土を使うのが一般的ですが、将来は、変わってくるかもしれませんね。
小麦粘土の作り方
そういいながら、子供と粘土を作るのは楽しいものです。
塩水によって、グルテンが・・・
なんて、難しいことも言いつつ、コネコネするのはどうでしょう?
粘土より、パン生地で作品を作って、食べる方が喜ぶかもしれません。
<小麦粉粘土>
小麦粉・・・1カップ
水・・・・・1/3カップ
塩・・・・・小さじ1
クッキングオイル少々
これらを混ぜ混ぜします。
そして、食用色素で色を付ければ出来上がりです。