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失明もしてしまう加齢黄斑変性には亜鉛サプリメントなどが有効

加齢黄斑変性症

加齢黄斑変性症

加齢黄斑変性にはサプリメント

加齢黄斑変性とは?

加齢黄斑変性は、高齢者の失明の原因となる疾患の一つです。
50人から100人に1人と発症と高確率ですが、まだ確実な治療方法がありません。

網膜の中心部の黄斑と呼ばれる部分が加齢に伴い変性してくるため、視野の中心部分が見えにくくなるのが特徴です。
滲出型と萎縮型に分類され、滲出型の場合、進行が早く、視力低下も著しくなります。

加齢黄斑変性の治療

加齢黄斑変性症の治療は、抗VEGF治療薬の硝子体注射などがありますが、確実に視力低下を治せるものではありません。

加齢黄斑変性の悪化因子

加齢黄斑変性の悪化因子には、名前の通り加齢はもちろんですが、強度近視、光、食事などが知られています。
現在では、遺伝子との関連も調べられています。

加齢黄斑変性の予防にはサプリメント

加齢黄斑変性は発症してからでは、治療が難しくなります。
ですので、予防が肝心と言われています。

予防には、場合によっては治療の時でも、サプリメントを用います。
眼科でも、サプリメントも使って加療しているようです。

加齢黄斑変性に用いるサプリメント

加齢黄斑変性に用いるサプリメントも、実は、まだまだ発達段階かもしれません。
最初は、抗酸化物質として、βカロテンが使われていましたが、喫煙者で肺がんとの関連があることがわかっています。

現時点で推奨されるサプリメントは、
ビタミンC(500㎎)
ビタミンE(400U)
酸化亜鉛(25㎎)
ルテイン(10㎎)
ゼアキサンチン(2㎎)
が知られています。
ただ、滲出型への進行は抑えられるもののの、萎縮型への進行は抑制できないようです。

加齢黄斑変性の遺伝子とサプリメント

黄斑変性遺伝子型によってサプリメントの効果が変わる可能性もあるそうです。
遺伝子型を調べてから、最適なサプリメントを選ぶ時代が来るかもしれません。
ですが、現段階では、効果がありそうな成分をすべて飲むしかないようです。

加齢黄斑変性に用いるサプリメントの成分

ビタミンC(500㎎)

ビタミンCは、水溶性ビタミンの一種です。
鉄分・カルシウムなどミネラルの吸収を促進する効果があります。
ですので、摂取しすぎると鉄過剰症の原因になることがあります。
ノーベル賞学者が言ったために、風邪を予防すると信じられていますが、実際には、効果がないようです。
しかし、定期的に摂取すると、風邪が治るのが早くなるというデータがあるようです。
成人の1日あたり摂取量としての厚生労働省による推奨量は、1日100mgです。
大量摂取すると、下痢など危険性もあるようです。
レモン1個分のビタミンCは20mgですので、食事で大量にとるのは難しいかもしれません。
C1000で有名なドリンクは、1gも入っていますし、明治のハイレモンというタブレット型のお菓子は、6粒で333㎎です。

ビタミンE(400U)

脂溶性ビタミンの1種です。
成人の1日あたり摂取量としての厚生労働省による推奨量は、1日7mgです。
上限量は、1日800㎎です。
㎎で書きましたが、「ビタミンE 1mg=1IU (国際単位) 」なので、Uと同じです。
過剰摂取すると骨粗鬆症になる恐れがあると動物実験で報告されているそうです。
体内に蓄積しやすいので、過剰摂取はしない方が良いようです。

ひまわり油などの油脂類、マヨネーズ、アーモンド、ラッカセイ、大豆などの豆類、キャビア、いくら、たらこなどの魚卵類、青魚に含まれる。
ひまわり油には100g中約40mg程度です。
必要量は食事でとれますが、黄斑変性のサプリメントと同じだけは食事では無理かもしれません。

酸化亜鉛(25㎎)

推奨量は、一日9mg、上限量は、一日30mgになります。
大量に飲むと、鉄などの吸収阻害があるので、鉄欠乏症などの恐れがあります。
また、大量に飲むとですが、めまいや吐き気などがでることもあります。

牡蠣には100gで7㎎、レバーには100gで6mg、牛肉には100gで4mg。
これも、食事から、サプリメントレベルで毎日摂取するのは難しそうです。
ただ、牡蠣や牛肉を大量に食べた日は、サプリメントの必要なないかもしれません。

ルテイン(10㎎)

「ルテイン」は、カロテノイドと呼ばれる天然色素の一種です。
緑葉野菜、卵黄などに含まれています。
ほうれん草100gで10mgなので、これも、サプリメントじゃないと難しいかもしれませんね。

ゼアキサンチン(2㎎)

目の網膜に含まれるカロテノイドの一種です。
黄斑中央部において、ゼアキサンチンは主要な構成物質になります。
といっても、目を食べる必要ありません。
これも緑黄色野菜に含まれています。
トウモロコシの缶詰100gで0.5㎎、パプリカ100gで1.7㎎。
これも、サプリメントじゃないと、黄斑変性の推奨量を摂取できないですね。

加齢黄斑変性を予防するために今からサプリメント

もう一度、黄斑変性症予防の推奨成分の復習です。
ビタミンC(500㎎)
ビタミンE(400U)
酸化亜鉛(25㎎)
ルテイン(10㎎)
ゼアキサンチン(2㎎)

ビタミンCは、お菓子やジュースをうまく利用すれば、サプリメントを利用する必要はなさそうです。
亜鉛は、大量に肉や牡蠣をとったとき以外は、なかなか取れなさそうなので、サプリに頼りたいですね。
ビタミンE、ルテイン、ゼアキサンチンは、サプリメントに頼るしかなさそうです。
ただし、ビタミンEは、摂取し過ぎに注意です。

ビタミンEは、安いです。60日分で700円程度です。
一粒に、ビタミンEが301.5mgで、食事から摂取することを考えると、推奨量が補充できて、かつ、過剰にならずに済みそうで、良く考えられた商品ですね。

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感想(21件)

亜鉛も安いです。60日分で500円しません。
15㎎と推奨より少なめですが、食事からもとれるので、過剰摂取を防ぐ意味では、これくらいが良いのだと思います。
ほとんどの商品が10~14㎎と、この商品の15㎎より少なめでした。

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さて、ルテインとゼアキサンチンです。
アマゾンでは、ルテインが10㎎とやや少ないですが、ゼアキサンチンは2㎎入って、1000円以下で30日分が買えそうです。

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