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乳癌検診5つの障壁の一つをなくす運動:マンモグラフィーサンデー

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毎年10月第三日曜日は乳がん検診のマンモグラフィーサンデー

つい先日、漫画家のさくらももこさんが乳がんの為52歳という若さでお亡くなりになったという訃報がニュースで流れました。
また、歌舞伎俳優の市川海老蔵さんの妻、小林麻央さんも乳がんでお亡くなりになったのも記憶に新しいと思います。

乳がんの状況

国立がん研究センターのがん情報サービスによると、乳がんと診断される女性は1年間に約53,000人にも上るそうです。特徴としては40代、50代に特に多くみられ、45歳から49歳の女性で乳がんと診断されるのは1,000人に1人と、胃がんの3倍のリスクがある上、この20年間で乳がんの発生率が約2倍にも増加しています。
また、40代50代の女性で、がんで亡くなる方の25%が乳がんが原因となっています。
もちろん、40代50代以外の年代の女性も乳がんに罹る可能性はあり、最近では「二十歳を過ぎれば誰でも乳がん年齢」とも言われています。

乳がんを早期発見・早期治療をするためには

早期発見・早期治療で乳がんの生存率は高くなります。早期発見・早期治療ができれば、乳房の温存はもちろん、入院期間や治療期間も短くて済み、精神的にも経済的にも負担が軽く済みます。
早期発見・早期治療をするためには、まず検診を受けることが一番です。

乳がん検診とは何をするのか

医療機関で行う乳がん検診は、視触診・マンモグラフィ、または超音波による画像診断がメインとなっています。
特に、マンモグラフィと超音波による画像診断は早期の乳がん発見にとても有効です。
マンモグラフィ検査は、しこりと石灰化の両方を発見できますが、乳腺が発達している人や若い世代では、乳腺が邪魔をしてしこりが見つけにくくなってしまいます。
超音波検査は、小さなしこりを発見することはできますが、石灰化を発見することが難しかったり、良性のしこりも検出してしまうことがあります。
ですので、マンモグラフィ検査と超音波検査を併用することが理想的だと言われています。

検診を受けることを阻む5つの壁

国も自治体も、多くの女性に乳がん検診を受けるように勧めています。
しかし、それを阻む壁があるのも事実です。
まず、乳がん検診を含む婦人科検診は予約が取りにくいということです。予約を取ろうと問い合わせをしても、2か月3か月待ちは当たり前です。一般の健康診断や人間ドッグと一緒にと、婦人科検診を追加した場合も、たちまち予約が取れにくくなります。
そして、検診は基本的に平日にしか行われないということです。平日に仕事のある女性や、子どもを見てもらえる人がいないお母さんにとって、「検診に行く」ということは結構ハードルが高いのです。

もっとも、恥ずかしいとかマンモグラフィーに挟まれると痛いとかいう壁もあるとは思いますし、費用も問題になる場合もあるでしょう。。

そんな女性のために「マンモグラフィーサンデー」

そんな女性のために、認定NPO法人J.POSH(日本乳がんピンクリボン運動)が全国の医療機関や自治体に持ちかけ、「ジャパン・マンモグラフィーサンデー」という取り組みを2009年から始めました。
マンモグラフィーサンデーとは、毎年10月の第三日曜日に全国どこでもマンモグラフィ検診が受診できるようにする運動です。
2018年の今年は、10月21日がその日に当たります。
マンモグラフィーサンデーのホームページ上で10月21日にどの医療機関でマンモグラフィ検査が受診できるか調べることができます。
ちなみに、松阪市では
・済生会松阪総合病院
・松阪市健診センターぴーす
・桜木記念総合病院
の3施設で検診を受けることができます。
どの施設も事前予約が必要となりますので、検診を受けたいと考えている方は各施設に問い合わせてみてください。

まだ若いから、とか、私は大丈夫と思わずに、乳がん検診はきちんと受けましょう!

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