こた堂ブログ

さようなら年金手帳 2022年4月に廃止

大事に保管してた年金手帳 廃止されたらどうなる?

成人した時にもらった年金手帳

自分が成人した時にもらった年金手帳。
大事なものだからね!と念を押され、大事に保管してきました。

私が成人した時の年金手帳は、まだオレンジ色でした。
(現在は青色。)

2022年4月から年金手帳が廃止!

そんな、大切に保管している年金手帳ですが、2022年4月以降廃止されるということを知りました。

令和2年6月5日に公布された
「年金制度の機能強化のための国民年金法等の一部を改正する法律」
で、年金手帳の廃止が決まりました。

年金手帳の廃止の理由として

  1. 手帳である必要がない 
  2. 事務コストがかかる

が挙げられています。

確かに、今「年金手帳を見せる/提出する」機会なんてないですもんね。
それに、手帳の発行・再発行に係った費用は、2016年度の実績で2.7億円にも上ったのだそう。
それだけコストをかけて、使う機会がほぼ0というのは割に合いませんもんね。

年金手帳の変わりは何になるのか?

年金手帳は廃止になりますが、年金の基礎年金番号は新成人や会社で勤め始めた人に通知しなければいけません。

では、年金手帳の変わりは何になるのか、もしや、マイナンバーで統一されるのかな?と思っていたのですが

基礎年金番号通知書

になるようです。
基礎年金番号通知書は、厚生労働省によると

こんな風になるそうです。

聞き覚えがある「基礎年金番号通知書」

この「基礎年金番号通知書」、一定の年齢以上の方は聞き覚えがありませんか?
平成9年以前に、成人になった人は絶対あると思うんです。

実際、私も「基礎年金番号通知書」持っています!

基礎年金番号ができたのは平成9年1月

この「基礎年金番号」ですが、これができたのが平成9年1月なのです。
では、それまではどうだったかというと

国民年金記号番号と厚生年金記号番号が別々で存在した

んですよ。
それが、統一されて「基礎年金番号」になったのです。

基礎年金番号は、平成8年12月以前から公的年金(国民年金・厚生年金)に加入していた場合、その時に加入していた年金の記号番号が基礎年金番号になりました。
その時に、共済組合に加入していた場合は新しい基礎年金番号が発行されました。

平成9年1月以降に、年金に初めて加入する人は最初から「基礎年金番号」となりました。

手元にある年金手帳はずっと使える

では、今手元にある年金手帳はどうなるのでしょう?

もちろん、そのまま使えます。というか、そのまま大事に保管しておきましょう。

ただし、もし年金手帳を失くしてしまった場合、「手帳」の再発行はしてもらえなくなります。
再発行は「基礎年金番号通知書」のみとなるようです。

基礎年金番号通知書の管理は大変そう

平成9年に、私が「基礎年金番号通知書」を貰った時は、年金手帳に張り付けて管理をしていたのですが…。

新しい「基礎年金番号通知書」がどんな見た目になるのか調べてみると

じ、地味~~~。
厚生労働省が考えている「 年金制度の象徴となるようなシンボリックなもの 」「 大臣印の印影を入れる 」という部分が全部ない気がするのは私だけでしょうか。

2022年4月以降は、この通知書だけが送られてくるとなると、管理が大変そうですね。
どこかに紛れ込む可能性も高そうですしね。
同じく、小さくて地味なマイナンバーの「個人番号通知書」とセットで大事に保管するのがいいかもしれません。

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