こた堂ブログ

スポーツしている人だけじゃない 半月板損傷とは

meniscus

meniscus

半月板損傷は誰にでも起こりうる

先日11日に、タレントの片岡鶴太郎さんが半月板損傷を負ったというニュースがありました。
ご本人曰く、「撮影中にコミカルな動きをしたところ、左ひざがギクッと入りそのままロックされてしまった」「無理矢理力任せに外そうと足を伸ばしたら筋を噛んだような激痛がはしった」とのことでした。

半月板とは

半月板とは膝関節にあります。“板“がついているとおり、軟骨様の板です。大腿骨と脛骨の間にあり、形はアルファベットのCのようで、膝の内側と外側2か所にあります。
働きとしては、衝撃を吸収し、膝関節の動きを滑らかにしています。

半月板損傷とは

文字通り、半月板が損傷してしまうケガのことです。
損傷も様々あり
変性断裂
水平断裂
縦断裂
横断裂
と分類されます。

半月板損傷の原因

多くの場合が、スポーツ時における外傷ですが、加齢によるものや、ストレスによるもの、先天的なものもあります。
スポーツが原因の場合、体重が加わった状態でひねりや衝撃を受けた場合特に受傷しやすくなります。半月板損傷だけでなく、前十字靭帯損傷などと合併して起こることもあります。
加齢による原因の場合、ちょっとしたひねりや外傷によって起こりやすくなります。40歳以降は特に気を付けなければいけません。
先天的な原因の場合は、半月板の形態が大きすぎることによって膝の外側の半月板が損傷することが多いようです。

半月板損傷の症状

初めての受傷や、小さい傷の場合には無症状であったり、少し痛みを感じるくらいのことが多いです。
しかし、膝は毎日使う箇所ですので、少しでも違和感があればいつでも当院にご相談ください。
受傷を繰り返したり、最初から大きな傷であった場合は、膝を曲げ伸ばしする時に痛みや引っかかりを感じます。酷くなると、膝に水(関節液)が溜まり腫れたり、半月板の断片が関節に挟まり膝が動かなくなるロッキングという症状が起こります。

整骨院でできること

炎症が起こって腫れがある時は、まずアイシングをし、患部をテーピングし固定します。
まずは安静を心がけてもらいます。
その後、膝周りの筋肉の緊張をほぐし可動域を広める手技や温庵法、低周波治療など症状に合わせてしていきます。
また、ストレッチや筋肉をつけるための運動の指導や、膝の安定性を高めるためのテーピング指導などを行い、痛みの再発を予防していきます。

半月板損傷は酷いと手術が必要となるものもあります。
その場合は、当院から専門機関への紹介も行っております。

モバイルバージョンを終了