先日、ジャニーズ事務所の人気グループ「NEWS」のメンバーの小山慶一郎さんと、加藤シゲアキさんが、未成年と飲酒、そして一気飲み強要などをしたとして、ワイドショーなどで大きく報道されました。
これまで色々あったNEWSの再びのスキャンダルに、NEWSのファンは騒然。事態を重く見たジャニーズ事務所は、小山慶一郎さんには「一定期間の活動自粛」、加藤シゲアキさんには「厳重注意と反省文」という処分を下しました。
処分が決定後、ジャニーズ事務所に気を遣ったのかワイドショーなどではあまり話題にならなかったのですが、あえて話題に出してNEWSファンの怒りを買ったマスコットが居ます。
NEWSファンの怒りを買ったマスコットとは？
東京ヤクルトスワローズのマスコット、「つば九郎」です。
2018年6月7日（NEWSの二人の処分が決定した日）、試合前のトークショーで、フリップに
「びーるは 500円だけど みせいねんにのますな」
「NEWSになるぞ」（どちらも原文ママ）
と書き、堂々とネタにしたのです。
その画像や動画がtwitterで拡散され、NEWSファンの気付くところになったわけです。
つば九郎wwwwさすがwwwヤクルトが話題になるのはつば九郎の発言だけやw pic.twitter.com/5J29dhxFHr
— はーちん (@hisapinky123) 2018年6月7日
その結果、NEWSファンとみられる人から
「ファミチキにでもなっとけ！」「そんなに焼き鳥にされたいの？」
など過激な書き込みがされることになりました。
もちろん、そんなことにめげないつば九郎は、その翌日、試合前にNEWSのヒット曲「チャンカパーナ」と「Weeeek」で、ノリノリのダンスを披露して炎上のお返しをしたのです。
つば九郎とは?
東京ヤクルトスワローズのキャラクターとして1994年から活動しています。
スワローズですので、モチーフはもちろんツバメです、が、色合いがペンギンと似ているため、一部では「畜ペン」（畜生ペンギンの略＝度を越した発言や行動が多いため）とも呼ばれています。
「ツバメ界の最先端を行く進化したツバメ」であるため、渡はせず、日本の四季に対応できます。
プロ野球球団のメインマスコットの中で、唯一ユニフォームを着用せず、特別な機会にのみ浴衣などを着用します。
ヘルメットのみ着用しており、脱着可能、そしてヘルメットの下の髪型はわずかながらリーゼントになっています。
中日ドラゴンズのマスコット、ドアラとは同期でよきライバルでもあり、週刊ベースボールで筆談形式の対談を行ったこともあります。
つば九郎を有名にしたフリップ芸
このつば九郎を有名にしたのは、つば九郎のフリップ芸です。
タイムリーで風刺の効いた一言をフリップに書き、時々周りの人を困らせていますが、それが大人気でもあります。
例を挙げると
・某歌舞伎俳優が暴行を受けた事件の後で 「はいざらで てきーら のんだことのあるひと」
・野球賭博が発覚した時は 「くいずとばく はっけん」
・栃木県佐野市のゆるキャラさのまる君とのコラボでは フリップに某オリンピック盗用ロゴを書き 「さのまるくん これはさのばつくんです」
・舛添元都知事の問題発覚後 「ほてるみかづきにいくよていが ぷりんすほてるにきちゃった」「こうようしゃ またせてるので かえります」
などなど、いまそれを言う？ということをためらいもなくバンバン発言しています。
なので、先日のNEWSに関する発言もつば九郎にとっては、通常運転だったみたいです。
きちんと球団にも貢献
過激な発言で話題になるだけでなく、つば九郎はきちんと球団に貢献もしています。
それはつば九郎のグッズ売上です。
なんとつば九郎のグッズは、球団グッズの売り上げの７割を占めているのです。
発言はともかく、見た目は可愛らしいつば九郎は、女性人気も高く、売り上げを劇的に伸ばす要因になったのは事実です。
つば九郎自身もきちんと把握しており、2017年の契約更新交渉でこれを理由に年俸アップを迫りました。残念ながら年俸アップはならず、現状維持の2万2千円で更改したのですが、その後フリップに「ちーがーうーだーろー！」と元議員某氏の決め台詞を書いて、笑いを取っていたのはさすがとしか言いようがありません。
野球自体に興味は無くても、こんな面白いマスコットが居るなら、球場に会いに行こうかなと興味を持つ人もいるでしょう。
一度、つば九郎の毒舌フリップ芸を生で見てみるのも面白いかもしれませんね。