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世界一周でイースター島の海中モアイ像ダイビングは外せない

イースター島ダイビング

世界一周に行くならイースター島ダイビング

世界一周旅行に行くなら、必ず入れたいのがイースター島ですよね。
ご存知のモアイ像で有名なイースター島は、チリ国領の太平洋上に位置する火山島です。
単独で行くには、遠くて時間がかかるので、南米旅行に組み込まれることが多いです。
モアイ像は、島のあちこちに点在しているのですが、なんと海中にもあるのです。
ぜひ、イースター島に行く前に、スキューバダイビングを習得して、海中にたたずむモアイ像を見てみたいものです。
ちなみに、時間もお金もないし、海外は心配という人には、日本の宮崎にもモアイ像があります。

世界一周旅行でイースター島は外せない。海中モアイ像もスキューバダイビングで見に行こう

太平洋上の孤島「イースター島」への行き方は数ルート

イースター島は、太平洋上にあるチリ領の火山島です。
最寄りの有人島まで約2000キロ、タヒチまで約4000キロ、チリ本土まで3800キロと太平洋上の孤島となっています。
イースター島への行き方は、航空機がタヒチ経由とチリのサンチャゴ経由の2通りとクルーズが立ち寄る場合となります。

世界一周クルーズがイースター島に立ち寄ることがある

いくつかの世界一周クルーズは、メインの観光地としてイースター島を入れているようです。
2015年12月の飛鳥II「南極・南米ワールドクルーズ」では、イースター島にも立ち寄りました。
パナマ運河を通り、南極にも行くといううらやましい限りの豪華客船の旅でした。
もっとも、現地で宿泊できないですし、イースター島ではあわただしい日程になりそうですので、スキューバダイビングをしている暇などなさそうです。
費用的にも、貧乏バックパッカーはもちろん、普通の人じゃ手が出ないですよね。

日本からイースター島へはタヒチ経由が便利だが便数が少ない

同じ太平洋上の島、タヒチからイースター島へ、週に一便LATAM航空が就航しています。
所要時間は、約5時間となっています。
週に1便ですので、イースター島でゆっくりできます。
タヒチのリゾートに加えて、イースター島のモアイ像なんて優雅な旅ですね。
でも、週に1便ということは、1週間はイースター島に缶詰になります。
何らかのトラブルで飛行機に乗れないと、さらに1週間イースター島にいることになりかねませんし、このルートは時間がない旅行者には向いてないかもしれません。
島内の物価は、本土の3倍ともいわれていますので、観光が終わったら早めに帰りたいですね。
タヒチへも日本から直行便がありますが、週に2便ですので、上手く予定を合わせる必要があります。


南米旅行と合わせてチリのサンティアゴからイースター島へ

チリのサンティアゴ・アルトゥロ・メリノ・ベニテズ (SCL)からイースター島(IPC)へは、週6日、LATAM航空の直行便があります。
一日2便運航している日もありますので、タヒチ経由より行きやすく、多くの旅行者はこちらのルートを選びます。
ただ、人気路線ですので、早めに予約しておいた方が良いようです。
特に、夏休みや年末年始だけでなく、1月から3月も混むようです。

このルートもアメリカ経由で南米に行きますので、費用も時間も体力的にもきついものがあります。
ただ、ペルーの「マチュピチュ遺跡」や「ナスカの地上絵」、世界3大名瀑の一つ「イグアスの滝」、「ウユニ塩湖」「ペリト・モレノ氷河」「南極」など南米も一気に見てくる豪華旅行にしてしまうのも悪くはありません。
すごく余裕がある場合、中米でスペイン語を習得してから、イースター島はもちろん、南米に行くと会話ができて楽しいはずです。

チリの首都のSantiagoは、「サンチアゴ」「サンチャゴ」「サンティアゴ」って、いろいろ書いてありますが、ここでは「サンティアゴ」に統一しています。
そのサンティアゴからイースター島に飛びますが、サンティアゴにも滞在するのも面白いと思います。
とくに、中央市場の「生ウニ」が有名です。
日本の甘みがある高級品とは違いますが、ウニを大量に食べられます。
基本的には、セビーチェ風にして食べるのですが、醤油、わさび、ライスも頼めば出してくれます。
ただ、醤油を使っても、セビーチェでも、ウニは生臭く感じることがあるようです。
雲丹の生臭さの対策として、私のお勧めは海苔巻き雲丹にすることですが、さすがに海外のレストランで海苔を使うのは微妙ですね。
奇異な目で見られると思いますし、失礼にも当たるかもしれませんので、実行するなら自己判断でお願いします。
わりきって、せっかくの海外旅行、現地の料理としていただくのが良いかもしれませんね。
美味しい雲丹は、日本でいただきましょう。
今なら、ふるさと納税でたっぷり雲丹が貰える自治体もありますよ。
ちなみに、生うにではありませんが、海外産の冷凍ウニは日本でも安く買えます。

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謎が多いイースター島の悲劇の歴史とモアイ像

部族社会のポリネシア人にとって、王や勇者達祖先の霊を部族の守り神として崇拝するための、祭壇のシンボルとしてモアイ像が作られたと言われています。

イースター島のモアイ像を作る文明は、どうしてなくなったのでしょうか?

部族間で争いがあったと悲劇の歴史ともいわれていますが、奴隷狩りなど外部からの要因もあるようです。

自然破壊がモアイを作る文明を滅ぼしたという説

人為的な自然破壊、すなわち伐採などによって森が失われ、モアイ像を作ったり運んだりするための木材がなくなったため、モアイ像が作られなくなったという説があります。
人口爆発が起こり、小さな島に1万人以上が生活するようになって、生きるための燃料などを得るために森林破壊が進みました。
そして、肥えた土が海に流出し、土地が痩せ衰えて深刻な食糧不足に陥り、耕作地域や漁場を巡って部族間に武力闘争が生じたと言われています。
モアイは目に霊力が宿ると考えられていたため、相手の部族を攻撃する場合、守り神であるモアイをうつ伏せに倒し、目の部分を破壊したと言われています。
その後もこの「モアイ倒し戦争」は50年ほど続き、文明が失われていきました。

ただ、人口増に根拠がないため、森林破壊は、ネズミによる食害であったともいわれています。

また、部族間争いの部分も疑わしいと言われています。
島で使われていた「マタア」と呼ばれる石器は、争いに使えるような道具ではなく、島内から発見された頭蓋骨の分析では、致命傷となる傷があったものはほぼなかったとのことです。

イースター島の発見は1722年イースターの夜

イースター島は、オランダ海軍提督のヤーコプ・ロッヘフェーンが1722年に発見しました。
1000体を超えるモアイと、モアイ像の前で火を焚き、地に頭を着けて祈りを捧げている島民の姿を見たとあります。
17世紀までの間モアイは作られ続けていましたが、18世紀以降は作られなくなり、その後は破壊されていきました。
伝承では1840年頃に最後のモアイが倒されたとされています。

奴隷狩りや病気のために衰退したという説

18世紀から19世紀にかけて、ペルー副王領政府の依頼を受けたアイルランド人やタヒチのフランス人の手によって、島民が奴隷として連れ出されてしまいました。
1862年に襲ったペルー人による奴隷狩りでは、数ヶ月間の内に当時の島民の半数に当たる約1500人が島外に拉致されたとのことです。
また外部から持ち込まれた天然痘や結核が猛威を振るった結果、人口は更に激減し、1872年には、わずか111人でになっていました。
この過程で、文明がなくなってしまいました。

イースター島観光はモアイ三昧だが、夜はダンスショーがある

イースター島の観光は、もちろんモアイ像です。
並んでいるモアイ像が有名ですが、埋もれているものや作りかけのものなど、1000体以上が島中に点在しています。
その他に観光ができるかというと、海、ダンスのショーでしょう。
伝統的なダンスは、「カリカリ」といわれています。
夜に何もすることがないので、ローシーズンでも混んでいます。

イースター島に行ったなら海中モアイ像をダイビングで見に行こう

イースター島では、スキューバダイビングができます。
ハンガロア村の港にダイビングショップが、2軒あるようです。
ボートで、村の港に近い場所で潜ることが多いです。
ウェットスーツは、5ミリの長袖で、寒い時期でも大丈夫のようです。

そして、この海に潜ると、なんとモアイ像が見られます。
海中のモアイ像も乙なものです。
ぜひ、カメラを持って潜りましょう。
ただ、イースター島沖は波が荒く、モアイ像が沈んでいる場所は水深が深いので、ダイビング中級者以上でないと難しいので、アドバンストくらいは取って、さらに経験を積んでから行きましょう。
小さな小舟で沖合に出るので、揺れが激しく、酔い止めも忘れないようにしたいです。

ちなみに、このモアイは、映画の撮影用として沈められたそうです。

イースター島に行かなくてもモアイ像は見られる

イースター島は行ってみたいけど、休みも金もないという人に朗報です。
なんと、モアイ像は日本にもあるのです。
しかも、イースター島の写真の中に、その写真を混ぜておいても違和感が全くないくらいによくできたモアイ像です。
それもそのはず、公式に認められているレプリカなんです。

1991年、倒壊したまま放置されたモアイ像をテレビで見た株式会社タダノの社員が、モアイを修復しようとよびかけ、奉仕活動の一環としてモアイ修復に取り組むことになりました。
奈良国立文化財研究所と飛鳥建設、株式会社タダノにより、モアイ像は、復元修復されました。
このことがあり、イースター島の長老会は、モアイ像の修復チームに、日本でのレプリカ作成を許可しました。
モアイ像のふるさとのイースター島を偲ばせる雰囲気のある、像を置くのにふさわしい場所、それが、宮崎の日南海岸でした。
こういった経緯から、モアイ像は「サンメッセ日南」という施設の中にもあるのです。

サンメッセ日南にあるモアイ像は7体、アフ・アキビの完全復刻版です。
さらに、イースター島を連想させるため3体のモアイがあります。
1996年にサンメッセ日南のオープン時には、イースター島から市長や知事が訪れ、記念式典に参加したそうです。

イースター島が無理でも、宮崎ならなんとか行けそうですね。

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