海外のTiktokで議論 飛行機内のペットの居場所
預けられたペットの居場所を公開したら
カナダのバンクーバーの空港で働くTiktokerが、飛行機に乗る際に「預けられたペット」の居場所をTiktokで公開したところ、大きな議論になったそうです。
預けられたペットがいる場所、それは貨物室でした。
もちろん、貨物室の温度や湿度は客室と同等で、スーツケースなどの荷物とは分けてスペースがありますし、ペットの入ったクレートもしっかりと固定され安全も確保されていた状態でしたが、それを見た人から「かわいそう」や「ありえない」などの声も聞かれ、ちょっとした議論になったそうです。
日本の航空会社 国内線の場合 ペットはどうなるのか?
日本の航空会社の国内線では、ペットはどうなるのか?気になったので調べてみました。(いずれも2021年11月15日現在の情報 より詳しい情報や条件は各航空会社に直接問い合わせてください)
JALの場合
預かる場所:貨物室
預かってもらえるペット:犬・猫・小鳥・うさぎ・ハムスターなどの小動物
※金魚やカメ、昆虫(カブトムシやクワガタなど)などは条件をクリアしていれば客室に持ち込むことも可能
料金:クレート1つにつき 3,000~6,000円(路線による)
クレートの貸し出し:有
ANAの場合
預かる場所:貨物室
預かってもらえるペット:犬・猫・小鳥・うさぎ・ハムスターなどの小動物
※猛禽類は不可
※金魚・カメ・昆虫(カブトムシやクワガタなど)などは条件をクリアしていれば客室に持ち込むことも可能
料金:クレート1つにつき4,000~6,000円(路線による)
クレートの貸し出し:有
AirDoの場合
預かる場所:貨物室
預かってもらえるペット:犬・猫・小鳥・小動物など
※猛禽類は不可
※魚類(金魚くらいの大きさ)・カメ(10cm程度)・昆虫(カブトムシやクワガタ)などは、条件をクリアしていれば客室に持ち込むことも可能
料金:クレート1つにつき6,000円
クレートの貸し出し:有
ソラシドエアの場合
預かる場所:貨物室
預かってもらえるペット:犬・猫・小鳥・小動物など
※金魚くらいの魚・小型のカメ・昆虫(カブトムシやクワガタなど)は、条件をクリアしていれば客室に持ち込むことも可能
料金:クレート1つにつき6,000円
クレートの貸し出し:有
スカイマークの場合
預かる場所:貨物室
預かってもらえるペット:犬・猫・小鳥・小動物
※昆虫(カブトムシ・クワガタ・とんぼなど)、金魚類(金魚・メダカ・小型のカメ・小型のカニ)は、条件をクリアしていれば客室に持ち込むことも可能
料金:クレート1つにつき5,000円
クレートの貸し出し:有
スターフライヤーの場合
預かる場所:貨物室
預かってもらえるペット:犬・猫・小鳥など
料金:クレート1つにつき6,000円
クレートの貸し出し:有
ピーチの場合
ペットはすべて不可。(但し、盲導犬などの身体障害者補助犬は除く)
フジドリームエアラインの場合
預かる場所:貨物室
預かってもらえるペット:犬・猫・小鳥、飼いならされた小動物
料金:クレート1つにつき5,000円
クレートの貸し出し:有
わんちゃんの種類に注意!
ペットを預かってもらえる航空会社でも、わんこについては注意が必要です。
飼っているわんこが短頭犬種の場合です。
短頭犬種とは
ブルドッグ・ボクサー・シーズー・パグ・チン・ペキニーズ・チャウチャウ・スパニエル・ブリュッセルグリフォン
など、いわゆる「鼻ぺちゃ」のわんこのことです。
これらの短頭犬種は、預かってもらえない場合があります。
JALの場合
フレンチブルドッグ・ブルドッグは全便預かり不可
ANAの場合
夏季期間中(5月1日~10月31日)は、短頭犬種は預かり不可
AirDoの場合
夏季期間中(5月1日~10月31日)は、短頭犬種は預かり不可
ソラシドエアの場合
夏季期間中(5月1日~10月31日)は、短頭犬種は預かり不可
スカイマークの場合
短頭犬種の預かりは不可
スターフライヤーの場合
夏季期間中(5月1日~10月31日)は、短頭犬種は預かり不可
フジドリームエアラインの場合
フレンチブルドッグ・ブルドッグは、預かり不可
スターフライヤーが画期的な検証を開始
ペットと”一緒に”搭乗できる未来があるかも!
ペットを飼っている人には、心待ちにしていたサービスが始まるかもしれません。
スターフライヤーが、ペット同伴検証フライトを行ったのです。
かつても、ペットと一緒に客室で過ごせる飛行機便はあったのですが、それはあくまでも「チャーター便」でした。
しかし、今回のスターフライヤーは「定期便」でペットと一緒に搭乗なんですよ。
このペットと一緒に搭乗の検証実験は、2021年10月1日~3日に行われました。
対象路線は、羽田-北九州間で、ペットと一緒に搭乗したのは、スターフライヤーの社員さんだったようです。定期便での検証だったので、他の乗客は本当に普通に飛行機を利用している人で、それらの方には事前にペット同伴実験をする旨を伝えていたそうです。
検証では、ペットと同伴の乗客は、飛行機の最後尾の座席になり、窓側にペット・通路側に乗客という並びで座ったようです。
もちろん、ペットはクレートに入っての搭乗となります。
クレートの大きさは、50cm×40cm×40cmほどだったそうで、この大きさのクレートに入るペットが対象ってことになるんですかね?
猫は大丈夫でも、犬は小型犬くらいしか入らない気が…。
結果はというと、社員さんのわんちゃんねこちゃんはどの子もおとなしくしていたようで、同乗した乗客からのクレームなどは無かったようです。
これ以降の検証実験の予定は未定だそうですが、このペットと同伴搭乗は、早ければ2022年度内にはサービスが開始されるかもしれません!
今のところ、羽田-北九州間、1日1往復のみで実施予定だそうです。
もし、サービスが開始されたら、席の争奪戦は必至でしょうね。
ペットを飼っている身としては、こういうサービスが増えてくれるのは嬉しい限りですね!
実用化に超期待してしまいます!