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交通事故後の6つのむちうち病態や原因部位とおすすめの治療リハビリ

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交通事故むちうちで悩み困っている人も多いかと思います。
この「むちうち」は、漢字で書くと「鞭打ち」になるように、首がむちのようにしなったために起こった痛みなどの様々な症状をあらわします。
むちうち症は、一般には知られ、交通事故の後によく聞く症状の名前ですが、実は正確な医学用語ではありません。むちうち症といっても、患者様によって訴える症状はまちまちで、様々な症状や病態があるのです。今回は、このむちうち症について簡単にみていきましょう。
そして、原因をはっきりさせることにより、後遺症を残さず、経済的なトラブルに巻き込まれることなく、なるべく早く交通事故からの回復をめざしていきましょう!

交通事故後のむちうちはいつ発症?原因と症状、治療は?

むちうちの症状や程度は患者様によって違う。当日に症状がないこともある。

交通事故後のむちうちの症状や程度は、患者さまによって様々です。

まず、症状ですが、首周りはもちろん、全身症状の主訴がある患者様もいらっしゃいます。

以下に例をあげます。

・首、肩、背中、肩などの痛み、こり、はり
・首がまわらない、上肢の動きが悪くなる
・頭痛、めまい、耳鳴り
・吐き気、食欲不振
・手足のしびれやふるえ、脱力感、集中力低下 など

これらの症状は、事故当日から出現することもありますが、当日は興奮状態のため症状がほとんど見られず、翌日以降から症状があらわれることも多いと言われています。
ですので、後からトラブルにならないように、交通事故後に速やかに整形外科を受診しておいた方が良いです。

また、症状の程度は、他のことに集中していたら忘れる軽症から日常生活に支障をきたす重症のものまで様々です。

頻度も朝だけの症状や天候によって出現する症状など間欠的なものから、四六時中苦しむものまで様々です。

このように、交通事故後のむちうちは、時間的部位的にも様々で一様でありません。むちうちと思う症状がある場合はもちろんですが、交通事故後に時間が経ってから体調の変化があったらむちうちを疑ってもよいかもしれません。

むちうちの診断や原因の特定は難しい

むちうち症と考えられる症状はあっても、その原因を客観的データを示すのは難しいといわれています。

むちうち症の原因部位としては、関節や靭帯を包む関節包、筋、椎間板、椎間関節、後根神経節などが考えられています。これらの部位の損傷は、普通のレントゲンではうつりません。MRIでさえも、むちうちの原因となってしまった微細な損傷を発見するのは難しいと言われています。
このため、交通事故後のむちうちを客観的に証明するのが難しいといわれています。どのような損傷をするのかは未だにすべては明らかにはされていません。

むちうちの発生機序と損傷部位

不意の追突など交通事故で衝撃をうけた際に、重たい頭が前後に大きく振られて首に力が加わります。これにより「むちうち」が起こるので、椎間関節が非生理的に動くことによって何らかの損傷が発生したのは間違いないなさそうです。
ただ、どういう損傷が考えられるかいくつか見ていきますが、すべてが明らかになっているわけではありません。

交通事故直後に痛みがないことから、損傷部位や発生機序を考える

むちうち症の特徴として、交通事故の直後には痛みがないことが多いです。数時間あるいは数日後になって症状が出てくることに対して、いろんな見解があります。
・興奮状態で、痛みがわからなかったという説。
・滑膜組織説では、椎間関節にある滑膜ヒダや椎間板の線維輪の損傷によって、滑膜組織に炎症が起き、数時間後から疼痛や炎症、首の伸展可動域制限などが起こるという説。
・頚椎の関節は交感神経とも関係しており、自律神経系の症状が、直接または間接の刺激で出現するという説。
・脳脊髄液減少症が関係するという説。これは、交通事故の衝撃により、脳脊髄液を囲っている組織が損傷し、脳髄液がゆっくり漏れだして、様々な症状を併発してしまうものです。

最後の脳脊髄液減少症については血液パッチをするなどの治療が考えられています。一定の効果があることから、むちうちの一つの原因であることは間違いなさそうですが、それで治らない場合もあるので、やはりむちうちは一様ではないといえます。

むちうち症と診断された場合のさまざまな病態と症状

頚椎捻挫

むちうちの大部分が「頚椎捻挫」の病名がつけられます。
頭部を支える首を負傷することで、首・肩・背中の痛みやこりやハリが発生します。

バレー・ルー症状型

衝撃が自律神経まで傷つけた際に発症するものを「バレー・ルー症状」と言います。
自律神経を傷つけた症状として、めまい、耳鳴り、息苦しさなどが起こります。

神経根症状型

脊椎からは神経がでていますが、これが引き伸ばされたり、圧縮されて、障害をうける場合があります。
その神経が関連する身体の各部位にしびれを感じたり、脱力感の症状が出ます。

脊髄症状型

直接、脊髄まで損傷してしまうと、体にマヒが残り、知覚障害や歩行障害を起こしてしまいます。
歩行障害まであると、さすがに「むちうち」とは違うと診断されるかもしれませんが、軽いものはむちうちの症状と同じになります。
そして、後遺障害として残る可能性があります。

脳脊髄液減少症

酷いむちうちの原因として、有力視されているのが、この脳脊髄液減少症です。
事故の衝撃により、脳脊髄液を囲う膜が傷つき、徐々に脳脊髄液が漏れだして、脳脊髄圧が下がります。
これにより、脳ヘルニアなどが起こる可能性もあります。
症状としては、倦怠感、めまい、全身の痛み、場合によっては視力や味覚障害などの脳神経系にも影響が出ることがあります。

軽度外傷性脳損傷

脳に軽い損傷を受けると、身体の麻痺や高次脳機能障害を発症する場合があり、これもむちうちの原因として考えられています。

むち打ちの検査や治療

交通事故後に救急車をすぐに呼ぶ場合

交通事故後に、以下のような神経系の症状や疑いがある場合は、すぐに救急車を呼ぶべきです。
・首を強打したり、強いむちうち状態の時
・首が痛くて動かせない
・手足が動かせない
・手の握る力が弱い
・手がしびれる
・感覚がよわい

患者様を動かすとさらに神経を損傷する可能性がありますので、頭や首を無理に動かさないようにします。
倒れているのなら、そのままの状態が良いと言われています。
救急車が到着すれば、救急隊員が頸椎を固定し、適切な病院へ運んでくれるでしょう。

まずは病院受診をすること。整骨院へは絶対に行ってはいけない

受傷直後には「整骨院」に連れていくことがないようにしてください
交通事故を専門としているような整骨院の広告がたくさん出ていますが、まずは病院受診が基本です。
病院では、レントゲン、CT、必要に応じてMRIなどの画像診断などで診断されます。もちろん、医者による傷の処置もされるでしょう。
むちうちが起こるような首に力が加わった場合には、頸椎カラーなどで固定して患部を安静にします。神経症状がある場合は、ステロイドの使用などもあります。

事故日から2週間ほどは患部に腫れや炎症があることがあり、マッサージなどをすると悪化する可能性があります。
ただし、固定期間が長くなると、周囲の筋肉が固まってしまい治りにくい状態になってしまいます。
身体の状態を見ながら、適切なタイミングで治療やリハビリを始めることで、効果的に痛みを取り除くことができます。

整形外科受診後は「接骨院」を受診すると有利

交通事故後のリハビリは、接骨院でするのが良いと言われています。
リハビリの段階にくれば、接骨院の通院は可能で、何も問題はありません。むしろ、融通が利くなど通院が簡単で、待ち時間がないため、接骨院の方が良いとも言われています。患者様とすごす時間が接骨院のほうが医師より長いため、患者様ご本人すら気付かなかった異常を指摘してくれるかもしれません。ただ、病院での1か月に1~2回で経過観察は必要です。

接骨院へは治療間隔をあけずに通いましょう。痛みのある時には間隔をあけずに十分な治療を受けることが症状緩和の近道になります。接骨院では痛みでつらい時に治療が受けられないということにならないように、忙しい患者さまのご都合に合わせ夜間や休日にも施術をすることができます。

接骨院では問診などで症状把握した後に施術がはじまる

接骨院では、問診で患者様の症状を把握し、その上でむちうちの治療・リハビリ・後療法などの開始や期間を決めていきます。そして、患者様の 生活の質を落とさないよう、現在の症状に対してだけではなく、その後の経過も視野に入れながら治療方法を決定していきます。
ただし、医師が安静と言っている間は加療できませんので、医師と相談しながら接骨院に通うことになります。接骨院では「何でもマッサージ、何でも矯正」と思われがちですが、安静が必要な時は手を加えません。

接骨院でのマンツーマンの施術は、患者さまの症状を確認しながら行えますのでオーダーメイド治療と言われています。患者様は、柔道整復師と長い時間一緒にいることになりますので雑談などの会話が生まれ、その中にもちょっとした症状のヒントが隠されている場合もあり、見逃されていたことが発見されることもあります。

むちうちの補償は保険会社によっては渋ることも

むち打ちの症状は、数か月以上続くことがあります。しかし、レントゲンなど客観的な証拠がないので、保険会社の担当者によっては、「レントゲン上の異常がないから、心理的なものじゃないの…」と患者さんに治療の中止を求めてきたりします。
実際の臨床上で「むちうち」はよくある症例でありますので、これを証拠がないということで片付けられてしまっては、痛みに悩む患者さんには泣きっ面に蜂、往復びんたです。
また、治療が長くなってくると、保険会社から「そろそろ症状固定してください」と言われ後遺障害診断書が送られてきたり、突然に「治療費を打ち切ります。」と言われるケースがあるようです。
症状固定は、保険会社が勝手に決めることではありません。症状固定は医師が診断することであり、そのタイミングは被害者自身と症状経過を見てきた医師とが一緒に決めるべきことですので、整形受診をやめるべきではありません。
もっとも、医学的な症状固定と保険会社の症状固定が異なり、裁判となる場合もあります。

ただ、3か月から半年で症状固定となることがほとんどです。

むちうちの後遺障害の等級

むちうちになった場合に後遺障害の等級認定を受けるためには以下が必要です。
・病院へ通院が継続している
・症状の訴えが、連続性・一貫性をもっている
・症状がそれなりに重篤で、常時性が認められる

病院受診をやめてはいけない

後遺障害が残る場合もありますので、整形外科の定期的な経過観察をやめないでください。
通院をやめると、医師が後遺障害の診断書を発行しにくくなります。
後遺症が残る可能性があるときは、整骨院だけにかかるのは止めた方が良いです。

保障金額は安く見積もられることが多い

金銭的な補償は、自賠責基準や任意保険基準や裁判基準などとわかれていますが、基本的に相手は安く見積もってきます。先に述べた症状固定や治療打ち切りもその一つです。
被害にあった上に、金銭的なダメージも受けないように対応しなければなりませんね。
たとえ保険会社が治療打ち切りを示唆してきても接骨院受診をしていることで症状が続いていることが客観的にわかりますし、どこの接骨院の柔道整復師でも経験的なアドバイスをしてくれるでしょう。

接骨院では自賠責保険で窓口負担は0。慰謝料査定の通院期間にも含めることができる

また、交通事故後の接骨院への通院期間は慰謝料などに反映されます。もちろん、整形外科同様に接骨院でも自賠責保険適応で窓口負担がありませんので安心して治療に専念することができます。

ただし、「安心して」と書きましたが、整骨院の中には書類代が1万円を超えるなど法外な要求で自賠責保険を食いつぶして、交通事故被害者の取り分がなくなるなど被害者を食い物にしているところもあります。良心的な院を見つけることが重要かもしれません。
基本的に整骨院の交通事故治療は自由診療になりますが、自賠責保険のため自己負担はありませんので料金を気にされない患者様も多いです。ただ、受診前に自由診療料金を確認した方が、慰謝料などでのちのちのトラブルに巻き込まれないかもしれません。ネットでの口コミやお客様の声などはやらせなどで全く役に立ちませんので、ご自身で実際に調べて証拠を残しておいたほうが良いかと思います。
最後に、「整体」は通院期間に含まれませんし、「整体」では自賠責保険も使えませんのでご注意ください。整体で交通事故治療をうたっている場合がありますが、整体費用は全額自己負担になり、これもトラブルの原因となりますのでご注意ください。

でも、きっと、ほとんどの良心的な接骨院は交通事故後の強い味方になってくれるはずですので、あまり心配はご無用です。
交通事故の際には、松阪こた堂接骨院をはじめとする接骨院の受診をおすすめします。

三重県松阪市で交通事故施術なら松阪こた堂接骨院

松阪市・多気町・津市・伊勢市で交通事故治療、むちうちでお困りの方へ

松阪市近郊で交通事故にあわれて、お困りの方は、松阪こた堂接骨院にご相談ください。
松阪こた堂接骨院は、松阪市西之庄町にあります。他の接骨院と同様に、自賠責保険適応なら窓口負担がありません。
(整体やカイロでは保険適用になりませんし、通院期間にも換算されませんので、交通事故の際には、当院じゃなくても必ず接骨院受診をしてください。)

当院の交通事故治療は、自賠責保険の会社指定のものになっておりますので安心です。

交通事故にはあわないほうが良いですが、もし不幸にして交通事故でケガをなさった場合には、松阪こた堂接骨院にお気軽にご相談ください。

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