こた堂ブログ

自衛隊東京大規模接種会場でのワクチン接種レポ

感染拡大を防ぐためにもワクチン接種が勧められています

新型コロナウイルス第五波

オリンピックが始まる少し前から、首都圏ではじわじわと新型コロナウイルスの感染者数が増え、今では「感染爆発」という言葉がぴったりの状況となっています。
東海エリアでも、愛知県がまん延防止等重点措置が発令されています。

政府・自治体はワクチン接種を勧めている

ワクチンを打ったら新型コロナに罹らない訳ではありませんが、重症化は防げ、医療機関の逼迫を緩和できるということで、政府や自治体は新型コロナウイルスのワクチン接種を勧めています。

松阪市でも、集団接種や巡回接種、個別接種などの予約が始まっていますが、集団接種と巡回接種はほぼすべてが定員に達している状態です。

三重県に住んでいても、他県の大規模接種会場で受けることも可能ですが、県を跨いでの移動を控えるように言われている昨今、県境にある市町村以外でこの選択肢は選べなさそうですよね。

自衛隊東京大規模接種会場でワクチン接種までの道のり

そんな中、首都圏に住む友人が東京の大規模接種会場でワクチン接種を受けるとのこと。

予約から実際の接種までを詳しく聞いたので、もし大規模接種会場での接種を希望している人がいれば参考になるかと思い、記事にすることにしました。

予約はすぐに満員になる

友人の住んでいる自治体は、まずからもって接種券が送られてくるのがとても遅かったそうです。
接種券が届いたのが、7月中旬。
しかし、その時すでに「ワクチン不足によりワクチン接種の予約開始日は未定」と居住自治体からアナウンスがあったそう。
接種券だけ届いてもな~という感想(笑)。
接種券が届いた後、こまめに、その自治体のワクチンHPをチェックしていたのですが、予約開始日はずっと「未定」のまま。
このペースで行くと、ワクチンを打てるのは秋くらいかと覚悟をしていたそうなのですが、予約券があれば東京の大規模接種会場での接種が可能と知り、チャレンジすることにしたそうです。

大規模接種センターの予約は、電話かインターネット。
友人は迷わずネットでの予約にしたそう。

「大規模」と謳われてるくらいだから、あっさり予約が取れるかと思いきや

満員が続き、全く予約が取れない!!!

キャンセルがでたら、その分予約可能となるので、こまめに予約サイトを覗いていたそうなのですが、ずっと満員のまま。たまに、予約可能な日付が出て、クリックしてみても、他の人に競い負けして結局取れず、という日々が2週間ほど続いたそうです。
その間に、居住自治体の予約が始まればそちらでもいいかと思っていたのですが、居住自治体のワクチンは相変わらず「開始日未定」のままだったようです。
このままワクチン難民になるのか?と思っていた矢先、予約をとることができたようです。

人気アーティストのライブチケットを取るくらいの難しさを覚悟したようで、予約枠開放時間にサイトにログインしたそうです。

予約ページには、20分ほどで繋がり、その時点では、数十から100以上の枠が空いたようです。ただ、その日は50分で予約が満員になったとのことです。「じゃあ、50分くらいの間に、サイトにつなげば良いか?」と言うと、そういう訳ではありません。

時間と同時にサイトに接続すると「混雑しています」というページが何度もでて、運よく、「この画面のままお待ちください」になってから、数十分待って、ようやくアクセスできるとのこと。

そのページには、すべての人がアクセスできるわけではなく、約1時間の格闘の後なのに「定員に達しました」との悲しい表示になるようです。

人口の多い首都圏は、こういう時大変ですよね。

接種日当日準備

予診票の記入

ワクチンの接種券に同封されていた、予診票。
会場で記入しなくてもいいように、家でしっかり記入していきます。

持ち物の確認

接種するときに必要な持ち物をきちんと確認します。

医療機関で受ける場合は、診察券なども必要になることもあるそうですが、大規模接種会場なので、これは無くてもOK!

きちんと確認したら、いざ出発です。

東京メトロ東西線竹橋駅から徒歩で会場へ

駐車場は無いとの案内だったので、公共交通機関の東京メトロを使い会場へ。
きちんとたどり着けるか不安だったそうですが、メトロを降りた早々

このようなポスターが沢山あり、不安はあっさり解消。
そして、指定の出口に向かう途中には、東京メトロさんのポスターも。

こちらこそ、ありがとうという気持ちになったそうです。

指定の出口を出るとすぐに、

こちらがあり、迷いようもなかったと(笑)。
無事に、受付に到着したとのことでした。

受付

大規模接種会場内は、写真撮影や録音は一切禁止とのこと。
ですので、ここから掲載する写真は会場外で撮られたものです。

最初の受付は、合同庁舎ビル内ではなく屋外にあります。

受付入り口は、5列に分かれており人数の少ない入り口から入ったらOK。

まずは、手の消毒、持ち物チェック、カメラでの検温があります。
検温の結果はプリントアウトされ、その結果と接種券、予診票、身分証明書を揃えて受付の係りの方に提出します。

プリントアウトされた検温結果

受付で、カラークリアファイルに予診票を入れて返されます。(カラークリアファイルの色は、実際に接種する部屋毎で分けられていた模様。)
「自衛隊東京大規模接種センター 新型コロナウイルスワクチン接種のご案内」という、冊子もいただけます。(待ち時間に読んでくださいとのこと)

そのカラークリアファイルを持って、次の会場に移動します。
予診票を記入していない人は、次の会場で記入します。

クリアファイルの色別に待つ椅子が用意されており、ある程度人数が集まったら、合同庁舎のビル内に移動です。

友人の接種する部屋は、合同庁舎の10階だったため、エレベーターでの移動でした。
エレベーターも、同じ色のクリアファイルを持った人だけで使用し、エレベーター内ではお互い向かい合わず、壁を向いて立つようにお願いされたようです。
もちろん、みなさん一言もしゃべらず、きちんと壁を向いて10階まで移動したそう。

予診

到着したところは、予診会場。
広い部屋に、会議机がずらっと並べられており、そこに看護師さんがいらっしゃるそうです。
空いている所に案内され、まずは看護師さんによる予診を受けます。

次は、すぐ横にあるブースで医師による予診を受けます。
聞かれた内容は、看護師さんの予診とほぼおなじだったそう(笑)。
予診後、どちらの腕に接種するかを聞かれ、希望する腕(右か左か)が書かれたメモにチェックを入れて、予診票と共に渡されます。

そして、ついに接種です。

接種

予診が終わると、隣の部屋に移動しついに接種となります。

パーティションで囲まれた接種ブースが複数あり、空いたところに案内されるそうです。

呼ばれたら、パーティションの入り口に荷物を置き、ワクチンを打つ方の腕の袖をまくり上げて、椅子に座ります。
アルコール消毒にかぶれないかなどの確認をされた後、接種です。

友人の感想は

筋肉注射だから痛いかと思っていたけれど、全く痛くなかった

そうです。

接種後は、接種券(ロットナンバーのシールが貼られた予防接種済証)、予診票と経過時間連絡票を渡され、次回の接種予約のブースに移動します。

次回予約

接種会場の隣に、次回予約をするブースがあり、そこで次回の接種の予約をします。

友人が行った日は、次回の予約日が決められて日にちを選べなかったそうですが、決められた予約日以外に変更したい時は、後日電話をかければいいそうで、まずは決められた予約日の希望時間で予約を取ります。
ここで、予診票は回収され、予防接種済票に接種場所のハンコが押されます。
そして、次回のための予診票を貰うことが出来ます。

※友人は、接種後に予約変更希望の電話をかけ予約日を変更してもらったそうですが、自分の希望する日に必ず予約が変更できるかどうかはわからないそうです。
予約がきちんと変更されたかどうかは、自衛隊東京ワクチン接種webのマイページから確認できます。

大規模接種センターでした予約を一旦キャンセルし
新しい予約を取ってもらえました

経過観察

次は、接種後の経過観察です。経過観察する部屋があり、15分の人と30分の人のエリアがあったそうです。
椅子が広い間隔で並べられていて、空いている席に座ればOK。
時計があるので、自分で時間をチェックして「経過時間連絡票」に書かれた時間までそこで待機します。

ちなみに、退出するときに「経過時間連絡票」を回収されるので、経過観察時間前に退出はできなさそうだったとのことです(笑)。

経過観察時間が過ぎたら、退出です。

1階に降りるエレベーターでは、乗り込んだ後はやはり壁を向き無言だったそうです。

帰りは東京駅までのシャトルバスを利用

会場から、東京駅までのシャトルバスも出ているので、友人は帰路はそちらを利用したそうです。

シャトルバスの乗り場も、案内がしっかりされており迷わずにすぐにたどり着けたとのこと。

シャトルバスも、乗り場で待つことなくすぐに乗れ、快適だったそうです。

大規模接種会場近くのシャトルバス乗り場

東京駅(大手町)にも、乗り場の案内看板や、案内してくれる人がいたそうです!すごいですね。

東京駅(大手町駅)のシャトルバス乗り場

自衛隊東京大規模接種センターでワクチン接種をした感想

最初から最後までスムーズだった

友人曰く、とにかく最初から最後までスムーズだったそう。

最寄り駅を降りた時から、たくさん案内があり、接種会場ではたくさんの人が丁寧に誘導してくれて、困惑する場面は一切なかったそうです。
自治体でワクチン接種を受けるのが困難な時に、こんなにたくさんの人に接種をしてくれて、感謝感謝だったとのことでした。

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