こた堂ブログ

指のこわばりの原因は何? 整形外科受診編

指が動きづらい なぜ?

ある日気付いた 指関節の不調

先日、親類から電話があり
「指の関節が不調なんだけど、なにか解決策はある?」
と、難しい質問がありました。

接骨院としては、外傷であればアドバイスもできるのですが、聞いてみると指関節の不調は数か月前からとのこと。
数か月前からであれば、慢性的なものなので、ますます接骨院ではアドバイスができない…。
しかも、親類は遠方に住んでいるので、自分の目で確認もできないとなるとアドバイスしようにも無理というものです。

とりあえず、症状を聞いてみると

う~ん、これって…。

病気の初期症状を疑う

朝、指がこわばるという症状で一番初めに思ったことは「関節リュウマチの初期症状かも」ということでした。

この病気にはこの初期症状が出るという決まったパターンがいくつかあるんですよ。
手の指のこわばりが初期症状として現れる病気としては、関節リュウマチや難病指定の全身性エリテマトーデス、ばね指症などがあります。
足の親指の付け根が痛むといった場合は、痛風の初期症状です。
関節以外に関しては、朝起きた時にひどい頭痛が起こる、いわゆる「モーニングヘッドエイク」は、脳腫瘍の症状です。

関節リュウマチや、全身性エリテマトーデスの初期症状であった場合、早めに治療を始めるに越したことはないので、親類には一度きちんと検査に行くことを勧めました。

整形外科を受診

その後、親類は整形外科を受診しました。
整形外科の先生に、どういう症状かを伝えると、まず手の色々な部分を押さえられたそうです。
手のひらや指などを押さえて、痛いかどうか尋ねられたそうですが、親戚の場合、押さえて痛いわけではなかったので、痛みはないと答えると、案の定というかなんというか
「一番可能性の高いのは関節リュウマチですね」
と言われたそうです。

そこで、血液検査をすることになり採血をして、1週間後に結果を聞きに来てくださいということになりました。
それと同時に、軟膏が処方されました。朝起きた時の痛みを和らげるために、夜寝る前に手の指にマッサージするように塗るよう指導されました。

ロキソプロフェンNaゲル1%が処方される

処方されたのは、「ロキソニンゲル1%」だったのですが、親類は行きつけの薬局で”ジェネリックOK”の同意をしていたため、後発品の「ロキソプロフェンNaゲル1%」になったようです。

一緒にもらった使用説明書がこちら。

親類は「長さ」が書かれていたのにびっくりしたようです。5cmってそんな使う?って言っていましたが、広範囲の痛み(腰や肩)にはこれくらい使うのが普通なのでは?
まぁ、指に合った量だったら、1cmでも多いっちゃ多いかもですね。

処方されたその日から、整形外科の先生からの指示通り、寝る前に手のすべての指にロキソプロフェンNaゲル1%をせっせと塗っていたようです。
塗り心地は、最初はべたつくかな?と感じたものの、数秒後にはサラサラになり布団やシーツなどに薬がついてしまうことはないとのことでした。
毎日きちんと塗っていたのですが、親類が期待するほど劇的に効いたわけではなく、「今日はこの指の痛みがましかも」くらいだったようです。
もう少し長く続けていれば、痛みが和らぐかもしれませんね。

血液検査の結果

採血から1週間後、血液検査の結果を聞きに再び整形外科を訪れた親類。
名前を呼ばれ、緊張しながら診察室に入ると、先生が血液検査の結果を貼ったカルテを見ていたそうです。
「はい、こんにちは、先週の血液検査の結果なんですけどね…

何一つ悪い結果もない、素晴らしく良い検査結果でしたよ。100点!

と、褒められたようです(笑)。

関節リュウマチかどうかがわかる

すべて正常値だったとのこと。(ちなみに他の項目もすべて正常値でした)

関節リュウマチの初期症状ではないことが証明されて、ほっとする反面、痛みの原因がわからないままなのはちょっと嫌だなと思ったそうです。

整形外科の先生曰く、
「前回処方した薬を使い切って、それでもなお痛ければもう一度来てください」
とのことだったようです。

ちなみに、血液検査の結果はすべて貰えるのかと思っていたら、物凄く簡素な結果が書かれたこの「検査報告書」しか貰えなかったみたいです。詳しい結果はカルテ用だったんですかね。

処方された薬はきちんと塗りつつ、気になることがあった親類は違う科にかかってみようと考えているとのこと。

また、違う科にかかったらレポートしてもらう予定です。こうご期待?!

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