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都道府県で初「アウティング禁止条例」を三重県が制定 でも「アウティング」って何?

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都道府県で初めて三重県が条例化する「アウティング」

2020年6月3日に、三重県が都道府県で初「アウティング」禁止を条例に盛り込むとのニュースがありました。
一時は、ネットのYahooニュースのトップにまで掲載されるという大きなニュースでした。

しかし、「アウティング」って何?と不思議がるコメントもありました。

ですので、今回は「アウティング」について調べてみました。

「アウティング」とは?

アウティングと言っても、複数の意味があります。
インターネットのgoo辞典で調べた結果

1. 出かけること・散策すること

2. 試合や競技会に出場すること

3. 秘密を暴露すること。特に、その人が性的マイノリティーであることを、本人の了承を得ずに言い広めること


https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E3%82%A2%E3%82%A6%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B0/

とありました。

新型コロナウィルスの件があり、もしや出かけることが禁止になるの?と心配される方もいるかもしれませんが、もちろん、そうではありません。
三重県が条例に盛り込むのは、3の”性的マイノリティーであることを本人の了承なしに言い広めること”の禁止です。

「カミングアウト」との違い

「アウティング」は、私にとってあまり聞き覚えのない言葉でしたが、「カミングアウト」は聞き馴染みがありました。

しかし、この2つの言葉には大きな違いがあります。

カミングアウトは、自分が性的なマイノリティであることを、友人や知人に告白することです。あくまでも、自分の意志で告白する場合、カミングアウトと言う言葉を使います。

それに対して、アウティングは、辞書にも書かれているように自分の了承はなしに、性的マイノリティーであるということを勝手に他人に言いふらされる時に使われます。

ですので、アウティングをされた場合、当事者の精神的ダメージは相当なものになると想像ができますよね。

パワハラ防止法にもアウティングの防止が明記されている

2020年6月1日から施行されたパワハラ防止法

実は、偶然にも(?)アウティングを防止するための法律が、2020年6月1日から大企業に向けて施行されました。(中小企業に対しては2022年4月1日より施行。)

いわゆる「パワハラ防止法」です。(正式名称は「労働施策の総合的な推進並びに労働者の雇用安定及び職業生活の充実等に関する法律」。略称は「労働施策総合推進法」 どれも長い!!!)

その法律に関連して、厚生労働省が作成した「職場におけるハラスメント関係指針」の中で、職場での典型的なパワーハラスメントの事例として

精神的な攻撃(脅迫・名誉棄損・侮辱・ひどい暴言):人格を否定するような言動を行うこと。相手の性的指向・性自認に関する侮辱的な言動を行うことを含む。
個の侵害(私的なことに過度に立ち入ること): 労働者の性的指向・性自認や病歴、不妊治療 等の機微な個人情報について、当該労働者の了 解を得ずに他の労働者に暴露すること


https://www.no-harassment.mhlw.go.jp/pdf/symposium_siryo_2.pdf#search=’%E3%83%91%E3%83%AF%E3%83%8F%E3%83%A9%E5%AF%BE%E7%AD%96%E6%8C%87%E9%87%9D’

と、しっかりと表記されています。

このパワハラ防止法では、パワハラに起因する問題のアウティングやSOGIハラについても明記されるようになったため、LGBT法連合会はとても評価しているそうです。

SOGIハラとは?

さて、またここで聞きなれない言葉”SOGI”が出てきましたね。
SOGIとは一体何のことなんでしょう。

SOGIとはSexual Orientation and Gender Identityの頭文字をとった言葉で、ソギ、またはソジと発音します。
直訳すると、性的指向と性自認となりますね。
LGBTQに変わる言葉として使われることも多くなっているようです。

ですので、SOGIハラとは、性的指向と性自認に関するハラスメントということになります。

時代について行くために常にアップデートが必要

今、時代はすごい速さで進んでいます。
昔はよかった、昔はこうだった、はもう通用しないことが多いです。
新しい用語などもバンバンでてきます。
現に、「アウティング」の正確な意味を調べたのも、今日が初めてです。

気が付けば時代に取り残されれている、なんてことが無いように、常に情報をアップデートし、それに対応できる柔軟性を持っていたいと思います。

   
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