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バックパッカーは老後や将来を考えているのか?

バックパッカーの老後と将来

バックパッカーの老後と将来

「老後や将来のことをバックパッカーの人は考えていないのですか? 」という質問がYAHOO!知恵袋にありました。
バックパッカーをどう定義しているかはわからないですが、質問者のイメージは、働かずに外国をぶらぶらしている感じなんでしょう。
旅人の背景や能力は様々なので、十把一絡げにはできないですが、実際にどう考えているか興味があるところです。
でも、老後はともかく将来を考えているかは微妙なところかなと思います。

バックパッカーは老後や将来を考えているのか?

バックパッカーとは?

低予算で外国を自由に個人旅行する旅行者のことです。
大きなリュックサック(バックパック)を背負って移動する姿から、バックパッカーと言われています。
パックツアーの至れり尽くせりの旅行に比べて、公共交通機関を利用し、ユースホステルなどの安宿を利用し、期間が長いなどの特徴があると言われています。
夏休みだけバックパッカーとか、ましてや、週末バックパッカーなどもありますが、心配されているのは、職に就くことなく、放浪の旅をしているバックパッカーのことです。

現代でのバックパッカー

インターネットが発達する前は、格安航空券を比較するのは難しく、まして、海外発券は、日本国内だと割高になっていて、現地に行かないとほぼ不可能でした。
もっとも、それが冒険の一つであり、ある古い旅行者は、「そんなのロスに行けば、簡単に買えるよ」なんて、インターネットが発達してからも掲示板に書き込んでいたくらいです。
ご存知のように、ホームページやE-mailが使えるようになってからは、海外の旅行社にも簡単にリクエスト可能になり、現代では、海外の航空券もスカイスキャナーなんかで比較して、オーダーフォームで買えてしまいます。

世界一周するのに、すべてのガイドブックを持っていくこともできず、情報は現地で仕入れるしかない時代もありましたが、現在ではネットがあれば情報が簡単に手に入ります。
目的地にどう行くか?など、情報収集が簡単になった反面、それを調べる時間が必要になり、冒険感が減った感もある気がします。

宿の予約システムが出来上がった現代では、現地の宿をどうしようか不安になりながら到着するということはないと思います。
まあ、昔も、駅やバスターミナルに到着すると、安宿の客引きが寄ってきて何とかなったんですが。

こういった情報機器の発達により、バックパッカーが長期の旅行を計画実行するのは、以前に比べて楽になっています。
円高にもなったことで世界一周バックパッカー旅行に飛び出す若者も多くなったのではないでしょうか?


バックパッカーは、将来や老後のことを考えているのでしょうか?

正直、老後のことを考えている若者なんて、ほとんどいないでしょう。
「老後のこと考えているのか?」なんて質問は、たんにバックパッカーをイジメるイヤらしい質問だと思います。
しかし、老後を真剣に考えたなら、そう簡単に長期に旅に出られるものではありません。
仕事をしない1年というのは、キャリアの1年でもあるので、その年齢の年収ではなく、定年時の年収の損失になります。
定年間近の年収が1000万あったとすると、旅費に加えて、その額が損失となります。

仕事を続けていたら年収の高い役職に就ける可能性があったのが、辞めたために低年収になる可能性もあります。
厚生年金の加入年数も少なくなり、年金が少なくなります。

でも、そんなのは、老後になってみなきゃわかりません。
旅行中に、ケガなどで身体や心に障害を負ったとかでなければ、老後に後悔することはないのではと思います。
やりたかったことをできなかった方が後悔が大きいのではないでしょうか。

老後はともかく、将来については、どうでしょうか?
実際、国家資格を持っているような人は、いくらでも働き口があり、心配してないのではと思います。
もしくは、「帰ってきたら連絡しろ」と言わてれおり、既に就職が決まっているかもしれません。

何の資格もなくても、実は、何も考えていないのではと思います。
旅行前は、準備の忙しさやわくわく感が前にでているでしょうし、旅行中は楽しいし、将来なんて考えている暇なんてないでしょう。
浦島太郎状態なんだと思います。
もし将来を考えても、旅先ではどうしようもないので、なんとかなるさと思うしかないですよね。考えるだけ無駄です。

旅行中に稼ぐ

もっとも、最近では、旅行中にビジネスを考える人もいます。
現在は、どこにいても稼ぐことができます。
簡単なところだと、ブログにアフィリエイトを載せるくらいから、出版を考えるなどもあったりします。
大掛かりに旅行サイトを作ってみたりもあるかもしれません。
現地の人を雇って、何かを経営してみる人もでてきています。
海外の物品を購入して、ネット通販なんかもしてる人います。
また、ネットがあれば、株取引もでき、トレーダーバックパッカーもいたりします。

稼ぎながら旅行している人に限っては、心配無用ですね。
まあ、十分稼げていたらですけど。

豊かな青春 惨めな老後

バックパッカーの中での話で、「豊かな青春 惨めな老後」なんていうどこかの小説の一節が言われたりしますが、実際にバックパッカーも(一般の若者も)、老後のことなんて考えてないと思います。
将来の仕事のことも考えてもしかたないです。
だって考えても、出国した後の旅先ではどうしようもありません。
なんとかなるさと思うしかないです。
ただ、中には旅行中にビジネスをしている人もいて、心配いらない人もいます。
それぞれの価値観で、老後や将来、旅に出たことを後悔することはないのではと思います。
あるとすれば、旅行途中に、事故にあった場合でしょう。

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