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年に一度の健康診断大事です!
健康診断、毎年受けていますか?
みなさん、年に一度は健康診断受けるようにしてますか?
若い頃は、健康診断なんて別にどうでもよくない?と思っていたこともありますが(でも、ちゃんと受けてはいましたよ)、今になると健康診断の大切さが身に染みてきます。
誰かに雇われている人は、自分が忘れていても雇い主からのお知らせなどで健康診断を受けていると思いますが、個人事業主やフリーランスの方は、忘れずに年に一度健康診断を受けるようにしてくださいね。
健康診断にもいろいろ種類がある
健康診断と言っても、色々な種類があるって知っていましたか?
雇い主が従業員に対して行わなければならない健康診断の種類は
- 雇い入れ時健康診断
- 定期健康診断
- 特定事業従事者健康診断
- 海外派遣労働者健康診断
- 結核健康診断
- 給食従事者の検便
と、6種類もあるんですよ。
どれも、労働衛生安全規則で決められています。
特定事業従事者健康診断の「特定事業従事者」とは、深夜や、坑内など特定なところで働く人のことを指します。特定事業従事者健康診断は、年に1回ではなく、6か月以内に1回受けなければなりません。
海外派遣労働者健康診断は、海外に6か月以上派遣される場合、派遣される前と、帰国後に受ける健康診断です。
結核健康診断は、健康診断で結核の可能性があると判断された人が受ける健康診断です。
給食従事者の検便は、食堂などで人に提供する食事を作る人が受けます。雇われた時や、その部署に配置換えになった人が受けなければいけません。
なので、サラリーマンの人の「年に一度の健康診断」は、ほとんどの人の場合は「定期健康診断」にあたると考えられます。
定期健康診断の内容
定期健康診断の内容は
・既往歴、業務歴の調査
・自覚症状、他覚症状(所見)の有無の検査
・身長、体重、視力、腹囲、聴力(1,000 4,000Hz)
・胸部X線検査及び喀痰検査 の検査
・血圧測定
・貧血検査(Hb、RBC)
・肝機能検査(GOT、GPT、γ-GPT)
・血中脂質検査(TG、HDL-cho、LDL-cho)
・血糖検査
・尿検査(糖、蛋白)
・心電図検査(安静時)
労働安全衛生規則 第44条
となっています。
協会けんぽの一般健診
私が毎年受けているのは、協会けんぽの一般検診です。
協会けんぽとは、政府管掌健康保険を運営する全国健康保険協会の愛称です。
私は、政府管掌の健康保険に加入しているので、協会けんぽの加入者の一人という訳です。
この協会けんぽが、行っている一般検診は、上記の定期健康診断内容に加えて、胃の検査(バリウム検査)・大腸の検査(便潜血検査)、女性は子宮頸がん検査や、乳がん検査を受けることができます。
また、付加健診を付けることも出来ます。
付加健診を付けると、より詳しい肝機能検査、より詳しい血液一般検査、より詳しい尿・腎機能検査、肺活量検査、眼底検査、腹部超音波検査ができます。
別途付加健診費用が必要になります。
協会けんぽの一般健診は実質無料?!
協会けんぽの一般健診の自己負担額は、7,169円となっていますが、このお金は事業主が払うことになります。
何故なら、雇い主が従業員に健康診断を受けさせるのは義務だからです。
ですので従業員は、自己負担額を払う必要はありません。
病気の早期発見治療に役立つ健康診断です、受けないなんてもったいないですね!
協会けんぽの一般健診、どうやったら受けられる?
協会けんぽの一般健診は、どの病院でも受けられるという訳ではありません。
協会けんぽの公式ホームページにある、健診実施機関等一覧に載っている医療機関でしか受けられません。
三重県では、43の医療機関で協会けんぽの一般健診を受けることが出来ます。
医療機関の名称や電話番号、受付時間なども、協会けんぽ公式ホームページ健診実施機関等一覧に記載されています。
受診したい医療機関を決めた後は、協会けんぽの一般健診を受ける本人が、医療機関で予約を取ればOKです。
以前は、一般健診を受ける前に一旦協会けんぽに申し込みをしなければいけなかったのですが、2020年4月1日以降は、申込みが不要となり、より簡単に一般健診の予約をできるようになりました。
被扶養者の人も協会けんぽの健診を受けられます
では、どなたかの扶養に入っている人はどうなるのでしょうか?
政府管掌健康保険の被扶養者(40歳~74歳までに限る)に当たる人も、協会けんぽの健診制度を利用することが出来ます。
最高で7,150円を協会けんぽが負担してくれます。
毎年、「特定健康診査受診券(セット券)」が自宅に送られてくるので、それを使い「特定健康診査」を受けることが出来ます。
特定健康診査受診券と一緒に、特定健康診査を受診できる医療機関一覧が入っているので、希望する医療機関に直接予約を取ればOKです。
特定健康診査の項目は
- 診察
- 問診
- 身体測定(身長・体重・腹囲・BMI)
- 血圧測定
- 血中脂質検査
- 肝機能検査
- 血糖検査
- 尿検査
となっています。
医療機関によっては、付加健診や、その他の検査をプラスできますので、特定健康検査だけではちょっと不安という人は、予約時に付け足してくださいね。
とにもかくにも健康第一!
病気の初期には、必ずしも痛みなどの症状が出るわけではありません。
知らず知らずのうちに進行して、症状が出た時にはもう手遅れ・・なんてこともあります。
そうならないためにも、定期的に健康診断を受けて自分の健康をチェックしておきましょう!
働くにも遊ぶにも、とにかく健康第一ですからね。