こた堂ブログ

犬の散歩をしないと法律違反?!ドイツの犬に関する法律はかなり厳し目

犬との散歩は気軽なよい運動

犬のお散歩行ってますか?

我が家では犬を飼っています。
ですので、朝と夜の散歩はすでに日課のようなもので、毎日散歩できるおかげでこちらの健康が保たれているのでは?と思っています。
散歩の他にも、気候のいい時は一緒に公園に行ったりもしますし、犬と歩いたり遊んだりすることを嫌だと思ったこともありません。

毎日散歩をしていると、同じく犬を散歩させている他の飼い主さんとも会う機会が増え、犬同士も仲良くなったりもして、思わぬ交友関係が広がったりもします。

1日2回計1時間以上の散歩が義務に?!

先日、ふとネットニュースを見ると、なんだかすごいタイトルが目に飛び込んできました。

犬の飼い主は「1日2回計1時間以上犬の散歩する」ことを義務化する法律の法案がドイツで提出。
早ければ、来年にも施行。

ドイツは、もともとペット先進国と呼ばれています。
が、散歩の回数や、時間まで法律で決めるってなかなか凄いですよね・・・。

日本でこの法律ができたら、どれだけの人がきちんと守るんだろう?
今は、犬や自分の体調を考慮して犬を散歩させてますが、この法律が出来たら、老犬で歩くのが大変だろうが、連れていく人間の体調が悪かろうが、守らなければ法律違反ってことになってしまうということですよね。
老犬でなくても、チワワなどの小型犬が1時間散歩って結構大変なのでは?とも思ったり。

犬好き&犬を飼っている身としては、ドイツでこの法律が施行された後のことが知りたくなってしまいますね。

ドイツの犬に関する法律 調べてみたらすごかった!

このニュースで、ドイツの犬に関する法律に興味を持ったので、ちょっと調べてみると、なかなかにすごいことがわかりました!
全部ではありませんが、どんな法律があるのか見てみましょう。

犬税がある

ドイツでは、犬を飼っていると「犬税」を年に1度支払わなくてはいけません。
この「犬税」、人間でいう「住民税」みたいなものなんですって!

犬税の額は、各州によって違うそうですが、ベルリンだと

飼っている犬が1頭の場合:120ユーロ 
      犬が2頭目~:180ユーロ

とのこと。

我が家のように3頭飼っていると、480ユーロ/年を犬税として払わないといけなくなるってことですね。
1ユーロ=124円(2020年8月25日の為替レート)と考えると、480×124=59,520円・・・約6万円近い出費が毎年あるってことです。
うわぁ、大変!

ちなみに、猫を飼う分には税金はかからないそうで、そのおかげか飼われている割合は犬4:猫6で、猫を飼う人の方が多いそうです(笑)。
そりゃそーなりますよね。

6時間以上一人で留守番させてはいけない

ドイツでは、犬を一人 (?) で6時間以上室内に閉じ込めると違法になるんだそうです。

仕事や学校がある人が犬を飼っている場合どうすれば??と思わなくもないですが…。
まぁ、そこらへんは日本と仕事や学校の環境が違うんでしょうね。

多頭飼いの場合だと、6時間以上留守番はいいのかな??

外気温が21度以上の時は犬を車内に置き去りにしてはいけない

まぁ、これは当たり前と言えば当たり前かもしれませんが、法律で決められているってことが凄いですよね。
日本よりだいぶ涼しいであろうドイツでも、車内はすぐに温度が上がるでしょうから、毛皮をしっかり着ている犬の命を守るためにも、この法律はいいですよね。

散歩する場所や時間帯によってリードの長さが決められている

成程…。確かに、広々とした公園をロングリードでお散歩はOKですが、人通りの多い街中をロングリードでお散歩は色々と問題が出てきそうですよね。

ということは、ドイツで犬を飼っている人はいろんな長さのリードを持っているってことなのかな?
それとも、伸縮自在のリードで、場所に合わせて長さを調節してるのかな?

犬種や大きさによってケージやサークルの大きさが決まっている

これも当たり前では?とも思うのですが、さすがドイツというべきか、きっちり法律で規定しているようです。

ケージの大きさは、犬の体高(立った状態で地面から背中までの長さ)で決まるようで、

となっているそうです。

法律違反したらどうなる?

これらの法律を、飼い主が守っていないことを通報されると、獣医局やアニマルポリスからの指導が入るそうです。

何度指導しても改善されない場合は、正しい飼い方ができていないとみなされ、犬は飼い主から没収され、動物保護施設で保護されることになります。

もちろん、罰則や罰金もあり、動物虐待だと最高懲役3年、罰金は最高で25,000ユーロになるそうです。
(これまでに書いた法律の違反だと、もう少し緩い罰則や罰金だと思います。)

犬が幸せに過ごせる法律は歓迎だけど

犬好きの私としては、不幸な犬が減るのであれば法律も歓迎ですが、あまりにガチガチで厳しい法律になってしまって、「犬を飼う」ハードルが上がってしまうのも困るかな、とも思いました。

法律で規定されなくても、犬も飼い主も幸せに過ごせる社会になるのが一番いいですね。

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