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こんなものまで!いろいろな恐怖症~phobiaフォビアとは?

恐怖症

恐怖症

何にでもある恐怖症のいろいろ(フォビア)

誰にでも「怖いもの」はありますよね。
でも、ただ単に「怖いなぁ」と思うだけから「怖くて怖くてたまらない」と程度は様々です。
ある一定のある一つものに対して「怖くて怖くてたまらない」くらいの異常な恐怖を感じることを恐怖症(英語でフォビア:phobia)といいます。
この恐怖症、聞きなれたものから、え?こんなものまで?とすごくたくさん種類があるのはご存知ですか? どんな恐怖症があるのかいくつかの例を見てみましょう。

高所恐怖症(アクロフォビア)

これは結構有名な恐怖症ではないでしょうか。高いところ(人によって程度の差はあるけれど)に上ると、たとえそこがどれだけ安全であっても「落ちてしまうのでは?」という不安に駆られ、たった1メートルの台の上でも体が竦み動けなくなってしまうそうです。重度になるとパニックになり嘔吐などもしてしまい、日常生活に支障をきたします。

先端恐怖症/突端恐怖症(ベロネフォビア)

読んで字のごとく、先端が尖ったものが視界に入った時に起こる恐怖症です。はさみや針、鉛筆、刃物などはなるほどと思えますが、なんと前髪や顎で恐怖を感じる人がいるそうです。その尖ったものが目に向かって来るような錯覚をし、恐怖で目が開けられなくなったりします。

閉所恐怖症(クラウストロフォビア)

こちらも有名な恐怖症ではないでしょうか。閉ざされた狭い空間や場所にいることに極度の恐怖を感じ、エレベーターや電車に乗れなかったり、MRIを受けることができなかったりします。実生活で不自由さを感じることが多そうです。

集合体恐怖症(トライポフォビア)

小さな穴や斑点などの集合体に対する恐怖症です。ハチの巣やハスの実、またはペットボトルについた水滴、石鹸の泡などにも恐怖を感じるそうです。「ぶつぶつ集合体」はいわゆる蓮コラと言われるネット上の嫌がらせ画像に多く使われていることから、恐怖症とまではいかなくても大多数の人間に嫌悪感を与えるのは間違いなさそうですね。

クモ恐怖症(アラクノフォビア)

クモに対して異常な恐怖を抱くことを指す恐怖症です。クモが居そうな場所にいるだけで不安になったり、これから出てくるのではないかと落ち着かなくなったりします。クモであればその大きさを問わず恐怖を感じます。写真やイラストですら見ることも嫌がります。また、「クモに見える」ものを見た時(カニや、クモに見える糸くず)にも過敏に反応します。

ピエロ恐怖症(コルロフォビア)

メーキャップしたピエロに異常な恐怖を覚えること。本来ピエロというのは西洋では道化の役割を果たし、ゆかいでおどけたイメージなはずなのですが、「メーキャップした顔から感情が読み取れない」「ピエロの一般的なイメージを逆手にとった悪役のピエロのイメージが怖すぎる」という理由から恐怖を感じる人がいるそうです。ちなみにジョニー・デップもこの恐怖症があるそうです。

「疾病及び関連保健問題の国際統計分類」(ICD)によると不安障害に分類

これらいろいろな恐怖症は「疾病及び関連保健問題の国際統計分類」(ICD)によると不安障害に分類されるそうです。
生活の支障となり、本人も治療を希望した場合は行動療法による治療が行われるそうです。
高所、暗所、特定の動植物など恐怖の対象を簡単に作り出せる恐怖症であれば、患者をその状況に長時間おいて、恐怖に慣れさせることによってある程度改善可能だそうですが、自分が恐怖を感じるものの中に長時間いると考えただけで精神的に不安定になってしまいますよね。

無いなら無いに越したことはない恐怖症ですが、万が一なんらかの恐怖症があったとしても恐怖の対象を避ける工夫をして心穏やかに生活したいです

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