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海外の反応 W杯での日本人サポーターに関するごみ拾い報道

FIFAワールドカップ

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世界が驚くごみ拾い W杯での日本人サポーターに関する報道

FIFAワールド杯ロシアが盛り上がっています。
前評判が芳しくなかった西野JAPANですが、初戦のコロンビア戦で白星、続くセネガル戦でも引き分けと大健闘しています。
もちろん、熱心なファンは現地ロシアまで応援に駆けつけています。そして、その日本のサッカーファンが世界の新聞を賑わせているのです。

試合後のごみ拾いが話題に

サッカーの試合終了後、スタジアムのごみ拾いをする日本人応援団の姿が各国で話題になっています。
アルゼンチンの日刊紙「クラリン」では「世界には私たちとはかけ離れた習慣を持つ国もあるが、多くの文化が一堂に会するのもW杯の美しさだ」と報じ、また、「CNNチリ」では「日本の子供は幼いころから学校の教室を掃除している、それが公共の場所をきれいに保つ規律やリスペクトにつながっている」と解説、そして、ロイター通信ではごみ拾いの写真を30枚以上掲載しました。
BBCでは日本人サポーターが開場時と同じくらいきれいに片付けたと報道し、カナダ大使館の職員は「日本を応援する理由」とツイッターに投稿もしてくれたようです。
日本の対戦相手、コロンビアとセネガルのサポーターも、試合後一緒にゴミ拾いをしてくれたと、現地に応援に行った日本人サポーターもツイッターで呟いています。
コロンビア紙の「エル・ヘラルド」では、その光景を「日本文化と規律を示した。ごみを拾う日本人サポーターを祝福するコロンビアファンの姿が多く、スポーツマンシップにあふれる光景だった」と取り上げました。

日本の対戦相手だけではない

日本と対戦した国のサポーター以外にも、このごみ拾いの活動は広まっているみたいです。
ウルグアイのエス・パイス紙は、ウルグアイ対サウジアラビア戦の後、ウルグアイサポーターがごみを一か所に集めている動画を公式ツイッターに掲載しています。
そして、サウジアラビアのサポーターもごみ拾いに参加したと、サウジアラビアの「アラブニュース」が写真をツイッターに掲載しました。

この「ごみ拾い」はいつから始まったのか?

W杯で始まったのは、日本が初出場した1998年からですが、日本国内ではJリーグが発足した1993年からだそうです。当時、浦和レッズのサポーターが試合後のごみ拾いをしていたと報道されています。
特にW杯の時、大勢の人が青いごみ袋を持っているのをご存知ですか?あのごみ袋はごみ拾いの為だけに持参するのではなく、試合中は「サムライブルー」の青いごみ袋を膨らませ、応援しているんだそうです。応援とごみ拾いに使える青いごみ袋は一石二鳥ですね。
2016年のリオオリンピックでは日系団体が在マナウス日本領事館などに協力を要請し、日本人サポーターらにわざわざ「青い」ごみ袋約2500枚を準備し、配布したそうです。

スタジアムだけでなく

こういった日本人のいい面を取り上げてくれる報道が世界中でされることは、はやり嬉しいし、誇らしいことです。
しかし、ふと考えてみると、日本国内での花火大会や、お花見などのイベントの後、みんながみんなごみ拾いをして、場所をきれいにしているでしょうか?
そこかしこに落ちる、食べ物の器や、飲み物の缶などを見かけることは多いですよね。
スポーツイベントのスタジアムの中だけでなく、日常でも「ごみを捨てない」、「ごみを拾ってきれいにする」精神が根付くといいですね。
せっかくの世界からの賞賛を裏切りたくはないものです。

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