三重県鳥羽市でブリュッセル国際コンクールに新設された日本酒部門が開催
「ブリュッセル国際コンクール」に日本酒部門が新設
ワインをはじめ、ビール、リキュールなどのアルコールのコンクールの1つに、ベルギー政府公認のブリュッセル国際コンクールがあります。
そのコンクールに、新たに、日本酒部門「SAKE selection」ができました。
注目の第一回は、三重県鳥羽市に決定しました。
本年の10月10日から10月13日に開催されます。
三重県鳥羽市は、平成28年に伊勢志摩サミットが開催されたのも記憶に新しい都市です。
その際に、三重県の酒が食事のドリンクとして出されて、注目を浴びたことから決定したようです。
もちろん、日本酒部門なので、日本での開催でないと難しいので、国内の誘致合戦に勝ったのが鳥羽市ということになります。
ブリュッセル国際コンクールの日本酒部門(SAKE selection)では、世界中の数十人のソムリエなど熟練者が評価します。
日本酒部門も評価するのは、欧米の人間が多いと予想されるため、外国人にも飲みやすい日本酒を選ぶことになりそうです。
実際に、審査委員長をも務めるフランス人の日本酒啓蒙家シルバン・ユエさんが、「外国人の口に合う日本酒を選ぶ」と話しているそうです。
外国人と言っても、フランス人やベルギー人等のワインを慣れ親しんだ人って意味っぽく聞こえますが、日本人の選ぶ酒と違った結果になるのでしょうか?
このコンクールで成功をおさめれば、魅力を世界に売り込めるので、出品者は気合がはいりますね。
三重県の酒も頑張ってほしいですね。
この日本酒部門は、純米大吟醸酒、純米吟醸酒、純米酒、スパークリングなど、7部門での審査になります。
焼酎、梅酒など、他の部門もできてほしいですね。
「ブリュッセル国際コンクール」の審査
さて、ブリュッセル国際コンクールでは、どのように審査されるのでしょうか?
審査員は、50か国もの国から選ばれた熟練者数百人で構成されているようです。
審査員達は、毎日、50種類程のワインを、100点満点方法で評価するようです。
古い審査員のブログを見つけました。
今は違うかもしれませんが、いろいろ裏話が書いてありました。
「金賞を常に念頭において採点してください。出品者の参加費で、この大会が開かれるので、金賞が多ければ、来年の出品者が増えます。」って、最初に言われるみたいです。
でも、高得点をつけ過ぎると注意されるなど、採点に注文がつけられるようです。
影響のある評論家の好み次第で、結果が変わってしまうようなのです。
要は、コンクールは、俺が絶対だから宣伝したけりゃ俺ん所に来いっていう評論家と権威のお墨付きを得て宣伝したい出品者、そして参加者が増えれば儲けられる主催者によって成り立つショーってことになりそうですね。
そのブログは、こう結ばれています。
低い点数のワインでも十分楽しめるよ。
フルコースのランチを毎日食べられるかい?
僕は駄目だな。
何日後かには絶対に、中東のサンドイッチ、ポーク・タコ、ベトナムのバンミーとかが食べたくなるだろう。
ワインも同じ事さ。
評価を得たものを飲んでみたいとか、食べてみたいという人間の心理をうまくついているコンクール。
他にも、レストランの評価しかり、農産物しかり・・・
でも、評価が良いものだけを選ぶのではなく、好きなようにするのが一番ってことですね。
そして、自分の好きなものが選ばれるのは、自分が認められた感じがして嬉しいですが、商品がなくなったり、価格が高騰したりする可能性があり、微妙ですね。
10月の鳥羽市での「ブリュッセル国際コンクール」盛り上げましょう!