こた堂ブログ

大腸内視鏡検査の事前準備が以前と比べて天国だった!

健康診断の結果 要精密検査の項目が・・・

健康そのものと思っていたのに

年に一度の健康診断を受け、数週間後に結果が送付されてきました。
基本的に、健康状態は良好なので、今回も特に何もないだろうと高をくくりながら診断結果の封筒を開けると、

消化器内科 主治医殿

と書かれ、しっかり封がされた小さい封筒が入ってました。

・・・・あれ?これってもしかして世にいう「紹介状」ってやつでは?
そうです、健康診断の結果、要精密検査の項目があったのです。

引っかかったのは便潜血

引っかかった項目を確認すると、「便潜血」でした。

協会けんぽの一般健診では、便を2回取って提出するのですが、その1回目が便潜血+、すなわち便に血が混じっていたとの結果だったのです。

えぇ~。ショック。

大腸の精密検査は2種類

この、便潜血+の結果が出た場合、大腸の精密検査を受けることを勧められます。

大腸の精密検査は

の2種類があります。

私は、大腸内視鏡検査を選びました。

実は、10年ほど前にも同じ便潜血+の結果で、大腸内視鏡検査を受けたことがあるので、今回もそちらでいいかな、という単純な考えで選びました(笑)。

消化器内科を受診してびっくり

大腸内視鏡の予約を取りに消化器内科へ

健康診断の結果に同封されていた案内によると、便潜血+の検査結果がでた人の中で、大腸がんが見つかるのは2~4%と書かれていました。

じゃあ、このまま無視でも・・・と思ったのですが、自分がその2~4%に絶対に入らないなんて言えないので、ちゃんと精密検査を受けることにしました。

まずは、大腸内視鏡検査をしている病院を探し、予約を取りに行きました。

紹介状と、検査結果を持ち消化器内科を受診すると、運よく早めに大腸内視鏡検査の予約が取れました。
予約が一杯で何か月待ちと言われたらどうしようと心配してたので、ほっと一安心です。

看護師さんからの説明

予約の日にちが決まったところで、大腸内視鏡検査前の準備について看護師さんから説明を受けました。

ここで蘇ったのが、10年ほど前に受けた大腸内視鏡検査の記憶です。
大腸内視鏡検査自体は、麻酔で眠っている間に終わり、はっきり言って記憶すらないのですが、大変だったのが事前準備です!

大腸内視鏡検査は、大腸の中を綺麗にしてからでないと検査できません。
つまり、下剤や腸管洗浄液で大腸の中の物をすべて出し切るのです。
10年ほど前に受けた、大腸内視鏡検査では、まずい腸管洗浄液を2ℓ飲むという苦行のような事前準備が要りました。
また、今回もその苦行に耐えねば・・・と思いながら、看護師さんの説明を聞いていると
「大腸内視鏡検査は受けたことありますか?」
と質問されました。
「はい、だいぶ前にあります」
と答えると
「あー、じゃあ液体を2ℓ飲んで・・・」
と言われたので
「そうなんです・・・あれ大変ですよね、今回も頑張ります」
と返すと、なんと
「今はそんなんじゃありませんよ」
と驚くべき答えが。

ん?今はそんなんじゃないとは???どういうことだろう?と困惑していると、看護師さんが

「今は、錠剤を2ℓの水かお茶で飲んでもらうんですよ」

とのこと。

えーーーーーーーーー!

大腸内視鏡検査の事前準備に貰った薬

そして、その言葉を証明するように、貰った薬はほぼ錠剤でした。

まずは、マグミット錠330㎎とモサプリドクエン酸塩錠5㎎。

この2種類は、大腸内視鏡検査の前々日と前日に、朝昼夜各一回飲むためのものでした。

ボトルに入っているのは、ピコスルファートナトリウム内用液0.75%、錠剤はガスコン錠40㎎。
内用液は、検査前日の寝る前に、コップの水に30滴ほど垂らして飲み、ガスコン錠は、検査当日の朝に飲むためのものです。

そして、一番の驚きはこのビジクリア配合錠。
これがあの「まずい液体」の代わりに飲む錠剤です。
200mlがすぐにわかるプラスチックコップもいただけました。

本当にあの恐怖のまずい液体がない!医薬品の進歩ってすごいなあと感動すら覚えました。

実際にビジクリア配合錠を飲んだ感想

前日・前々日の服薬は楽々

検査日前々日・前日には、きちんとマグミット錠・モサプリドクエン酸塩錠を飲み、前日の夜9時からは絶食。
そして、夜10時には、ピコスルファートナトリウム内用液を垂らした水をコップ一杯飲みました。
ピコスルファートナトリウム内用液は、無色透明、味もしなかったので、あっという間に飲むことが出来ました。

ビジクリア配合錠 初体験

いよいよ、検査当日。

朝の8時前に準備をします。
ビジクリア配合錠は、一度に5錠を200mlの水かお茶で飲みます。それを15分ごとに5回繰り返します。
1シートが5錠ずつ分かれるようになっているので、とりあえず全部分けてみました。
手でも切れるっぽいのですが、結構硬かったのでハサミを使って切りました。
これで準備は完了です。

朝の8時、ビジクリア配合錠初飲みです。
最初だけ、ガスコン錠2錠も飲みます。

水を200mlプラスチックコップに注ぎ、ビジクリア配合錠を5錠手のひらに出し、1錠ずつ飲んでいきます。

ビジクリア配合錠は、ちょっと大きめで、長さが1.5cmくらいあるので、飲み込むのはちょっと大変でしたが

まずい液体を飲むよりずっと楽!

でした。

ビジクリア配合錠は、飲みにくければ噛み砕いて飲んでも大丈夫ですよ、と看護師さんに言われたのですが、ビジクリア配合錠の味が結構しょっぱいというか、以前の大腸内視鏡検査の時に飲まなければいけなかったまずい液体の味に似ていると感じたので、頑張って丸呑みしました。

200mlの水も、ビジクリア配合錠を5錠飲みこむのにちょうどいい分量で、錠剤をのみ終わると同時に200mlの水もほぼ飲み終わってました。

飲んだ後は、ビジクリア配合錠と一緒にもらったチェックシートに、飲んだ時間などを書き込めば、飲み忘れもなく、飲んだ時間もきちんとわかるので安心でした。

そして、楽に感じたことのもう一つが、200mlは水でもお茶(砂糖やミルクの入っていないものに限る)でもOKだったということです。
大食い選手権の味変じゃないですけど、最初は水、次はお茶と味を変えることで、錠剤を飲むのが楽に感じました。
個人的にはお茶で飲んだ方が、ビジクリア配合錠の味がわからずよかったです。

そんなこんなで、ビジクリア配合錠50錠と水分2ℓはスムーズに飲めたのでした。

大腸内視鏡検査へのハードルが下がるかも

大腸内視鏡検査を受けたことのある人に聞くと、

「あの2ℓの液体を飲むのが苦痛」
「まずい液体を飲むのはもう嫌」

という意見が大半でした。

中には、あの液体を飲む苦しい思いをするなら大腸内視鏡検査を受けたくないとまで言ってる人もいました。

でも!錠剤ならずっと楽です!
大腸内視鏡検査をためらっている人も、これなら大丈夫かも。
実際、私も嫌々度がだいぶ下がりましたからね。

欲を言えば、ビジクリア配合錠の大きさがもうちょっと小さくなればいいですね。今は1回5錠ですが、粒を小さくして1回10錠にしてもらうとか。

注意:すべての病院が、ビグジリア配合錠を使った大腸内視鏡検査を行っているとは限らないので、検査を受ける前に問い合わせてみることをお勧めします。

大腸内視鏡検査の結果は

そんなこんなで、受けた大腸内視鏡検査。
結果は当日にわかります。

結果は・・・・

何の問題もなし!

でした。
ポリープなどもなし。

まぁ、大丈夫だろうと思っていたのですが(笑)、お医者さんから太鼓判もいただけたということで安心です。

精密検査きちんと受けましょう

健康診断で、要精密検査の項目があった場合、きちんと受けましょう!
病院できちんと検査をして、「異常なし」の結果を貰うと安心度が違いますよ。

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