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「年度更新申告書計算支援ツール」で、労働保険料の計算が超らくちんに!

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今年も労働保険料の支払時期がやってきた

緑の封筒がやってきた

毎年6月と言えば、梅雨の時期。
そして、労働保険料の支払いの時期でもあります。

今年も、緑色の封筒がやってきましたよ。
こういうのは、早々に事務処理を終わらせるに限りますからね。
早速処理開始です。

厚生労働省 年度更新申告書計算支援ツールを使ってみる

申告書の書き方をチェック

まずは、緑の封筒から出てくる緑の冊子「令和4年度 労働保険 年度更新 申告書の書き方」を、チェックします。
毎年同じような作業ですが、何か変更されたことなどがあるかもしれませんからね。

今年度の申告書の書き方冊子の16ページ、
9 確定保険料・一般拠出金算定基礎賃金集計表の書き方
から読み始めたのですが、そこで目に留まったのが

※賃金集計表は、今回お送りした封筒に同封しているほか、厚生労働省ホームページに掲載しています。

の一文。
何気に集計表の手書きは面倒くさいので、厚生労働省のホームページにお邪魔することにしました。

確定保険料・一般拠出金算定基礎賃金集計表を出してみた

「厚生労働省 労働保険関係各種様式」で検索すると、簡単にそのページにたどり着けました。

そのページの

令和3年度 確定保険料・一般拠出金算定基礎賃金集計表/令和4年度 概算保険料(雇用保険分)算定内訳[74KB]

を、クリックしエクセルファイルをダウンロードしてみました。

出てきたのがこちら。

うんうん、封筒に入っていたA3用紙のものと同じです。
数字をパソコンで打ち込めばいいだけなので、これはだいぶ楽になるぞ。と喜んでいたのですが‥‥。

あれ、もしかしてこれって…自動計算してくれない?
どれだけ数字を打ち込んでみても、合計は空欄のまま。
え~~、せっかくのエクセルファイルなのに、そこは手計算でしろって言う訳?ちょっとがっかり…。

こうなったら、自分で関数を入れて自動計算できるようにしてやろうかと思っていたのですが、再び厚生労働省のホームページに戻ると気になるファイルを見つけました。

年度更新申告書計算支援ツール

年度更新申告書計算支援ツールなる項目には

※年度更新にあたって金額等を計算・記載する際の支援ツールです。

という、一文が添えられていました。
もしや、こちらを使った方がいいのでは?ということに気付いた私は

年度更新申告書計算支援ツール(継続事業用)Excel2016[682KB]

を、ダウンロードしました。

それが、こちらです。

この年度更新申告書支援ツールには、

  • 利用方法・注意事項(必ずお読みください) 
  • 算定基礎賃金集計表 
  • 申告書記入イメージ 
  • (参考)e-Govイメージ

の4枚のシートがありました。

まずは利用方法・注意事項を読みます。
松阪こた堂接骨院は、利用できない事業でもないですし、このツールは使うことができそうです。
そしてなにより、算定基礎賃金集計表が自動計算っぽいですし、算定基礎賃金集計表に有力した数値は、申告書記入イメージ転載もしてくれるっぽいことが分かりました。
これは使うしかありませんね。

算定基礎賃金集計表

算定基礎賃金集計表のページを開くと、

おぉ、ちゃんと合計欄に「0」が記入されていますね。
試しに数字を入れてみると

きちんと計算してくれています。やったね。

そして、嬉しいことに月ごとの人数と、金額を入力すると

  • 常時使用労働者人数(労災保険対象人数) 
  • 雇用保険被保険者数 
  • 労災保険対象者分 
  • 雇用保険対象者分 
  • 一般拠出金

も、自動的に計算してもらえるということです。

雇用保険率の変更

今回、一番気を付けなければいけない所は、概算保険料の雇用保険分の算定です。
何故なら、令和4年度には雇用保険の保険料率変更予定があるからです。
令和4年度(令和4年4月1日~令和5年3月31日)の、

令和4年4月1日~令和4年9月30日 
令和4年10月1日~令和5年3月31日

では、保険料率が違うのです。
そのため、今回の算定基礎賃金集計表には、概算保険料(雇用保険分)算定内訳の表があるのです。

しかし、この年度更新申告書計算支援ツールを使うと、保険料算定基礎額は自動で記入され、保険料率も、令和4年4月1日~令和4年9月30日の率をドロップダウンから選択すると、令和4年10月1日~令和5年3月30日までの率が自動で表示されます。

保険料率は、郵送されてきた丈夫な厚紙に書かれていますので、そちらで確認してくださいね。

もちろん、概算保険料額も自動計算してくれますよ。

申告書記入イメージ

さて、算定基礎賃金集計表の入力が終わったら、次は「申告記入イメージ」のページに移ります。

算定基礎賃金集計表で表示されていた数字が、自動転記されてます。
松阪こた堂接骨院の場合、転記されていた個所は

⑧(イ) ⑧(ヘ) ⑫(イ)

でした。
⑩(ヘ)の一般拠出金の金額は自動で計算されていました。

申告書記入イメージで、黄色くなっているセル①②③④は、郵送されてきた「労働保険概算・増加概算・確定保険料 一般拠出金申告書」に印字されている数字を入力します。

松阪こた堂接骨院の場合、①に3、②に9、③に3を入力し、④には印字されていた申告済概算保険料額を入力しました。

すると、その税率を元に⑩(イ)、⑭(イ)の金額が自動計算されました。

⑤には、1を入力。
これまでの入力の結果、⑦⑧の入力は不要と判明したので、グレーのままでした。

これで、自分が入力する箇所は無くなりました!
㉒期別納付額、領収済通知書の内訳(労働保険料・一般拠出金)・納付額(合計額)も、全部数字が転記されました。

一応手検算もしてみる

年度更新申告書計算支援ツール の、「利用方法・注意事項」のページに

計算結果については、必ず検算を行ってください

と書かれていたので、検算をしてみました。
検算したところ、大丈夫でした。よかった!

申告書記入イメージを書き写す

あとは、申告書記入イメージを 「労働保険概算・増加概算・確定保険料 一般拠出金申告書」 に書き写せば、今年度の作業は終了です!

年度更新申告書計算支援ツールの保存

今年度の事務処理の記録として、年度更新申告書計算支援ツールを保存しておくことにしました。
エクセルファイルなので、「名前を変えて保存」を選び保存完了です。
年度更新申告書支援ツールの基礎賃金集計表を印刷してみたのですが…A4用紙に印刷されるようにしてくれてあるからなのか、文字がめちゃくちゃ小さいんで、
一応、 郵送されてきた基礎賃金集計表にも、重要な数字だけ書き写しもしました。
電子と紙、ダブル保存してみましたよ。

年度更新申告書計算支援ツール は本当にお役立ちだった!

いや、ほんと年度更新申告書計算支援ツールを使うと、事務作業があっという間に終わりました。
来年も 、年度更新申告書計算支援ツールがあれば、絶対に使おうと心に決めました。

-事務関係

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